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2008/03/07

空が暗くとも嘆くことはない♪(黎明の風)@宝塚大劇場

今回の公演は、お芝居もショーも、主題歌が大好きです。
ショーの主題歌は、とってもタカラヅカ・レビューを意識したかんじになっていて、
自宅に戻っても「パ~ァッショ~ンッ♪」と口ずさむと、華やかなプロローグが大波のように
脳裏に押し寄せてきて、一気に作品世界に戻ることができます。
(それでスレイヴ状態に・・・(^_^;)

 

お芝居の主題歌は、日常の私をも励ましてくれるし。
劇場では、陽月華ちゃんのアクシデントでめげていた私の気持ちや
目の前の力一杯舞台をつくりあげている人たちの姿と合わせてこの歌を聞くと
胸いっぱいになりました。

 

どちらも、「宝塚を見たよ」という気分に浸れます。
元気と夢と希望をもらえた気分です。

 

余談ですが、yuちゃんが、私へのメールで「今はしんぼうの時ですね」と書いてくれたけど、
「黎明」って、ほんとうにそういう刻ですね。

 

 

さて、先日からお芝居の感想を書こうと試みているのですが、
いつもマッカーサーで終わってしまっています・・・(^_^;)
もちろん、私にとっては、マッカーサーが一番!なのですが、
ほかにも好きなところの多い作品なので、それを書こうと思っているのだけど
気がついたら、手が勝手に・・・・(^^ゞ

 

これはやっぱり、場面ごとに追って書いたほうがいいかも・・・・
(じゃないと書きたいことがなかなか書けないゾ・・・)

 

ってことで、以下、ネタバレしていきます。

 

<第1場>

 

幕が開くと、歴史の授業のようなテロップ。
でも、汝鳥怜さん(吉田茂)のナレーションが、とっても味があって好きでした。
「わが国は実質、アメリカの植民地となった」 ショックです。。。

 

テロップの幕が上がると、センターから吉田茂さんたちのグループが、
上手下手からはモンペや国民服の人たちが、わらわらと出てきます。
私はたいてい上手に座っていたので、松葉杖の傷痍軍人の雅桜歌ちゃんを注視。
婦女子はアメリカ兵に笑顔を見せるなーーーーぁッ!!!」
いつも、私はわかりました~って心でイイコの返事をしています。(^^)

 

「あたいをあんたのオンリーにしておくれよ~」としなだれかかる舞姫あゆみちゃんの頭を
撫でているアメリカ兵の鳳翔大くんが、や~らしいけど、ちょっとドキドキして
雅くんの言い付けを守る自信がなくなります。(ごめんね~生まれた時から腐った女子なの)

 

センターでは、占領された日本の行く末を案じている人たちがあーでもないこーでもないと。
辰美さん(蘭寿さん)が、極端なことをおっしゃるので、えええ~っ?と思っていると
すかさず近藤さん(まりえさん)が、おいさめになります。
打田さん(七帆さん)はちょっと自虐的で、武藤さん(風莉サン)は反米的で批判的です。
いずれにしてもおろおろしている彼らに苦笑いの吉田さんが、白洲さんの名前を呼びます。

 

ばば~~んと、「葬式無用、戒名不用」の遺書と白洲さん(轟さん)のシルエット。
(やけに帽子が大きく見えるのは、角度???)
遺書の幕が落ちると、主人公様(白洲次郎)ご登場!
(宝塚の男役でなくちゃサマにならないポーズですよね)
盆がまわって、セリからマッカーサーの悠河ちゃんがサングラスを外しながら登場♪
カッコイイ・・・(←ばかです)
よくわからないけど、マッカーサーチームと白洲さんチームの「対立のダンス」があります。
(ダンスとはいえ、白洲さんがマッカーサーを殴りつけていいのぉ~?)

