戯れに恋はすまじ@ミュッセ
アルフレッド・ミュッセの「戯れに恋はすまじ」(岩波文庫)を読みました。
100pほどの戯曲なので、思うよりたやすく読むことができました。
なんていうのかな。
男と女のあいだで、こんなに理屈を言わなくてもいいのに~(^_^;)って。
フランス人だから?
サンドとのヴェネツィア旅行から傷心してパリに帰ってきて書いた作品だから?
幼馴染同士で、パリで学位を取得して故郷に戻った男爵家の世継のペルディカン。
修道院から遺産相続の用事で帰ってきた彼の従妹のカミーユ。
それぞれ、21歳と18歳。お互いに惹かれているのに・・・・。
私はついついペルディカン贔屓で読んでしまって、カミーユにくたらし~~って思っちゃいました。
ペルディカンって、なんていうか、優男気質なのね(笑)。
美しく頭もよく育ちもよく生まれたら、こんな気質になるんだろうなって。
まさに、青春のプリンス=アルフレッド・ミュッセだなぁって。
(だから贔屓目になっちゃうんですね…(^_^;)
カミーユは、まだ人の情を知らない、自分の恋心をそれと気づかない、
そして頭の良い、乙女で。
ぺルディカンもこの娘の理屈を真正面から受け止めなければいいのに~
(そこが、彼の生真面目なところなんだなぁ)
それでも、2人の恋心にドキドキしながら読んでいたので、ラストがかなしかったです。
##私の頭の中では、
ペルディカン=悠河ちゃん、カミーユ=ようこちゃん、ロゼット=あゆちゃん、でした(^^ゞ
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