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2005/09/01

今「ベルばら」を上演する意味は?

今日は、スカステのニュースで、「ベルサイユのばら」の制作発表の映像が流れました。

ワタシ的にツボだったのは、湖月さんと白羽さんのあいだに挟まった春野寿美礼さん(笑)。
すっごいお邪魔虫(笑)。
「居心地悪い…?」と安蘭さんが笑いながらつっこんでいましたが、「居心地は悪くない」と答える寿美礼さん。・・・悪くないんかい!(^_^;
「よろしくお願いします」と湖月さんに頭を下げるとなみちゃんと一緒に湖月さんに頭を下げる寿美礼さん。…アナタ、となみちゃんの何なんですかッ?!(お仲人サンですかい!) 妙な図でした(笑)。

和気藹々だったり緊張気味だったりのスターさんたちが見られて、たのしい会見でした。

・・・ということで、いよいよ、ベルばらが始まるんですねぇぇ。

友人たちと宝塚の「ベルばら」について話をしていると、どの時点でハマったか、によって許容度がちがう気がします。

宝塚の「ベルばら」からベルばらファンになった人は、やはり許容度が高い。
それも、どのジェンヌでハマったか、によって再演に対する許容度もちがってくるようですが。
(やはり、誰しもご贔屓ジェンヌの時が一番ですよね!)

私はというと、週刊マーガレット(以下、週マ)に連載中からのファンだったので、宝塚のベルばらについては、うーーん(~_~;)です。
かなり許容度低いです。(一生懸命、自分なりの見どころを探しているカンジ?)

当時、宝塚でベルばらが上演されることは、週マの記事で知りました。
初演とそれに続く安奈オスカル&榛名アンドレ編は、NHKの劇場中継で見ました。

初演は、ぜんたいにビジュアルが受け付けなかったみたいで、あまり記憶がありません。
(基本的に、ブルーアイシャドウの時代の宝塚がダメなんですよ…^_^;)
でも、初風諄さんのアントワネットは、強烈に印象に残っています。
ずいぶんふくよかなアントワネットだな~と思ったんですが、歌の上手さと「ワタクシはフランスのじょうおうなのですからぁぁ~」は、やはりハマった(笑)。
友だちと、よく宝塚のセリフでごっこ遊びをしてたなぁ。まだ家庭用ビデオが普及していない時代で、音声だけをテープに録音してくれた子がいたのです・・・(そういう時代でございました)
挿入歌も覚えて歌ってました。(週マのカラーグラビア記事に、歌詞が載っていました)
たぶん今でもそらんじて歌えると思います。(^^ゞ

安奈オスカル&榛名アンドレ編は、舞踏会から帰ってきたオスカルがすっころんでアンドレに笑われるシーン(ドレスなのに男らしいオスカルが可愛かった)と、フィナーレの大階段ボレロと「別れの日あなたは~」という歌、八千草薫さんのナレーションが強烈に記憶に残っています。

一昨年のCSのベルばら一挙放送は、全編見ました。(←ツッコミどころです!(笑))。
感想は・・・いたたまれなさでいっぱいになりました。(キャストで良いなと思うところはありましたが…)
30年前なら良かったんでしょうけど、いまさら見たくなかった…というカンジです。とくに今宵一夜とか…(>_<)。
全部見た中では、大浦みずきさん主演のフェルゼン編が一番好きでした。フェルゼンがカッコよかったもん。

ワタシ的には、フェルゼン&アントワネット編のほうが、オスカル&アンドレ編よりは受け入れやすいです。

・・・と言いましたら、フェルゼン編を知らない友人から、「フェルゼンで物語になるの?」「彼はいったい、なにをやったっていうの?」「単なる浮気相手では・・・」「なぜオスカルがフェルゼンを好きなのか原作は納得がいかなかった」といわれました。
フェルゼン形無し・・・?(^_^;) (彼女はいつもピュアな疑問を投げかけてくれる人です)

そっか、そうなんだ…。ふつうはそう思うのかな。。。としばし愕然としたワタシです。

もともと、池田理代子先生は、アントワネットを中心に描いていて、フェルゼンの比重も大きくなるはずだったと思います。
それが、単行本でいうと4巻辺りからオスカルが俄然人気が出てきて、1人抜きん出て主人公になってしまった感があります。(アンドレなどはまったくの脇だったです)
つまり、もともと5~7巻は、あんなに長くなる予定じゃなかったはずです。

オスカルが活躍している期間って、フェルゼンにとってはアントワネットと逢引きしてるか、国に帰ってる期間だから、ここを長くするほど彼の影が薄くなる・・・

私見ですが、本来なら首飾り事件のあとは、いくつかエピソードをおいて、とっとと革命へと進んでいき、幽閉されたアントワネットとフェルゼンの命を賭した恋…の辺りがもっとも描かれるはずだったのではないかと思います。

連載中はオスカルの死後は、読者も減ったけど(私も雑誌は買わなくなりました)、当初の予定にしたがい、池田先生はアントワネットの最期まで描ききって終わりました。(かなり端折ったようだけど…)
じゃないと、アントワネットで始まった物語が終われないですもんね。(あとから単行本で読んだら、このあたりもけっこう好きでした…)

という具合に、もともとの原作で、オスカルが、連載が進むにつれてキャラが立ってきて、想定外にエピソードが増えたキャラだから、彼女を主人公にすると話をまとめにくい。主題がはっきりしない。
それが、宝塚のオスカル&アンドレ編だと思うんです。エピソードの寄せ集めというか…。

けど、原作のあのオスカルがいなかったら、ベルばらはあんなに人気にはならなかったと思います。(ベルばら人気=オスカル人気といって過言ではないですよね)

そして、オスカル人気で割を食ったのがフェルゼンだと思います。本来ならヒロインの相手役で美味しいキャラだったはずなのに。
原作で描かれるはずが描かれずに終わった部分まで取り込んだのが、宝塚のフェルゼンとアントワネット編ではないかと思います。その意味では、オス&アン編よりは、ドラマはあるかと。(ツッコミどころ満載ではありますが…)

ちなみにフェル&マリ編、私は勝手に主題を「Love is Blind」、愛は盲目、愛は身勝手、愛ゆえに人は愚かし…と思っております。(終始一貫、普遍的なテーマだし他人事ではない…^_^;)

蛇足ですが、史学研究がすすむにつれて、フランス革命、ことにバスティーユ陥落の意味について、30年前と現在では解釈が異なるということも知り、オスカルがやったことって何だったの???(けっきょくはひとりよがり?)という気もしなくもなく…。死に際の、ただえさえ大仰なセリフも、うーん・・・と(~_~;)。
(今読むと、原作の方も突っ込みどころが満載なんでしょうね…)


というわけで、今ベルばらを上演する意味ってなんなんだろう?と思うわけです。
やはり「宝塚=ベルばら」だから?
一般のお客さんに沢山劇場に来てほしいから?


美しい物語だった、空前の大ブームだった、・・・と記憶に残しておく方がいいのにな。。。

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