もうすこし千秋楽のこと。

前記事、シャルマンのことばかりで終わってしまったので。
もう少し。

千秋楽には、正子さん、もう私にはたっちん以外に考えられないくらいになっていました。
（ようこちゃんには、雨唄でがんばってほしいです）
サンフランシスコへ旅立つ白洲さんを見送る時の銀橋の歌、
泣きながら歌うたっちんにじーーんとしました。
急な代役から1ヵ月半、白洲正子さんとして生きて、いろんなことを感じてきたのだろうなぁ。
歌声は、いつもほどのハリはなかったけど、それ以上のものが胸に迫ってキュンとしました。
（とはいえ、さすがの歌声でしたけど）
たっちん、かっこいいぞーーー！！と思いました。

（以下、ねたばれあります）

・

マッカーサーの執務室で。
言いたいことを言い終えた白洲さん、ナウオンなどでも前から欲しいと言っていた
マッカーサーチョコレートをぜんぶ持っていってしまって・・・
つづく吉田首相も、白洲さんを呼ばわりながら、では私もとかなんとか言って、最高の間合いで
マッカーサーキャラメルを持って出て行ってしまったんです。
たぶん、マッカーサーも素でびっくり？？？
ちょっと固まったみたいですが、なんとか立て直して苦笑い。芝居を続けてました。
でもブレストン大佐とグルーパー中佐が、なかなか出てこなくて・・・(笑)
出るタイミングを計っていたのでしょうか？

グルーパー中佐の天皇巡幸の話を聞くとき、いつもならチョコレートやキャラメルの箱を
手にとって眺めるマッカーサー元帥ですが、楽では、テーブルの上にほとんど物がなくなって
しまったので、マッカーサー鉛筆の箱から鉛筆を一本出して眺めていました。
（私も初めて見たので得をした気分♪）
「まっそういうことだな」と席を立つときには、ちゃんと箱にしまったのが、わたくし的には
ツボでございました。（几帳面な元帥ですね）

ショーのほうは、今回、プロローグとフィナーレを除いて
轟さんメインの場面、悠河ちゃんの場面とくっきり分かれていて、
ダンスシーンで轟さんチームに入っている、珠洲さん、ちぎちゃん、ちーちゃん、かちゃちゃんが
なかなか美味しかったです。大人っぽい男役ダンスが綺麗でした。
とくに、私は珠洲さんにロックオン。
ダンスもさることながら、表情がとても色っぽいのです。
目ヂカラもですが、目を瞑っている顔にも色気があって、背筋がゾクゾクしました。
珠洲さんに落ちちゃったかも・・・私。

それにしても、轟さんのヴォーカルで踊れるなんて、このチームとても贅沢ですよね。
いまの宙組にはない、低音男役ヴォーカル＆ダンス、に痺れました。
（みっちゃんは、甘い系ヴォーカルなので）

それから、オダリスクのかちゃちゃん。
2週間前までは、まだ表情が硬くて、それが少年のようでいいなぁなんて思ってましたが、
2週間経って見たら、ちがうんです～～～！
目遣いが・・・イロッぽいったら！！！
2週間でこんなにオトナに～～～！　オバチャン、ショックだわ～～～
すんごい小悪魔ちゃんに変身していて、もうくぎづけで4公演見てしまいました。
この代役は、かちゃちゃんのジェンヌ人生を変えたかも。
色気のある男役に大変身？？？
（ちょっと、リカさんに似ていますよね、彼女）

それぞれの立場の人たちにとって、それぞれに、大変なこともいろいろあったと思いますが、
生徒さん一人一人が、大きく成長した公演でもあったのだなぁと、あらためて思うのです。