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2005/08/11

花組博多座公演観劇 その3

私は桐生園加サン発見器になっちゃった…かも。

昨日の夜の公演を見てきました。
お席は1階サブセン後方。これくらい距離があったほうがお芝居はわかりやすいかも…。

…っていうか、2回目にして「マラケシュ」にはまってしまいました!!!
このあいだの私は、一体ナニを見ていたの???っていうくらい。

(以下、ネタバレしますー)

昔々、ヴィスコンティの映画を見ると…「この世界にいつまでも浸っていたい…」と、映画が終わってしまうことに寂寥を感じ、見終わって何日も空虚感に襲われたものでしたが、まさにそんな感じです。
今日も仕事中に、ふとアマンの歌声が甦ってきました。そしてオサさんの歌声が…。「パリになんて、行けるわけがないじゃないか!!!」とか…。

リュドヴィークとイヴェットのシーンも、リュドとレオンのシーンも、昨夜はとっても胸に迫りました。
刺されたリュドヴィークがオリガにパリへは行けないと告げるシーンは、どこが…という訳ではないのに泣けたなぁ。(ココ、娘も泣いててオドロキ)
オリガも初見の時は入り込めないキャラだったけど、昨日はちがいました。
たまらんなぁ。。。この話。
いままで見た宝塚のお芝居(ビデオ&CS含む)で、一番はまったかも…。一番私の趣味かも…。
見れば見るほど、この世界に堕ちていきそうです・・・

レオンは自分でも言うけど、本当に“小悪党”。それがかなしい。
レオン自身が他人を小馬鹿にしているように、人も彼を小馬鹿にしていますよね。
っていうか、ずっと小馬鹿にされて育って傷ついていたから、「それなら自分のほうが奴らを鼻で笑ってやれ」的になっていったのかな。傷ついた自分のプライドを守るために。

リュドヴィークは、そんな彼の心(傷つきやすい自尊心を守るためのいきがり)が、手に取るようにわかるのかも。
自分もまた、ヨーロッパの片田舎から何かを求めてパリへ出た人間だから。
そしてそこで夢破れ、傷を負ってマラケシュまで流れてきた…。
彼は、生き残って大人になったロミオ。
やっぱり生き残って、子供の心のままリストカット女になったジュリエット。
レオンは、昔のマーキューシオのままの生き写し。・・・そんな感じかなぁ。なんて思ったりもしました。

この3人の心が見えてきて、とってもとっても切なかったです。

とかいいつつ、ナゼか、昨日は桐生園加サンが出てくると、無意識にそちらに視線が向いていた私。
アリも勿論ですが、パリの場面でも…。
自分で自分が、桐生園加発見器になってしまったかも…?と焦るほど…^_^;
私を惹きつける、うるはしの黒髪の人、は、どれもこれも桐生園加サンなんだもーーん!
大好物のフェロモン・ジェンヌなんだもーーーん!(※フェロモン・ジェンヌ=ケロさんとか、ミズさんとか、グレート・ターコさんとか…)

ストーリーに関して難を言えば、ギュンターの存在意義がいまいちわかりませんでした。
リュドを刺すのも、彼でなくても…。下らない小悪党たちの抗争に巻き込まれて…のほうが、遣る瀬なくてリアリズムでいいのにな~と思いますし。
もっと、パリ時代のイヴェットを執拗に追い詰めて、彼のせいで、今のボロボロのイヴェットがある、みたいなシーンがあると納得なのにな。そういうエピソードが見てみたかったな、とは思います。(←ギュンターそのものは好物らしい…)
耽美でエキセントリックな物語になりそうで、わくわくしますが…。(そうすると、イヴェットがヒロインになっちゃうよな~。ダブルヒロインに出来ないのが辛いところかな)

それから、初見で軽んじていたクリフォードさんが、昨夜は凄くいいなぁ~と思いました。
出てくる男たちがどーしよーもない奴らばっかりだから、彼の育ちのよさ、純粋さが、胸キュンでした。
(つか、よう生き残ったな、クリフォード! きっと現地ベルベル人たちの庇護欲をそそったにちがいない~! 砂漠の精霊も彼には魔の手を緩めそうだ…)
こういうキャラの良さは、やはり一度二度、失敗を重ねた人間だからこそわかるのかも…?(笑)
オリガもそうでしょうね。なぜ彼に惹かれていたのか、自分でもわかっていなかったと思うけど、こんどこそわかったのでは?

はぁ~。このお芝居は、観劇後に自分の心の置き場がみつからないというか…。
しばらくそわそわ落ち着きそうにないです。(つい回数重ねて見たくなる魔力が…)

ショーでは、大好きなスミレさんは、「あら~素敵なムッシュ」「たのしんでいってね」とかとかおっしゃってました。
コメディアンゆみこちゃんは、「今日は何の日か知っとうと?」シリーズで、「8月10日、ハットの日」「ボクの帽子からハトが出ると~」「そんなわけなかろうもん」とかなんとか(正確な言い回しは失念)、ちょっとアヤシイ博多弁でおっしゃってました。
どうやら、聞くところによると、他の日も今日は何の日シリーズでいっているようで…。楽までコレで突き進むのかしら?(笑)(このビミョ~さが彩吹サンらしくて好感ですが…)

待望の園加サン猛獣使いは、何度見ても心臓鷲掴みに…。
時々オペラで色悪系の表情を堪能しつつ、美味しくいただかせていただきました。
中詰めの客席降りでは、すぐ横を園加サンが通っていかれて、幸せでした~~!(園加サンは下手側に降りられます~~)

次回観劇予定は、お盆明け。
しばらく禁断症状に悩まされそうです。

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コメント

theoさん 詳細なレポートありがとうございます!

もうますます博多が楽しみ~
東京公演中から航空券の予約だの、安いホテルを探してネット予約し、ようやくこの日を
迎えるという感じです。前回「我が愛・・・」の時は完全に「単独旅行」でしたが、今回はゆみこちゃんファン、
春野さんファンとごいっしょです。まあ飛行機とホテルがいっしょというだけど席も別、入り・出の位置も別
なんですが、偶然知りあったご近所花組っこトリオです。3人とも博多座だったら行こうねと冗談のように
言ってたら、実現しました!

「マラケシュ」も生まれ変わったみたいですね。コルヴェット様もまたまたせりふが増え
影の主役度も増したようで楽しみです。

ショーの出番もシャンソンの場面とフィナーレの階段が増えたときいていたので、今からワクワクで
ございます。

東京からは18日から航空券が安くなるので
遠征ファンも多くなるかもです。

すてきな劇場&すてきな街だったので、また行けるなんてラッキーです。隣のビルの空中庭園も
すばらしかったので、友人にもみせてあげたいです。きいろい小鳥ちゃん巨大オブジェはまだあるかな~

20日の入りを見て帰りますが
My Blog に感想書きますので、またよろしく。

投稿: 夏み かん | 2005/08/16 20:35

夏み かん様、こちらにもありがとうございます。
同じ花組ファンの方々とご一緒に博多座観劇ですか。いいですね~。楽しい道中&ご観劇になりますように。
以前にもいらしたことがおありのようですので、私よりもご存知かもしれませんが、ムラ・大阪に比べて、博多の夏は陽射しが強いのでお気をつけ下さいね。(夏み かん様のお住まいのあたりと比べてはわからないのですが…)
18-19日のご観劇ですか。夏み かん様の感想をたのしみにブログを訪問させていただきますね!

投稿: theo | 2005/08/17 00:33

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