「マラケシュ・紅の墓標」(博多座)。
今日はCSで博多座版「マラケシュ・紅の墓標」を見ました。
今月これで3度目です。何回見ても好きなんです。
ムッシュ・コルベットに泣かされ、イヴェットに泣かされ、
アマンに泣かされ、レオンに泣かされ、
リュドヴィークに泣かされ、ファティマに泣かされ、
クリフォードに泣かされて・・・
切ないのに、はじまると、つい見入ってしまいます。
ラストで、リュドヴィークが歌う歌も、喩えようのないくらいにせつなくて
だけど、不思議と聞いていると、自分の中の何かが浄化されるようで
もっと聴いていたい。また聴きたいと思ってしまいます。
荻田先生の詩って本当に心に染み入ります。
深い孤独の闇を知る者の寛容さのようなものを感じます。
悔恨と痛みをともなう受容と、そして癒しと。
傷を負ったものだけが知る快楽かもしれない。
歌いきるおささんも凄い。どこまでも深遠で、素敵。
中毒性のある作品だなぁと思います。
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