« 花組博多座公演 初日観劇 | トップページ | 花組博多座公演観劇 その3 »

2005/08/04

花組博多座公演観劇 2回目

今日の夜公演を見ました。

 

桐生園加サンにヤラレました~~~!
お芝居(アリ)もショーも、カッコイイッ! 特に猛獣使いの時の冷酷そうな目つき&ニヤリ、が凄くて、心臓を鷲掴みにされました~~~!!! ゼイゼイ…(息絶え絶え…)

 

・・・ということで、まずは初見のお芝居「マラケシュ」から。(ネタバレします)

 

難解なストーリーと聞いていたのですが、そうでもなかったです。
(博多座に向けて、わかりやすく変更されたということなので、それが功を奏したのでしょうか?)
中学生の娘に聞いても、ちゃんとわかったそうですので…。でも、ストーリーを理解するのと、どういう心情を読み取り、どういうところに共感するかは違うし、人それぞれでしょうけど…。

 

イヴェットに、ナゼそこまでコルベットが親身で、金の薔薇まであげてしまうのか…不思議に思っていたら、そういう訳か!と納得でした。

 

クリフォードって、大劇・東宝では、彩吹サンの役なんですよね? ちょっと疑問。
男役を美味しい順に並べたら、リュドヴィーク→コルベット→レオン→アリ→セルゲイ→ギュンター→・・・・→アレクサンドル→クリフォード、じゃありませんか?
最後に、オリガに石の薔薇を渡すシーンは、とっっってもジーンとしましたが…。
(絶対セルゲイの方が美味しいよ~~;;)

 

ギュンターの存在。ちょっと消化不良でした。
ストーリーの必然性に絡むほどの偏執的な狂気には、まだまだ見えない感じでした。次回観劇までに変わっていることを期待します。

 

居場所のないレオンの苛立ち、すごく伝わりました。
アリは、彼を冷笑していますね。目付きがゾクッとしました。・・・で、やっぱり彼がレオンを・・・なんですね。

 

コルベットさん。彼が裏主人公?ってくらい、彼をとりまく人間模様が綴られてゆく物語ですよね。
リュドヴィークがここ(マラケシュ)にいるのも、コルベットさんとイヴェットの関係から生じたコトだし…。
彼が、黄金の薔薇をイヴェットに渡したことから、すべてがここに至る・・・訳だし。

 

リュドヴィークが、パリの場面で出てきた時、その前までとはまるで違う初心そうな青年だったので、びっくりでした。
パリ時代のリュドヴィークと、マラケシュでのリュドヴィークの違いが面白いなと思いました。
心に傷をもった男女が、ここマラケシュで出逢い、目の前の相手に別の人間と過去の自分とを重ね。世の中をナナメに見ている詐欺師が、儚い夢を見ようとする…。
(わかっていて、触り心地の良いフェイクラブに生きようと思った? 過去の純真な自分を救ってやりたかったのかな?)
そういう、どうしたって、けっして大団円にはなりそうもない物語の行方が、切なかったです。

 

リュドヴィークの側にいるアマンという現地の女の子が可愛かったです。
彼女もリュドヴィークを好きなんですよね? 石の薔薇を渡すことでしか表せないみたいだったけど…。

 

蛇がとても印象的でした。そこだけ温度も質感も違う。人の営みなど一塵の砂の中に掻き消えてしまう儚いものなのかも…と思わせるような。
でも、ラストのソニアさんの言葉を聞いていて、それに抗う人間もいいものだと思いましたよ。

 

・・・お芝居の話で今日は限界なので、ショーは端折ってしまいますね・・・

 

いやもう、桐生園加サンの猛獣使いが見物ですよ! クールでセクシー! クラクラしました。
(この博多座公演、ゆみこファンとそのかファンはぜひ見るべきですよね)
スミレちゃんは、今夜の皆さんの夢にアタシが出てきますように~っておっしゃってました(笑)。(絶対見たいです! その夢!)
ゆみこちゃんコメディアンは、早くも博多弁でした。「今日は何の日が知っとうと」「8月4日、橋の日たい」「宝塚と博多座を結ぶ架け橋になると」…とかなんとか、おっしゃってました(笑)。(私は心の中で「タニちゃんのbirthday!」と思っておりましたが。まさか橋の日とは!)

 

次の観劇は、お盆以降になりそうですが…。
お芝居はもっと深く、ショーはさらにさらに熱く楽しくなっているといいな。と思います。

| |

« 花組博多座公演 初日観劇 | トップページ | 花組博多座公演観劇 その3 »

コメント

やっぱり「猛獣使い園加」は良かったのですね!
お稽古場風景を見た時、きっとこれはすごい場面になっているだろう…と思ったところだったので、くらくらきたというお話を聞いてうれしかったです(笑)
私は博多へは行けないので、観劇報告を待っていますね。

投稿: 雪穂 | 2005/08/06 21:22

はい、もう、凄かったですよ…園加サン。
初日に3階席から見たときも、素晴らしいキレのダンスでカッコイイ!と感動でしたが。
2回目は幸運にも前方席で見ることが出来たのですけど・・・目がとても印象的で。
優男のそれじゃなく、ゾクゾクするような悪~いウィンクも…。
(まともにもらった人は心臓止まっちゃうんじゃないのかな…)
ニヤリと酷薄に笑ったりして・・・。
次の観劇予定は2週間先なのですが、それまで我慢できる自信が・・・ない、かもです。
(距離があれば我慢するんですけど、なまじっか地元での公演だから自制心がもちそうにないです…汗)

投稿: theo | 2005/08/06 23:58

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 花組博多座公演観劇 2回目:

« 花組博多座公演 初日観劇 | トップページ | 花組博多座公演観劇 その3 »