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2007/07/04

再び「バレンシアの熱い花」語り。

6/30から3日間、宙組大劇場公演を見てきました。

お芝居全体に情感が流れてて、とてもよかったです。
初日の私の戸惑いはなんだったんだろう…?という感じです。

恋愛心理劇の体をなしてくると、平面的な書割のセットも気になりませんでした。
物足りなかった展開のまったり感も、殺陣にスピードと迫力が出てくると感じられなくなってました。

そうか…たぶん、初日は演出家の先生の演出プランどおりじゃなかったのかも。
演じる側が緊張してて。。。
だとしたら、いろいろ文句をいってごめんなさいです。<(_ _)>

やはり柴田先生の作品は、
言葉とは裏腹の心とか、表情の奥にあるものを考えながら見るのが面白いです。
初日から1週間経って見てみたら、そういうのが見えるようになってました。

ということで、以下ねたばれいたします。

今回、面白いと感じたのは、
やっぱりフェルナンドとイサベラの関係性が見て取れたところです。

「今夜、逢える?」「――うん、そうしよう」のところが好き~~!
なんだか官能的なものが匂いはじめてきました。

幻想のダンスのキスをしながら回るところも、至福感と陶酔感でうっとりです。
滑り込んで手を伸ばし合うところ、リフトして回るところ・・・・(何回回っているの??)
ステキが立て続けで、本当にここはうっとり・・・と思っていたら
マルガリータとラモンが・・・・

ここのウェディングドレスのマルガリータがとてもせつないです。(T_T)
あれは、フェルナンドに別の女性の影を感じていることを暗示しているのかな。

シルヴィアも、とてもいい感じになってきてました。
女性たちが、ぐっと情感を増してきたのが、良くなってきた一番の理由かも?
と思うほどです。

そして、アリスちゃんは、涙が出るほどオトコマエ・・・。

宙組って、娘役がたくましいよね、とか。
○○ちゃん(娘役)ってオトコマエ~とか言ってても、
アリスちゃんだけは、ちがうのよね~~(^^)と、勝手に願望していたtheoさんは
ちょっとショックを受けてます。。。。
豚野郎ですかい、そうですかい・・・・(>_<)。。。と毎回心で泣いています。
でも、やっぱりよい死にっぷりです。
白昼でもそうだったけど、皆に囲まれて死んでいるのがなんてお似合いなの!
目を瞑ってゆさぶられているアリスちゃんが、好きです。(ちょっとしたツボです)

お祭りの場面で、フェルナンドが歌う海辺のバルコニーのすだれの中の甘い恋の
一夜の唄も官能的でステキです。
よもや、悠河ちゃんのこんな唄が聴けるなんて~~~)^o^(
イサベラとの関係も、濃厚になっていると思っていいんですよね。

そして、別れの場面。
「中に入らないか」と気のない誘いをするフェルナンドが好きです。
イサベラが頷いたらどうしたんでしょうね?
どうやって別れようかと、頭の中を高速回転させたのかしら。
それとも、別れないで関係を続けてもいいかもとか思った?
ワタクシ、女性関係で窮地に陥った男性の顔、かなり好物です。
顔色を読ませまいとしている表情が、すでにバレバレなんだから。
(悠河ちゃんが、美味しい顔するんですよね~ どこで覚えてきたんですかね~?)

イサベラから別れを言い出されて、ホッとしてるでしょ?と思う反面、
残念にも思っているでしょ?と思います。
こんなにいい女だったのかちくしょーって思ってるはず。
このシーンの“愛している”には、最初の時にはなかった未練を感じます。

花道の壁にすがって嗚咽するイサベラが切ないです。
強気だろうが、潔かろうが、表面にどう現れようが、
女性というのは心から大切に思うものに対しては、健気で一途なのにね。

イサベラを、こんなに泣かせるフェルナンドが、なんだかとってもステキに思えるから不思議です。

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コメント

ふらふらです。
theo様この度は本当に色々お世話になりました。

友人の助言で上手前列で観劇の際に最後の『瞳の中の宝石』でゆうがさんを観ずに(本当は観たーい)
ようこちゃんを見つめながら歌を聞きました。これは…泣けます。ようこイサベラいい女でした。

まだまだお芝居は進化し続けそうですね。
観るたびにこちらも理解度が進みますし。

東宝へのお越しを心よりお待ち申し上げております。

投稿: ichiyo | 2007/07/04 08:40

theoさん
お芝居、観るたびに良くなっているような気がします。
最後のセリフ(私のイサベラも死んだ・・)も少しずつ変化している。
遠征から帰宅して、洗濯物の山と戦いながら
ショーの曲が頭の中でずーっとまわっています。
東宝行きたい・・・

投稿: ima | 2007/07/04 17:04

◇ichiyoさん、
こちらこそ、おつきあい戴いてたのしかったです。
ありがとうございました。

この作品、やはり柴田先生の作品らしく
見るほどにいろいろと面白くなっていきますね。

ラストの花道のイサベラのシーンは、
私もフェルナンドを見たいのをぐっと我慢して見ましたが
本当に泣けますね~
そうですね、耳はフェルナンド、目はイサベラがいいかも。
(上手前列ならなおのこと)