 

ダンスの曲が終わると、白洲さんが吼えます。
「日本は戦争に負けた。だが、アメリカの奴隷となった訳ではない!」 険しい白洲さんの顔が、銀橋の主題歌で和らぎます。
人に対する厳しさと、やさしさをあわせもつ人物のようです。

 

 

<第2場>

 

この場は、とっても石田先生テイスト(笑)。
さっき不貞腐れていた武藤さん(風莉サン)が、ここでは浴衣をからげてカンカン帽を被って
にこやかにギターを抱えて「東京行進曲」を歌っていらっしゃいます。(アルバイト?)

 

背景には、大文字焼き。夏の京都のようです。
というわけでしょうか、正子さん(たっちん)の着物が、14日に見たときは白っぽい袷だったのに
28日に見たら、黄色い絽に変わってました!
(お直しが間に合わなかったのか、さいしょ袷だったのが指摘されて絽に変わったのか・・・)

 

正子さんは、いかにもはねっ返りというカンジ。
正子さんの女中の里村キクさん(鈴奈サン)が、うーーーん。。とっても石田先生テイスト。
正子さんの実家の樺島伯爵家が誤解されてしまいそうな役作りだけど、いいの?

 

もひとつ疑問で、このシーンで白洲さんがノーネクタイなのは、
正子さんにネクタイをプレゼントしてもらう約束があったからでしょうか。(予知能力?)
ここで、絶対出ると思っていた、白洲さんの某少女歌劇のお嬢さんとの武勇伝?が
正子さんの口から詰問というカタチで出て、
どういう理屈かわからないけれど、とにかく、正子さんと白洲さんはお互いの想いを確かめ合い
風莉さんたちが奏でる(もちろん実際はオケ)おちゃらけた結婚行進曲が流れる中、
ラブシーン・・・・?

 

 

<第3場>

 

おちゃらけた結婚行進曲が、荘厳な曲調に変わると、
上手花道から挙式を終えたばかりのマッカーサー夫妻が登場。
マッカーサーは白いタキシード、ジーン(まちゃみちゃん)はローブ・デコルテ。
この作品の中で、唯一の綺羅々々しい場面かもしれません。
(石田先生、ありがとう~~~!!!)
ジーンの手を引くマッカーサーの甘く優しげなことといったら、アナタ・・・(←ばかです)
こんな花婿に手を引かれるジーンは、世界一幸せな花嫁だと思います。

 

スイートルームでくつろぐために胸元をゆるめたマッカーサーもステキ。
そんなマッカーサーに微笑むジーンに、
「軍服姿でない私は、可笑しいかい?」 ナニナニ、この可愛い人は!????(←ばかです)
式を挙げたばかりなのに、君はやっぱりボクよりも大西洋無着陸飛行を成し遂げた
リンドバーグと結婚するべきじゃなかったのか?な~んて母性本能くすぐりまくりです。
(「たいせいようむちゃくりくひこう」はいつも難関のようです)
もちろん、ジーンは「あなたの方が遥かに・・・」って。あたりまえです(笑)。

 

日本に浅からぬ縁のあるマッカーサーは、美しい日本への想いを語ります。
(ここって、石田先生世代のアメリカへの憧れのような気がしてなりません)
そして、みずからの軍人としての姿勢、ものの見方を語ります。
本当にマッカーサーは、カッコイイキャラとして描かれているようです。
(石田先生ありがとう~~~~!!!)

 

 

長くなってきたので、いったん切ります。
第四場以降はまたのちほど。

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コメント

いやん。「しんぼう」ってひらがなでしたね・・・。
おばか加減が・・・。

「軍服姿でない私は、可笑しいかい?」が大好きです。

特に、「かい?」の甘い感じが。
あんな風に言われるなんて、マッカーサーはもちろんだけど、
ジーンも素敵な方なんだろうなと思います。

投稿: yu | 2008/03/07 12:39

◇yuちゃん、
いえ、yuちゃんはちゃんと漢字で書いてらっしゃいました。
私がひらがなで書いてしまったの。。。。ごめんなさい。

私もその「かい?」のところが好きなんです~~
いいですよね。
私も、「かい?」って言われたいです~~

投稿: theo | 2008/03/07 14:40

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