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2007/12/07

不滅の恋人、青春のプリンス。

CSで「不滅の恋人たちへ」をやっていました。

紡がれる繊細で美意識高い言葉(詩)の数々、そして悠河ちゃんの一つ一つの表情。
それはまさに青春のプリンス=アルフレッド・ド・ミュッセ。
私は魅入られました。

去年のお正月に、生で見たのだけど
DVDはそれほどリピートしていませんでした。
主題が重いので、ヘビロテにはしんどくて。

でも、こうして時間をおいてあらためて見ると、引き込まれて目が離せない作品でした。
さすがの太田ワールド。(私は「プロヴァンスの碧い空」も好きでした)

恋人にするなら、やはりミュッセだなぁ。とあらためて思いました。
(恋人にするなら?→2006年4月の日記

サンドへ向ける烈しい愛とにくしみ。
こんなにもエゴイストなのに、いとおしい・・・

  恥を知るがいい 私に裏切りを教え
  恐怖と怒りで 私に理性を失わせた
  最初の女よ!
  恥を知るがいい、暗い目をした女よ、
  不幸をもたらすおまえの愛が
  暗闇のなかに葬った
  私の青春と美しい日々を!
  うわべだけの幸福さえも 呪うことを
  私に教えたのは
  おまえの声、おまえの微笑だ
  堕落へと誘うおまえのまなざしだ
  私に絶望を教えたのは
  おまえの若さとおまえの魅惑だ
             (『十月の夜』より)

この愛を、ミュッセを演じきった悠河ちゃんってすごい。
あたらめて、そう思いました。

――あの時、あの場所で、ある日、私は愛された。私は愛した。彼女は美しかった。
――私はこの宝物を不滅のわが魂にしまい込んで、神のところまで持っていこう・・・

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