幻想のシーンも、
くるくる回る華麗な2人のリフトを見続けていたいのを我慢して
マルガリータを見たら、その悲痛な表情にぐっときました。
幸せな表情から、一転するのがなんとも・・・涙。
あのマルガリータを見ると、
フェルナンドとイサベラの関係が、決して祝福されるものではない
ということが、はっきりと浮かび上がってきて
いっそう切なくなりました。

本当になんどでも見たいです。

◇imaさん、
私もたまった家事にため息です。。。(^_^;)
東宝行きたいですね。
どこまで進化しているか、見てみたいです。

投稿: theo | 2007/07/04 20:34

私も10日?ぶりに再会?して、お芝居がすごく良くなっているのに、驚きました。それぞれの場面に見せ場があって退屈しませんでした。皆さんがそれぞれに上手に人物を演じられていました。
そうなると、昔風の場面の切り替えも気になりませんでした。
悠河さん、素敵でした~~~。私も家事はすごいことになっていますが・・・遠征疲れもあって、遅々として進みません(涙)

投稿: べべ | 2007/07/05 00:11

遠征の方々、お疲れ様でした。

私も7月1日から3日間4公演、初日以来の観劇でしたが、お芝居がぐっと良くなっていてびっくりしました。
殺陣は形が決まってきてスピードが出てましたし、マントさばきも板についてきた感じでした。
最初は眠りそうな流れでしたが、台詞ひとつひとつがはっきり聞こえ始めて展開が速く感じました。

今回感じたのは、マルガリータに対する態度がどんどん優しくなって愛おしさが見え隠れしてきた事。初日はつっけんどんに感じて「あら?政略結婚の婚約者かしら?だからあんな態度なの?」と思ったのですが、今回は違いました。
彼女に対する思いやりが見えて、「ああ、フェルナンドって結構ずるい男かも(爆)」と一人納得。幻想のシーンでマルガリータの頬に手を添えようするところは、私のツボ!タニちゃんの手の演技限りなく素敵です。掌じゃなく軽く握って手の甲を当てようとするが留まる!!正直言ってエロいです(^^;)
あれだけイザベラと熱いキスを交わしながらもこれですか!!ラモンやロドリーゴが一人の女性に対してあれだけ一途なのに「あなたは二人の女性を同時に愛せる男なのね?」と思わず問い詰めたくなるシーンでした(爆)
フェルナンドって最初は為所がない役だと感じたんですが、この二面性が堪らないかも。イザベラに対しては熱く熱く復讐とともに燃える尽きる破壊的な愛、マルガリータには生来の育ちの良い紳士的な優しさに溢れる愛と両極端に演じ分けることが出来る役ですね。

以前からタニちゃんの手の演技が好きでしたが、本当に上手。何気ないんですけれどね~~~。またツボが増えた観劇でした。

投稿: エレナ | 2007/07/05 13:57

◇べべさん、
なんか、皆がカチッとはまってきたんでしょうかね~?
すごく良くなってましたよね。
初日は、間延びした印象があったのに、
今回観劇したら、あっという間に終わってしまってびっくりしました。
それだけ集中して見れたんですよね。

遠征疲れ、私もです。なんども職場で朦朧と意識を失いかけています。
家事は・・・もうなにもいわないで…(涙)状態です。
週末がんばります・・・(T_T)

◇エレナさん、
そうそう、フェルナンドってばマルガリータのこともいとおしく思っているんですね。
初日は私もそう見えてなかったです。

「あなたは二人の女性を同時に愛せる男なのね?」――言いえて妙(笑)。
男性は、立場によって愛する女性を変えられるのでしょうか。
あらたな発見だわ・・・と。
イサベラに見せる顔、マルガリータに見せる顔がちがうんですね。
悪い男だわ~~~!(そこがいいと思いまス)

うう~(涙)また二つの顔を持つ男に逢いたくなってきました・・・
(無謀な計画は・・・だめだめだめだめっ。自重自重・・)

投稿: theo | 2007/07/05 20:42

theoさん、こんにちは。

>そして、別れの場面。
>「中に入らないか」と気のない誘いをするフェルナンドが好きです。

ワタシも、初日二日と見ましたが、
この場面、結構演技的に難しそうだな~~って、見てました。

遠征は、もう無理なので、東京公演待ちですが
全体的に、良くなっているということで、
宙組公演ていうか、タニちゃんの成長が楽しみです(笑)


投稿: スナッチャー | 2007/07/08 14:07

スナさん、こんにちは。
あの場面、難しそうですよね。
男性としても難しい局面のような気がします。
念願の成就を祝福しに、心をゆるした女性が家まで駆けつけてくれたのだから、
中へ誘わない訳にはいかないだろうし、でもここで誘っても
けっきょく別れなければいけないことには変わりはないし。
イサベラも、フェルナンドの本宅へ入れば、
現実(住んでいる世界の違い)を目の当たりにするだけだし。
フェルナンドは誘わない訳にはいかない。
イサベラは断るほかはない。
お互いにそれがわかっていて、ああいうやりとりになるのでしょうね。
フェルナンドが傷ついた顔をしたほうが、女性ファンの共感は得られるかもしれないけど、
気のない雰囲気、無表情なほうがリアルに私は感じられます。
けっきょく私は、どこで覚えたんだろう?と思うような悠河ちゃんの
リアル男性的リアクション(芝居)が好きなんですよね…(^_^;)
(あ、タカコさんのビル@ステラマリスも好きでした!)

投稿: theo | 2007/07/08 16:17

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