忠三郎狂言会に行ってきました。
昨夜(10/19)は、忠三郎狂言会に行きました。
皆さんに風邪をひかないでね、と言っていたのに私が風邪?をひいてしまい…(^_^;)
朝から頭痛、頭重で風邪薬を服用し、不安要素を抱えての狂言観賞となってしまいました。
番組は、
素囃子 「安宅」瀧流
「通圓」(通圓 茂山忠三郎、旅の僧 中島清幸、里人 秋吉英二)
「魚説経」(僧 茂山千之丞、男 茂山千作)
「花子」(洛外に住む男 茂山良暢、太郎冠者 河原康生、女房 大藏千太郎)
「通圓」は、能「頼政」のパロディということなのですが、元ネタを知らないのでツボがわからないまま終わってしまいました…(涙)。
通圓の忠三郎さんが、面をつけていたのは、亡霊だったから…なんですね。
あとで解説を読んだら、お茶の「点て死に」なんて、めちゃ面白そうなんですけど、ああ理解力不足で残念・・・(>_<)。
なんとなく物悲しい雰囲気は、通圓が亡霊となってその経緯を語っていたからなんですね。
真面目に謡い舞っているのに、持っているものが茶道具だったのが、妙に可笑しかったです。
この曲は、五十年忌にあたる先代の追善の演目でもあるそうです。
「魚説経」は、さすがのお2人。わかりやすい言葉遊びのような笑いだったので、ストレートに可笑しかったです。
お2人ともぜんまい仕掛けのようにお可愛らしくて、「おじいちゃん好き」の私はたまりませんでした。
「花子」は、良暢さん初披露。(東京の公演では芸術祭参加作品になってました)
鷹揚で無邪気な若い男といったかんじでした。花子に会いたい一心で…というのが、可笑しかったです。もう、何を考えているのか手に取るようにわかるんです。
朝帰りの雰囲気に、ドキッとするところが加わるとさらにいいかも。でも良暢さんの個性とはちょっとちがうのかな。
良暢さんは、花子の手管にのせられて、いいように手玉にとられている気もしないでもない。とってもうれしそうで…そこが可愛いかな。もう、男って単純ね~って思いました(笑)。
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