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2006年5月の4件の記事

2006/05/20

アイーダ@福岡シティ劇場

劇団四季のアイーダ、本日のソアレを見てきました。
思ったよりもすごく良かったですー!

かっこいいダンスナンバーがいくつもあって、
舞台美術が素敵で。

アイーダとラダメスが出会って反発しあいながら惹かれてくところから描かれていたのも好きでした。
個人の願望と立場、責任との狭間で葛藤する気持ちがすごくわかりました。

なによりもアムネリス様に共感しました。
世間知らずではあるけれど、聡明で純粋で可愛い女性でした。
サービス精神旺盛で、自分はどうしたら人から受け入れられるかをよく知っている人でした。
人の話を聞いて、本質を、本当の意味を理解することができる人でした。
アイーダだけに愚痴がこぼせるんだなぁ。
もっとつきあっていけば必ずアイーダとは真の友情を築けるだろうなぁと思いました。
ラダメスさえいなければ…。

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2006/05/11

寂しんぼうさんたち whom I love.

昨夜は自分が書いたことが気になってお布団の中で考えてしまいました。

私がキムシン先生の作品に対して感じるひっかかりについて。


なんかね…作者が突き詰めかけたテーマというか「根底に持っている何か」を「社会に対して物申す」にすりかえて、中途半端にごまかされているような気持ち悪さがあるのです。
その「突き詰めかけた何か」にこそ私はすごく関心があるのに、肩透かしされているような気持ちになるというか。


キムシン先生の描いてきた孤独というか「孤高の人」には魅力的な人が多い。
不滅のエロールとか、王家のアムネリス様とか、ゼンダのミカエル大公とか、
十二夜のオーシーノ公爵、トゥーランドット、スサノオ・・・
炎のルーナ伯爵様も!

皆、癒せない孤独を持っていて。
思い込みが激しくてコミュニケーション下手。でもとても純粋で生真面目。
相手の一言にひどく影響を受けたり…ね。

過去に傷つけられて人を恨んでいるかと思いきや、本当は仲間に入りたがり(笑)。
エロール様なんて、人と関わらなかったらいいのに常に人の真ん中にいるんだもの。
オーシーノー公は、人間不信のくせにオリヴィア姫に勝手に夢を描いているし(笑)。
ミカエル大公が愛人のド・モーバンの膝にすがるシーンはせつなくて好きでした。
みんな寂しんぼうだよねぇ。

人の孤独を描くと魅力的なのに、なんで「世の中に訴える」方向にすすんじゃうんだろう。
そっちじゃないでしょう、つきつめないといけないのは…って思っちゃうんですよね。

ラダメスとアイーダも心の奥に孤独を抱えた異国の者同士の2人が、葛藤しながら傷つけあいながら魂を結び付けあう話としたら、すごーーーく好きだったのに、
アイーダが脈絡を無視して支離滅裂な主張をするのがたまらなく嫌でした。

私がいちばん見たいものを見せてくれそうで期待するのに、私がもっとも苦手なものに悪く窯変しちゃっているのがひっかかる原因かなぁと思います。
さいしょからどうでもいいならアハハーで終われるもの。。。。

それと、「世の中に物申す」に関しても、作品を見た人が主張部分に感銘を受けて共鳴しているんじゃなくて、もともとそう申したい人たちが、作品を「利用している」ようにも見えちゃうのが心配だったりもします。
作品の中で描いているだけでは中途半端すぎるし…。そこをつきつめたいなら、もっと死ぬ気で本気でやれ!って思ってしまう…けど、それは宝塚では見たくないゾ…(~_~;)

どっちにすすむのか…やっぱり気になるキムシン先生作品なのでした。

いよいよ明日は初日だなぁ。

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やさしい虚構(うそ)が好きなので。

キムシン先生って・・・

どうしてあんなに“愚民”を描くのに必死なのかなぁ。

アイロニーも度が過ぎると、底の浅さが垣間見えてしまうのに大丈夫なのかなぁ。

そんなに必死に何かを否定して自己正当化をしなくても、もっとかんたんなことで人は分かり合えるのかもしれないのにな。
(↑ネバセイの影響うけすぎ…^_^;)


・・・なんてことを、録画していたタカラヅカニュースの「暁のローマ」のお稽古場風景を見て思いました。
キムシン先生の感覚って、砂でザラついたベッドに寝かされるみたいで好きじゃない。
けど妙に気になる(笑)。

わたし的に
「十二夜」「不滅の棘」「鳳凰伝」はかなり好き。
「ゼンダ~」も好きなシーンがあったなぁ。
「王家に捧ぐ歌」「スサノオ」は苦手な部分があって微妙。
「炎にくちづけを」は・ ・ ・ ・ ・
「暁のローマ」はどないでしょ?(^_^;)

もうじき初日ですね。

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2006/05/10

Legend of TAKA-HANA

ムラ遠征の感想も書き尽くせないうちにGWに突入し、GWが終わり、
とうとう宙大劇「NEVER SAY GOODBYE」の千秋楽も終わってしまいました。
(なにしてたんだろ、私…???)

CSでも千秋楽の映像が流れて・・・
退団挨拶の中のお互い相思相愛のコメントにびっくり…っていうかさすがタカハナ!(笑)
これも逸話として2人の伝説にしっかりと書き加えられるんでしょうね。
わたくし的には、タカコさんが「花總まり・・・私にとって最高の相手役です」と言った時の泣きそうになっているハナちゃんが可愛くてきゅんときました。
あそこまで素のハナちゃんは初めて見たなぁ。。。と思いました。


GW中は、博多座鳳凰伝、大劇白昼、大劇~東宝~全ツステラマリスのナウオンを続けて見ていました。
タニちゃんがタカコさんハナちゃんと一緒に出ていたのを・・・・
(2003年に組替えになったももの90周年の特出なんかもあったりして、おもったほど共演していないんだなぁ)

過去のナウオンを見ながら、タカコさんは相手が下級生であっても感謝と敬意を忘れない人なんだなぁとあらためて思ったりしました。
体裁を気にせずに稽古に必死なタニちゃんを尊敬するって言ってくれたり、
(下級生も恥をかくことを恐れないで当たって砕けられて良い影響をあたえているというようなことも)
あ、博多座の時にすでに「冗談の通じない必死さ(笑)」って言ってくれてましたねぇ。

ハナちゃんは、「きゅんとくる」を連発(笑)。自爆しそうなタニちゃんを先回りしてフォローしてくれたり…。
博多座の時からすでに歓迎ムードで迎えてくれていたんだなぁとしみじみしました。
タニちゃんは、タカコさんのことを「おねえちゃんみたい…」とかって(笑)。
(お稽古につきあってくださるタカコさんにしきりと恐縮していましたね)

あらためて過去のタカコさんハナちゃんの言葉をきいて、いろんな思いが駆け巡りました。
とまれ。東京千秋楽のその日まで、伝説は続くんだなぁ。

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