宙組「コパカバーナ」@博多座 #2

新トップコンビ（貴城けい＆紫城るい）について。

じつは内心どきどきだったトップコンビの相性。
とくに紫城るいちゃんは、川島芳子やゼルダ・フィッツジェラルド、ジョルジュ・サンドと
個性的な役や大人っぽい役が続いていたので、「可愛い田舎娘」が似合うかなぁ～と。

でも初日からガツンとやられました。
るいちゃんは可愛いし（そうよ、BMBでもTCAのうたかたでもるいちゃんは可愛かったのよ！）
かしちゃんはスウィートな正統派だし、若くてハンサム。それに才能もある（笑）。
私の大好物なラブリーシュガーコンビでした。
もうあたり一面パウダーシュガー。目を開けていられない～～(>ｗ<)。ってかんじです。

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かしげさんは本当に、なんていったらいいか、容姿で納得させて中身は堅実。
フェアな（＝白い）二枚目がよく似合う人ですね。
「貴種」ってことばがぴったりな雰囲気。
エル・ブラボーの登場シーンなんて、ほんとうに見応えあります。
出てきた瞬間「王子ーー！！！」って感じでした。

誰も王子が敵を倒すなんて思っていないでしょ？
どんなに拳を振り上げても、ネコパンチより弱そう。でもそれでもいいの。
手を汚すのは他の人の仕事。
王子は美味しいとこだけさらっていけばいいの。
それを納得させてくれる人だなぁと思いました。
「ナイスガイだろ？」って、笑うとこだと思うけど、つい頷いてしまう。
トニーが解決したわけでもなんでもないのに・・・（笑）

「ありきたりの男」を魅力的に見せてくれる。
それが真ん中に立つ人がもつ魅力なんだと、実感しました。

そして、楽のるいちゃんへの指輪渡し！
「ハッピーバースティ」とポケットから指輪ケースを出したのを見たときは、
もうきゃ～～～！！！（≧▽≦）でした。
それをるいちゃんの指にはめてあげる姿は、卒倒しそうに素敵でした。
もーかしちゃんてば、女心をわかってるわ～～！！（いや‥かしちゃんも女性ですので）
そしてやさしくハグ。
舞台上で衆目をあつめて、そんなラブラブな。そんな甘々な。
他の誰でもない、かしちゃんがやっちゃうから、もーーー！！そりゃ凄まじい甘さでした。
口の中いっぱいに上白糖を詰め込まれたかんじでした。
すごいもの見ちゃったわ～な気分でした。
（こうやってかしちゃんは女性を落とすのね。こういうワザの持ち主なのね。覚えとこ‥）
るいちゃん、素でびっくりでしたよね？

るいちゃんは、本当に出ずっぱりでしたね。
かしちゃんと絡んでいないときは、たにちゃんと絡んでる。
さすが非宝塚オリジナル。海外ミュージカルのヒロイン。

冒頭のシャワーシーンのサマンサはとっても色っぽくて毎回どきどき。
オーディションシーンのピアノへの駆け上がりは男前でした。
ハプニングにも強くて、楽の音声と噛み合わなかったシーンも力技でこなしてたし、
２回目のオーディションでは「今度こそ！」の一言がとっても可愛かったです。
酔っ払ってリコに「ベティ・ブープって呼んでもいいわ」のシーンも
楽ではさらりと「博多人形って呼んでもいいわ」と。
こんなにアドリブ上手だとは知らなかったです。
たのもし～！

そして、コパのオーディションでのダンスの蹴り上げ！
もうとってもオトコマエ～～～！
まっすぐに上がった足がとってもキレイで、キレがあって、
「さすが元男（役）！」と惚れ惚れ、キタキタキタ！と毎回たのしみに見てました。

エル・ブラボーのシーンの衣装は本当に似合ってて可愛かったなぁ。
るいちゃんって頭の形がきれいですね。
だからかアップがとってもお似合い。
ラストのめがねっ子も萌えポイントでしたし、「うっとりさせちゃって」も可愛かったなぁ。

本当に、初々しいコンビで、
それが作品とよく合っていて、微笑ましく見てました。
楽になってもまだまだ、もう見ているほうが気恥ずかしいくらい・・・（笑）。
声も、お芝居のテンポも合っているなーと思いました。
（どっちもおっとり系だから？　２人でおたおたするところとか最高！）

本当にお似合いの素敵なトップコンビが誕生したなぁと思いました。
大劇場のお披露目がたのしみです。
「維新回天・竜馬伝」と「ザ・クラシック」。
日本もののお芝居とショパンの名曲をつかったショーだとか。
また新たな２人の魅力を見せてもらえたらうれしいな。