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2004年10月の3件の記事

2004/10/31

ただいまです~。(&バウ公演のこと)

バウ2公演と大劇場1公演見てきました。

 

タニちゃんは全身全霊でフィッツジェラルドを演じていました。
作家としての苦悩、夫として父親としての苦悶が胸に迫りました。(キザるとやっぱりリカさんの面影が…!)
かなみちゃんはとっても華があり、タニちゃんと歌い踊り愛を語ると、照明が明るくなった?と思うくらい舞台が華やぎます。目が釘付けになるカップルでした。
精神を病んで病院からスコット(タニちゃん)宛ての手紙を読むシーンが切なかった…。
五峰さんは、スコットの身を案じ愛情を注ぐ、美人なのに男女の愛より母性が勝ってしまうシーラという女性を切なく心豊かに演じていらっしゃいました。
あひちゃんは、自分にも他人にも厳しいヘミングウェイ役。人間的な弱さをさらけ出すスコットが許せず、スコットを追い詰めることは、自分自身を追い詰めることになるのに、尖った切っ先を突きつけずにいられない…どこか心に暗いものを秘めているように見えました。真面目な芝居をする方ですね。
スコッティ役の咲花杏ちゃん、父親を思うシーラとの電話のやりとりに、泣けました。
スコットを取り巻く女性たちの中で、誰になりたいか?と言われたら、迷わず私は娘のスコッティ!と答えます。ハンサムでダンスが上手で娘に甘い父に溺愛される娘・・・いいなぁ。。。
秘書のローラ役の美風舞良ちゃんは、舞台を和ませてくれました。
宙組の下級生さんたち、なにげにお芝居が巧い?(巧い子たちを揃えたの?) 嬉しい驚きでした。1人何役も演じて、舞台セットまで動かして、本当に働き者の下級生さんたちでした。
(酔っ払い役なのに、さりげなくシャンパングラスを片付けたり、幕間で床のお掃除をしたり…)
1幕で、セットの壁に郵便ポストの口が開いて、そこにスコットが書き上げた原稿を投函するシーンがあるのですが、30日午前の公演はポストの口が開いていなかったみたいで、壁を叩いて裏にいる下級生に合図してました。双方とも焦ったでしょうね(笑)。
美郷真也さんは、若い才能を見出し援助する出版社の編集人。大人の男を好演して舞台を締めていらっしゃいました。

 

大劇場公演を見終わって外に出るときに、タニちゃんの出に遭遇したのですが、この人がフィッツジェラルドを演じたとは信じられないくらい無防備で、ほどよい倦怠を漂わせるその姿に見蕩れてしまいました。

 

星組大劇場公演は、貸切ということで、アドリブもあったみたいです。
1回しか観られなかったのが、とってもとっても残念に思えた舞台でした。
ショーは博多座とは別物といっても良いかも…。
1回しか観られないから見逃すまいと目を凝らしていたのですが、「一体どこを見たらイイの~~(>_<)」ってくらい、舞台上のあっちにもこっちにも見所があって、目眩がしてしまいました。
詳しくはまた書きますね~。
(こんやは限界なので・・・)

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2004/10/23

博多座エリザベート2回目。

今日は博多座エリザベートを見てきました。2回目ですが、今夜は内野さんのトートでした。(その他主要キャスト3人も先日と違いました)

一言でいうと、スウィートウィスパーなトート閣下でした。
山口さんが声量のある美声トートなら、内野さんは微妙なビブラートがドキドキさせる甘い囁き系。(マダムキラー系ともいう?)
山口トートは圧倒的にエリザより優位に立っているように見え、エリザがか弱く思えましたが、内野トート相手だとエリザのほうが優位に立っている、といいますか、生きる気満々に見えました。
だからこそ、口説こうとするトート閣下が必死というか情熱的に見えました。(山口トートは余裕がありそうでクールな印象でした)
エリザ自身、先日より元気で、シシィのお転婆ぶりも数倍増しになっていたことも、そう見えた要因だと思うのですが。(「私だけに」も力強かったです)

「闇が広がる」の場面は、ルドルフ攻×トート受、ってカンジでした(笑)。ルドルフ、トートに欲情してないか?---っていうのは私のヨコシマな妄想ですが…(^^ゞ

今日の皇帝陛下はけっこう威厳があった気がします。(先日は情けない度の強い陛下だったかな)「夜のボート」、うるっときちゃいました。

初風ゾフィーも、今日は調子が良いようで迫力&強弱ありました。好きです、初風さん。

キャスティングが変ると、印象もゴロリと変るので面白いですねー。
カーテンコールは、普通に2回。照明がついて2回でした。(恒例のようですね)
劇場も手馴れたみたいで、終演アナウンスが被ることもありませんでした。
今日も満員御礼で立ち見が出ていました。(これは平日昼間でも出ているそうですが) さすがエリザベートは大人気ですね。

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2004/10/07

博多座エリザベート1回目。

本日夜公演で美声トート観て来ました。
「最後のダンス」すごい迫力でした。ルドルフとの「闇が広がる」もとても良かった~。東宝エリザは聞きほれますね。

一路さんのシシィ、めちゃ可愛くてびっくり。
子ルドも可愛かったです~。「ママ、何処なの?」は泣けますね~(T_T)。高嶋ルキーニも子ルドの歌に拍手してました。
その高嶋ルキーニ、博多弁使いまくりでした。大阪では関西弁なのかな。
初風さんは声の調子がイマイチだったみたい。すごーーーく期待していたので、ちょっとザンネンでした。
東宝のマダム・ヴォルフのシーンは凄いですね。(>_<) 娘を連れて行くのにちょっと躊躇しちゃう・・・

それにしても、やはり納得のいかないストーリーだ。(^_^; 好きなんですけども。
(無邪気で可愛いシシィが環境のせいで嫌な女になっていくストーリーっつうことでいいのかな?)
3階席に座ったのですが、男私男男、という席順でした。いろいろ観劇したけど、男性に囲まれるなんて初めて! やっぱりエリザは違う?

カーテンコールが凄かったです。
普通のカーテンコールの後、客席に照明が灯っても拍手が鳴り止まず幕が開き、それでも鳴り止まず終演アナウンスも中断で、また幕が開いてエリザ&トートが登場しました。
見たところ1階席はほぼスタンディング、3階席もほとんどスタンディングでした。(私の隣の男性たちも)
普通の平日の夜公演なのになぁ・・・。
エリザファンっていつもこんなに熱いのかな? でも私の両側の男性たちは初観劇っぽかったですよ。

今月のムラ行きがなかったら通いたいところですが、お財布が寂しいので、次回は2週間後、娘と一緒に若いトートを見てきます。
たのしみ~。

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