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2007/09/26

ライク・ア・ヴァージン@バレンシアの熱い花

遠征中に録画していたタカラヅカニュースのスター☆ボイスのコーナーの
陽月さんが可笑しくて、可愛くてたまりません。

 

滝に打たれたいトップ娘役さんって、アナタくらいですよ。。。と(笑)。

 

このヒトってば、本当に恥ずかしがり屋サンなんですね~
恥ずかしさから、先回りして自分にツッコミを入れてしまうみたい・・・(^_^;)

 

もうね、「(全ツ)はじめてなんだな」って思いながら、全ツを見に行こうと思います。

 

 

 

贔屓ジェンヌさんの相手役さんとして、この数ヶ月見てきて、
可愛い、いとしいと気持ちでいっぱいなものだから、
バレンシアのイサベラが可哀想で・・・よけいに悲しくなって、
あのラストを受け入れるのが辛くなってしまうのかもしれません。

 

30年前の月組のバレンシアをCSで見たときは、イサベラ役の娘役さんのことを
私はほとんど知らなかったものですから、ようこちゃんのように思い入れることもなくて、
最初から、「この人は、つかの間の情熱的な恋の相手だ」とすんなり思うことができました。
むしろ、ラストになって初めてイサベラの純情に気づいた気がします。

 

陽月華さんのイサベラは、やっぱり可愛いんです。
もともと、硬質な輝きが魅力的な人なので、酒場の女性らしく見せようとしていても
どことなく清潔感が垣間見えるというか、身持ちの堅いような、
下世話に言ってしまうとあまり男性を知らない女性のように見えて・・・
わざと品を落としている女性のようにも見えて、かえって痛々しくて切なくて。
私の陽月さんへの思い入れも加味して、なんだかフェルナンドと結ばれるのが
当たり前のように思えて、それがラストで裏切られるのが、辛いです。

 

フェルナンドも月組版に比べると若いですしね。
ロドリーゴにマドリードでの女性関係を問い質す時の「聞かせろよ」が、
公演によって、高い声で抑揚がついてしまうと、本当に童○サンの高校男子みたいで、
チョットチョット…と思ってしまうことが…(^_^;)

 

本物のフェルナンドは真面目で女性経験が乏しい人でも全然かまわないと思いますが、
ここは、遊び人を装っているのだから、たとえ本当はどうあれ、フェルナンドはがんばって
遊んでいる風にしなくちゃ・・・って。。。
ちょっと抑揚を落として言っている時のほうが私はいいなと思います。
(DVDの役替わり映像を見たら、蘭寿ロドリーゴ相手のほうがやはり大人っぽいので、
相手によって役作りも変るのね~って思いましたが)

 

若い持ち味の2人が、この'70年代(まだブリッコなんて言葉が生まれる前、
モモエちゃんとかが全盛の時代ですよね)の作品を演じている。
そりゃ掴みきるのはタイヘンだろうなぁと思います。
でも、がんばってほしい。と思っています。
2人とも体当たりが身上のコンビだもの。

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コメント

おかえりなさい!
満喫されたようで何よりです(^^♪

スターボイスのようこちゃん、カワユイですよね。
恋人・結婚・友達にしたい人を、ぜ~んぶ、たにちゃんの役にしてくれるとこが、分かっちゃ~いるけど、嬉しかったりして!

あの後、シンデレラロックを久々に観ましたもん・・・♪

私も、ようこちゃん、全ツ初めてなんだな~と思いながら観たいと思います!

投稿: あこ | 2007/09/27 13:07

◇あこさん、
わかります!! わかっちゃ~いるけど、嬉しいんですよね。
うちの王子を立ててくれているのが。
・・・これこそ、まさにオシュートメさん目線ですかね(笑)。

全ツはじめてなんだな~って思いながら観劇しましょうね(笑)。
(そのときはお会いできるといいな~)

投稿: theo | 2007/09/28 00:58

若い二人。。。

私もリアルタイムで観たことはないけれど
昔々の邦画の青春物みたいのをやってもらったら
お似合いのカップルになるのでしょうね(笑)。

宝塚ってトップさんのカラーで演目が決まっていく
のじゃなかったでしたっけ?特にリクエストの多かった
再演ものがたまたま宙に回ってきた。それもお披露目で…
榛名さんにアテガキのものだから榛名さんが演じて
ぴったりは当たり前。色々なプレッシャーの中で悠河
さんは公演中にどんどん成長して頑張っていると思います。
それはそのまま悠河さんの財産になっていくとは思うけど

できれば今の悠河さんにぴったりのアテガキものをやって
貰いたい。プチお披露目のルパンがそうであったように。
あの弾けるような若い悠河さんのシドがそうであったように。

ようこちゃんのおてんば天使アニエスもそうであったように。。。

投稿: ichiyo | 2007/09/28 02:54

◇ichiyoさん、
30年前の映像を見て、つくづくと
これが30年前に上演されたのなら、めちゃハイレベル/ハイセンスだっただろうなと思います。
当時ご覧になった方々が夢中になったのが頷ける気がしました。

でも、良くも悪くも70年代だなぁ~って思いました。
女性が大人っぽい時代の作品だなぁ。

80年代に入って以降、社会の女性観がガラリと変るんですよね。
「可愛い」がもっとも価値のある時代へと。
むしろ「稚(いとけな)い」くらいがもてはやされるように。
いまの宝塚の娘役って、いまだこの80年代の影響下にあるみたい。
ようこちゃんもしかり。
「可愛い女性」のヴァリエーションがいろいろあって、
他の娘役さんより男前に見えるようこちゃんでさえ、
やっぱり、その1人なんだなぁと思いました。

昔の作品を、現代の持ち味の役者が演じるのだったら
それに合わせた大幅な書き換えや今風の解釈、演出が必要だなぁって思いました。
今の若い方には、なぜシルヴィアが死を選ばないといけないのかも理解できないみたいです。
「なにが忌まわしい過去なの?」と。
19世紀初頭のバレンシアを舞台にしていても、そこは、70年代の日本の貞操観が支配している世界なのよ・・・と答えるしかないというか。。。(^_^;)

やっぱり、今のコンビに合わせたアテガキがいいですよね。
ゲツヨルやプレスの大和悠河の現代的なビジュアルに惹かれて劇場に足を踏み入れたのに、
「???」となって帰っていく方もいらっしゃいますよね。

投稿: theo | 2007/09/28 07:54

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