オスカルの結婚。
わが家の2人の娘たちは、この春中学と高校を卒業、それぞれに入学先も決まって、今は好き勝手に春休みを過ごしています。
次女はゲーム三昧。
長女はバイト三昧。
スカステを見て、長女がオスカルはジェローデルと結婚すべきと主張したことは先日このブログに書きました。 →コチラの下方
じつは私も原作ファンだった頃、オスカルはジェローデルと結婚したらいいのに~と思わないではありませんでした。
当時ベルばらキャラの中で、一番好きなのがジャルジェ将軍で、その次に好きなのがジェローデル、でした。男性キャラだけでいけば、そのあとにメルシー伯爵、フェルゼンと続きます。
自分に課された使命に忠実で信頼できる人(逃げない人)と家柄のよいお坊ちゃまが好きだったんでしょうね(笑)。
あとは顔、かな?(^^ゞ (このDNAは確実に長女に受け継がれているようです…)
でも、当時の私は、結婚したらオスカルは男装をやめて家庭に収まらないといけないと思い込んでいました。
男装のまま自分の信念に命を賭すか、結婚して男装をやめ愛する家族のために自分を捧げるか、の二者択一だと。
それ以外の選択肢があるとは思いもよらず、そうしたら当然、前者だろーと。
だからいくら相手がジェローデルでも、アンドレがもれなく付いて来ても、結婚は論外。それはオスカルじゃない!と思っていたんです。
ところが娘は、ジェローデルと結婚しても男装をやめる必要があるとは思っておらず、衛兵隊の隊長をやめる必要もないと思っていました。
(そのうえアンドレも傍においてって…そりゃ都合が良すぎるだろ~~!ですが…)
でも、たしかにそうなのですよね。
昔の私は、捉われなくていいことに捉われていたんだなぁと。
オスカルが生きた時代を考えたら、異性装は娘が考えるような気軽なものではないにしても、
オスカルというキャラクターは、物語が描かれた70年代の若い女性の意識を代弁している人でもあるので、それくらいは身軽な考え方であっても良かったわけで、
それに気づかなかった私は、やはり固定観念に縛られていたんだなーと。
じっさいにオスカルの時代から半世紀後には、奇異の目に晒されながらもパリの街を男装で闊歩したジョルジュ・サンドという女性が登場しているんですもんね。彼女は既婚で子供もいて。
苦しいことから逃げなければ、自分の生きたいように生きることは可能だったんだな。オスカルはそれができる人だったはず。
あの革命で命を落とさなかったら、オスカルはどんな人生を生きたんでしょうね。
(以下は個人的な愚痴です)
+ + + + + + +
毎日のようにバイト+αで深夜に帰宅する長女。
小言をいうと「高校を卒業するまでは(帰宅時間・外泊について)親の言うことを守りなさい、と言ったやん」と。
つまり、卒業したから遅く帰ってもいいと思っているみたい…。人の言を額面どおりに受け取るヤツ…(泣)。
そのうち外泊もする気満々だな…。
青春を自由を謳歌なさるのはいいのだけれど、それにはリスクも責任もつきまとうってことは想像が及ばないみたいです。
口ではわかっていると言うけれど、具体的には実感してないと思う…。
(これでも、けっこう大事に育ててきたつもりなので……っていうか少々過保護気味に…)
娘には、人任せではない自分の人生を生きる力をつけてほしいと思うけれど、親としてはまだまだ安心して見ていられる心地ではないです。
この悩ましい日々はしばらく続く様な。。。。
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