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2008/03/11

第7場 GHQエントランス(黎明の風)@宝塚大劇場

4回くらいで終わると思ってはじめた感想ですが、やっと半分・・・?
主題歌から引用していたタイトルのネタも尽きました。
(ので、そのまんま)

 

最近は、ちょっと長めのテキストを書くと知恵熱を出してしまうようで
なかなか文字が打てません・・・(~_~;)

 

頭がぼ~っとするのは季節の変わり目のせいかな。
今週がんばったら、またムラだ~!
それを励みにがんばってます。

 

以下、ねたばれしております。

 

<第7場>

 

舞台上に吉田茂のグループが揃っています。
中央に赤絨毯の階段。壁には星条旗が掛かっています。
どこどこ?ここは?
と思っていたら、GHQが接収している第一生命ビルのエントランスらしいです。
(ここに、マッカーサーの執務室などもあるんですね~)

 

辰美さんたちが、吉田茂の首相就任を寿ぐ言葉をかけていますが、
吉田茂は、苦虫を噛み潰したような顔で皮肉を言っています。
その顔、階段の降り方、ステッキの使い方、ほんとうに、吉田茂なんです~ 汝鳥さんすごい~
(こうしてみると、麻生太郎さんはお祖父様似ですね~)

 

吉田茂が、外務省にも大蔵省にも骨のある男がおらん!と、声を荒げています。
怒鳴られて恐縮しているのは、宮川君(ちぎちゃん)と武藤君(風莉じんサン)。
宮川君は、英語が堪能な当時大蔵官僚の宮沢喜一氏がモデル、
(ただし、劇中で宮川君は外務省官僚みたい)
武藤君は、やはり当時大蔵官僚の池田勇人氏(講和条約締結時の蔵相)がモデルのようです。

 

そこで、吉田茂は、終戦連絡事務局の局長には、白洲次郎を呼ぼうと思うと宣言します。
白洲さんが、主題歌のリプライズを歌いながらセリ上がり。
歌のときは真面目なんですが、吉田茂をみつけると、とたんにやんちゃに。
総理を相手に軽口を叩く白洲さんを、皆が微笑ましく見ています。愛されキャラですね。

 

「やって…くれるな」という吉田茂に、白洲さんは、
「男は、試してみて、初めて自分の大きさが判ると言いますから」 石田節ですね~(笑)。

 

ここで、白洲さんと辰美さんが、お互いに相手に黙って相手のために裏で手を回し
力を尽くしていたことを確認しあいます。
相手のために、尽力しても恩を着せたりしないのが潔いですが、でも、ちょっとだけ私は
「いい気なものだな~」と思います。
子供が何人もいる中年親父たちが、赤紙1つで徴収されていったのにね。と。

 

東條英機1人だけを悪者にして済ませているのも、ちょっと気になります。
吉田茂とその仲間たちからしたら、そうなるのもわかりますが。
とはいえ、1時間半のお芝居じゃ、そこいらを膨らましたら収集がつかないでしょうから
しょうがないですけども。
ただ、東條英機1人だけの罪ではなかったはず。とだけは言っておきたいです。
(私個人的には気になる部分もある人物なのです・・・)

 

辰美さんの、「ありがとう、やはり白洲さんが・・・・」という言い方が、
く、くっさい~~~!!!!)^o^(
そこまでタメるのですか?ってかんじです。
そして、ここから1人になった辰美さんの見せ場です。
眠る英霊たちのためにも、自分に出来ることをと歌うのですが、
また自分を犠牲にする悦びにふるえちゃってますよ。ぜったい。

 

そこへ、グルーバー中佐たちが、日本人が使っていた竹槍や刺股、イナゴの佃煮などを
持って現れ、日本人を思いっきり揶揄、笑いものにしています。
(グルーバーさん、とってもお詳しいのです)
それを影で聞く辰美さん。
屈辱にふるえるところなんて、辰美さんの真骨頂だと思います。

 

・・・とか辰美さんに関していろいろ言ってますが、私、このシーン、じーんときましたです。
そんな粗末なものに縋って必死だった日本人の惨めさを、辰美さんが心の底から
思っているのがつたわってくるので。
それしかなかったんだもの。
「笑うな!」と飛び出す辰美さんの気持ちもよくわかりますです。
飛び出しても形勢は不利なのに。

 

そこへ都合よく、ブレストン大佐とラッセル少佐が通りかかります。
ブレストンと辰美さんは旧知の仲だったんですね。
辰美さんは、妹を広島で亡くしているんですよね。
そして、グルーバーもまた弟を真珠湾で亡くしていると知り、
なにか感じるところがあるふうな辰美さん。
そこへ、白洲さんと打田さんが登場。
白洲さんは、敵味方を超えたロビンの友情を語ります。
戦争の犠牲となった家族、友情、そんなものに一同がしみじみとしているところへ、
連行される東京ローズが現れます。
彼女が語る身の上話は、さらに戦争というものが、個人の人生に何をもたらすのかを
考えさせます。

 

 

このペースだと、まちがいなくムラに行くまでに完結しそうにないような。。。
やりはじめたコトなので、楽が終わったとしてもがんばろう。。。。(遠い目)

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