ふたたび「アイーダ」@福岡シティ劇場
昨夜、二度目の「アイーダ」を見てきました。
ラダメスがナンパ男になってました~~~\(◎o◎)/!
5/20のソアレでは、カラダも脳ミソも鋼の男(脳ミソまで筋肉)だったけど、
昨夜のラダメスは、脳ミソは筋肉のままだったけど・・・
うーん色恋に積極的というか情熱的というか。
おかげでラブシーンが見応えありでしたけどね…(^_^;)
(どちらが好みかは分かれるところでしょうが)
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アイーダは、強かった。
本当に男勝りの女性で潔かったです。
自分に非があると認めるところも、ぜんぜんイジイジしていないんですよね。
自分の今の境遇は自分の責任なんだから、惨めでも受け入れる。
でも、自分の過ちのせいで捕らわれた侍女たちをなんとか助けたい!という思いが強く見えました。
奴隷となった同胞たちの希望である自分の立場を思い知り、覚悟を決めるところも男前でした。
それゆえに、アムネリスの立場を理解する台詞も、同情のようには聞こえず、
身なりはどうでも、アムネリスと同等の立場であることがしっかり見えました。
そう、アイーダとアムネリスは同格の立場なんだ!という感じが印象的で、
とても私好みのアイーダでした。
この二人の王女、本当にいいなぁと思います。
前回は、アムネリスの成長物語だと思ったのですが、
アイーダとアムネリスの成長の物語ですね。この話は。
もちろん、愛の物語というのが一番なんでしょうけど。
ラダメスは、もともとが単純な男みたいで、
アイーダによってもたらされた己への疑問に袋小路にはまってしまっているみたい。
アイーダ、君がいなければこの難問は解けないんだよーってかんじで。(^_^;)。
このカップル、結ばれてもラダメスが鬱陶しそうだなぁ(笑)。
「アイーダ、これどうしよう?」「アイーダ、君はいつも正しい」ってかんじで。
これをアムネリスが言うのなら可愛いけど。
っていう私は本当にアムネリスが好きみたい(笑)。
全体的に80年代の洋楽っぽい音楽で私にはとても聞きやすいのですが、
アム様のファッションショーの場面だけは、70年代のサイケデリック調で、そこがまた新鮮でワクワクしました。
ディズニーのダンボにも、こんなサイケなミュージカル調なシーンがありませんでした?
ああ、ディスニーっぽいなぁって思ったんですけど。
同じ作品でも、主演が変わると印象が変わるなぁとしみじみ思った観劇でした。
私、この作品にはまりそうです(笑)。
あ。そういうえば昨夜は客電が点いてからも3回くらいカーテンコールに応えていました。
2階席もほとんどスタンディングオベーションしてました。
昨夜は2階のC席で観劇だったのですが、福岡シティ劇場はC席でも見やすいのでお得ですね!
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昨夜のキャストは、
アイーダ/濱田めぐみ、アムネリス/佐渡寧子、ラダメス/阿久津陽一郎、メレブ/有賀光一、
ゾーザー/大塚俊、アモナスロ/石原義文、ファラオ/勅使瓦武志、ネヘブカ/松本昌子
でした。(敬称略)
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コメント
たいへん楽しい舞台でした。
アイーダ役の女優さんの声がすごくって感動。
せりふの時はむしろ少年のように高めのハスキーヴォイスなのに歌い出すとすごい。いや~日本にもこんなに上手な方がいらっしゃるのね~、と感動。
個人的には、私もアムネリスが可愛く強く好きです。
ただラダメスがアイーダに惹かれるのは、毛色が変わってるし
毅然としてるし……で納得なんですが、
なぜアイーダがラダメスを愛し始めるのか???でした。
だって、王女なのに奴隷として捕まえられたんだよ?
船の中でも、かなりひどい目にあわされたんだよ?
いったいどこで恋に落ちるような要因があったのでしょう?
市松模様のライトの中で、黒い制服で踊る群舞の男性陣。
私的には、これが最高の見せ場でした。
須賀しのぶさんの近未来小説に、ああいうキャラがいっぱい
出てくるような気がしましたが。(ちがう?)
またお誘い下さい。
投稿: 卯月 | 2006/06/12 22:12
あはは。(^_^;)
恋なんてほとんど勘違いのたまものだからね~
この作品は、反発が共感に変わる瞬間はわかりやすかった気がします。
(っていうかこのあいだの回は、かな)
そして共感が恋情に変わったのかな。と。
(↑このへんは、ソレ勘違いだよ~って思ったけど(笑))
ということで今月もう1回見に行きます。
できれば、一昨日と同じキャストだといいな。
投稿: theo | 2006/06/12 23:10