生★麻実れいさん~!
本日、蜷川幸雄さん演出の「オイディプス王」を観て参りました。
初見です。
萬斎さんの悲劇って考えたら、私はじめてかも。
狂言しか観たことないですもんね? 「まちがいの狂言」もシェイクスピアとはいえ、喜劇でしたし。
絶叫する萬斎さんに引き込まれました。
再演ということで、だいぶこなれていらっしゃると思いますが、それでも他流試合に苦闘されている印象は受けました。
狂言では台詞に激しく感情を込めるってことはあまりないですもんね。まず型があって、そこにそこはかとなく見るものの心で如何様にも感じられる感情の込め方をする…というかんじで。
萬斎さんと反対に余裕で存在しているのが麻実れいさんのイオカステのようでした。
オイディプスが苦悩し運命に怯える役作りであり、イオカステが運命を鼻で笑う役作りであったせいかもしれませんが。
でも、扉が開いて出てこられた瞬間からすごいオーラでした。
そして美しすぎる・・・。萬斎さんに寄り添う姿は色っぽくて。思わずオペラグラスで見まくってしまいました。(オペラを使うような劇ではなかったのですが…(^^ゞ)
オイディプスの出生を知って打ちのめされた瞬間、そして舞台から去り行く姿(運命を鼻であしらっていたイオカステだけに、あの瞬間の衝撃はいかばかりでしょう)が、なんともいえませんでした。
どの角度をとっても美しいだろう姿――ふと玉三郎を思い出しました。
カーテンコールは4回? 女性がお1人のせいか、華やかなオーラを全身から発して、姿(しな)のひとつひとつが目に焼きつくようで、本当にターコさん(麻実さん)素敵でした。
ううーーーん。(~_~;) いまごろ堕ちてしまったかも…?
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