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2008/03/09

絶望を明日の希望に変えるために♪(黎明の風)@宝塚大劇場

プレシャスのインタビューの動画の悠河ちゃん、
言葉をさがしている様子が可愛いですね~

 

YOMIURI ONLINEの公演評のほうも読みましたが、
いろんな感想・劇評があるなかでは、私が感じたこととかなり近い気がしました。
(歴史観云々に関しても)

 

このYOMIURI~の写真も、ステキです~

 

さて、息切れしながら書いてますが・・・
(第5場と第6場を間違えたりしながら)
昨日、途中で下書きに保存しようとしたら、なんかエラーで
ぜんぶ消えてしまいました。

 

しくしくしくしく・・・・

 

たいした文章ではないのだけど、とってもがっかり。。。
これからは、こまめに保存していきます。
(失敗からも学ばなきゃ。。)

 

以下、ネタバレいたします。

 

<第6場>

 

戦後の混乱の場面です。
酔っ払いの八雲さんが、ギブミー酢昆布~とか言っていたり、
女性教師の鮎瀬美都ちゃんが、子どもたちの前で泣き崩れたり、
通称熊澤天皇といわれる自称天皇が現れたりしています。

 

1回目の遠征時は、熊澤天皇役の夏大海くんが可哀想で・・・
今回の石田先生の犠牲者は、夏クンだ~~と思っていたのですが、
2回目の遠征の時に、このシーンを皆で盛り上げようとしているのがわかって
しっかり皆のお芝居を見よう!と思いました。
生徒役の女の子で「おしり~!」と笑う子は誰でしょうか。とても可愛かったです。
(それで、熊澤天皇のシーンがあまり辛く感じられなくて、本当にうれしかったのです)

 

 

混乱した日本にアメリカ国家が流れ、厚木基地にマッカーサーが降り立ちました。
マッカーサーのシンボルともいえるレイバンと大きなコーンパイプ。
とてもスマートでスタイリッシュなマッカーサーです。

 

出迎える側に、あのフィリピンを死守すると言ったラッセル少佐がいます。
松葉杖をつき、どうやら負傷しているよう。
飢えに苦しみ、フィリピンを守りきれなかったことをマッカーサーに詫びるところが、
なんともいえません。がんばったのよね・・・部下たちを失い絶望しそうになりながら。
「ゆっくり静養しなさい」というマッカーサー。
おたがいに言葉にならない想いを交し合っているような気がします。
部下を見る眼差しに、懐の深い人だなぁと思いました。
(上手が多かったので、残念ながらまさこちゃんの表情は見えなかったのです。。。)

 

厚木基地から東京都心部へ移動するにはまた警備が整っていないので
しばらく待ってほしいと告げるグルーバー中佐と、
警備は必要ないというマッカーサーの間で、しばし言い合いになります。

 

ともちんのグルーバーは、真珠湾で弟を失ったことを忘れられない、
心にめらめらと暝い炎を燃やすような役作りです。部下の中ではちょっとヒール気味。
対して、みっちゃんのブレストン大佐は、日本贔屓で、この2人がいつもマッカーサーに
日光月光菩薩のように随って、ものの見方のバランスをとっているようなかんじです。

 

グルーバーにとって、日本人とは終戦してもなお、油断のならない敵という認識のようです。
そんなグルーバー中佐に、天皇が終戦を宣言した以上、日本人はそれに従うと
マッカーサーは言うのです。彼は、日本人がどういう民族か、よくわかっている模様。
天皇の訴追も許さない、と宣告します。
日本人の精神性、ものの考え方から鑑みて、これからの占領の成功は、
天皇の処遇如何に掛かっている、ということでしょう。

 

「我々はシーザーも、ナポレオンも、そして…アレクサンダー大王ですら成し得なかった平和的占領を成功させなければならん」 マッカーサーの決め台詞だと思います。
(アレクサンダー大王をクレオパトラと言い間違えちゃったんですね~お稽古場で(笑))

 

グルーバー中佐は、なかなか納得がいかないようですが・・・
弟ゆえに、感情的になるグルーバーの頬を張るマッカーサー。
頬をおさえるグルーバーの眼の中の暗い光に萌え~♪
(「マッカーサー&ブレストンVSグルーバー」の2対1になることが多いので、
グルーバーについ肩入れしたくなる私です・・・(^^ゞ)

 

マッカーサーと2人の部下の言い合いが一段落したところへ
連合国のソ連代表、テレビャンコ将軍(天羽珠紀サン)が姿を現します。
一見の価値のあるすんごい軍服です。(軍服マニア垂涎? 勲章ビラビラです)

 

先ほどの悔しさを払拭する間もなくの展開に、腹立ち紛れのように
テレビャンコのことを「いけすかない男です」と評するグルーバーの表情が好きです。
すねちゃって、なんか可愛いと思っちゃうんですけど・・・まちがっているでしょうか・・・

 

権威主義を象徴するような軍服を見せびらかすテレビャンコのいでたち。
シンプルなGHQの軍服がかえって清々しく見えます。
多くの日本人が感じているであろうソ連参戦のいきさつに対する遣り切れない憤りを
マッカーサーが晴らしてくれるような場面でもあります。(^_^;)
決め台詞(「1人残らず投獄しますぞ」)が、ちょっと弱い気が・・・
マッカーサーは堂々と言い放って、威嚇していますが。
もっと、ダメージ大な台詞だと、もっと溜飲が下がりそうだけどな。

 

うー 今日もここまでで力尽きました。。。
この調子で、次の観劇までに終わるのでしょうか。。。(渺漫として終わりが見えない~)

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