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2008/08/24

「マリポーサの花」@宝塚大劇場

宝塚大劇場で雪組の「マリポーサの花」を見ました。
後にも先にも1回こっきりの観劇でした。

登場人物のキャラクター、設定、人間関係は期待させるものが十分あるし、言いたいことも、わからなくはないのだけど、あれでいいのかなぁ・・・正塚先生?
役者は揃っている。(むしろ余ってる)
舞台空間も、装置も照明もオケも、十分あるのに、選曲も私好みだったのに、なんだか単調に感じたのはなぜかなぁ。
なんだか、いろいろと宝の持ち腐れのようでもったいない気がしました。
この使い方だったら、バウやドラマシティとかで十分じゃないのかなぁって。
なんていうか・・・わくわくしなかったんです。
おっ?すごいやん、おっ!ステキやん、と思うものがないまま、終わっちゃったなぁ。
(1回こっきりの観劇には、大変酷でした・・・涙)
セリフには意外とつっこめて、それは面白かったんですが・・・(^_^;)

(以下、ねたばれいたします)

とりあえず、人の話は最後まで聞こうよ。
人が言い終わる前に、勝手に相手の言わんとすることをわかった気になって、
勝手に結論を出して行動するのはやめようよ。(ネロ)

なんでも否定から入るのはやめなさい。(エスコバル)

・・・と、彼らが自分の子どもだったら、きつく注意するなぁ。。。と思って見てました・・(^_^;)。
そんなことじゃ、幸せになれないわよ、と。

中途半端な物言いで、相手に伝わった気になってはダメ。
大切な言葉は、正確に伝えなくちゃ。
相手の気持ちも、わかった気になってるだけじゃダメ。
独りよがりすぎるよ。と。
(・・とか思う私は、どこまで上から目線なんでしょうか・・・(^_^;)

けどなぁ。
こんなふうに花を贈られるのも、1回だけなら綺麗な思い出だけど、
毎年、昔の男から花が贈られてきたら、私なら迷惑だなぁ。

むしろ生きていても、死んでしまったと思わせて、自分の思い出から解放してあげるのが、
こういう生き方をする男性の、残していった女性に対する思いやりじゃないのかなぁ。
いろいろカッコイイコトを言っても、最後がこんな未練たらたらじゃ潔くない~!
と傍目から見ると思います。

私が自分でふと思ってウケてしまったのは、
となみちゃんのことは、やっぱり今度も置いていくんだ~(^_^;)ってこと。
(「追憶のバロセロナ」参照)
やっぱり、となみちゃんはお嬢様設定なんだなぁと。

ストーリー上、セリア自体はそれほど重要なキャラではないかもしれないけど、
でも、彼女だっていろいろな思いがあることが伝わってこないとなぁ。
「伝わってくる思い」がかなりステレオタイプというか、浅くって、女性の気持ちがぜんぜんわかってないよなぁ、正塚先生・・・と思っちゃいました。
そうすると、“彼ら”の行動も、独りよがりで上っ面な行動にしか見えなくて、けっきょく深みがなくなっちゃう気がします。
セリアへの思いを口にしているけど、それはただの自分への口実で、けっきょくはミリタリーオタクなだけちゃうん???ってつっこみたくなったんです・・・(^_^;)

「オレってかっこいい」というモノローグが聴こえてきそうな「男のロマン(笑)」なら、それはそれで愉しめるけど。
「(笑)」つきで、ほのぼのとなれるヤツを目指しているのなら、それでもいいのだけど、どうもそうじゃなさそうなので、据わりが悪いなぁ。
宝塚のクールは、やっぱり宝塚らしい野暮ったいクールが好きだなぁ。

「1人の男のために、男が命を掛ける関係」って、わたし的には大変「萌え」な設定なのですが、なんか、エスコバルはバラクほどときめかなかったです。
カラフの寝首を掻きそうな危険な眼をした水バラクが、会って間もないカラフという男への義のために命を落とすシーンはそこだけでもう、萌えでした。理屈じゃなくて。(たとえ、えええ~?なラストが待っていようとも)
なんでかなぁ。

ネロが「部下じゃなくてたった1人の友」と何度か言うのだけど、「はぁ、そうですか」だったなぁ。
昔2人で戦場を潜りぬけたときの、印象的なエピソードの1つでも鮮やかに描かれていたら、ちがったかなぁ。わからないけど。
せっかく大掛かりな舞台装置があるのだから、過去のエピソードシーンに戻っても良かったのかも。
戦友たちが倒れていく中で、しっかりと結ばれた2人の絆が描かれるシーンがあっても良かったかも。
私個人としては、戦闘シーンはあまり好きではないけれど。(爆音が嫌いなんです)
わからないけど。

港湾の2人のシーンがもったいなくてねぇ。。。
いまのままで、あのシーンを活かすためには、ゆみこさんにそうとうがんばってもらわないといけない気がします。
あのシーンにもっていくために。
かなり高い技術点が要求されそう。

わかった気はしたけど、感動にはならなかった――― これってなんなんだろうなぁ。
この人(たち)は、何を信じて、何のために命をかけているのだろう?というのが見えてこなくて。
登場人物たちが、誰かのセリフ、誰かの行動に心を動かされて、それまでの彼ら自身とはちがう動きをしてしまったっていうふうに見えなくて。
けっきょく、さいごまで、皆変わらなかったなぁって思ってしまって。
なんか、いろいろともったいないなぁと思ってしまいました。

なによりもったいないのは、美形な雪組の下級生たちと、可愛い娘役さんたちです。
たんに、綺麗なものと可愛いものが大好物な私には辛い作品だった、というだけかもしれません(笑)。
上から目線でエラソーにいろいろ言っても、可愛い子や綺麗な子に見せ場があって満足したら、それでじゅうぶん幸せな宝塚ファンなので・・・(^_^;)

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コメント

そうでしたか。。。

前回のマジシャンの憂鬱はなかなか良い出来だったのですが
ハリーの久々のハードボイルドを期待していたのですが・・・
男のエゴが剥き出しな感じなのかな?

とりあえず1回は行こうと思っているのですが、近所の
スーパーと飲料メーカーがタイアップしてペアチケット
プレゼントキャンペーンをやっているのでそれに賭けるか(爆)

投稿: ichiyo | 2008/08/24 14:59

テオ様
関西組のe-coです。
昨日はありがとうございました
雨の中、初並びで少々不安でしたがご一緒させていただいて心強い上に楽しかったです。

どんなにゴッツイ人かと想像していたら華奢な方でホッとするやら驚くやら。で、御帰還早々観劇ネタをしっかり・・・脱帽致します(笑)
今回の雪組さん、難しかったです、私には(-_-メ)
ショーもアッと言う間に終わってしまいましたし。
キタロウ君ばかり見てましたけど(*^_^*)

この場をお借りしまして、ご一緒させていただいた九州&下関組の方々、ありがとうございました。また是非ご一緒させてくださいね。

e-co

投稿: | 2008/08/24 15:09

◇ichiyoちゃん、
主人公(男)が独りよがりで、女性の心情が描けていない、
というのは、正塚先生のいつものことではあるけれど、
「バロンの末裔」も「ホテル・ステラマリス」も「ロマンス・ド・パリ」も
私はそれなりに面白かったんです。
○○(主人公)カッコイイ~と思いつつ、ツッコミ入れて見てました。
でも、今回は間延びしすぎじゃないかなぁ。

セリフで話を進めすぎ。
場面転換が単調で、ダイナミックさに欠けるなぁと思いました。
ネロ(水さん)に対するエスコバル(ゆみこさん)のキャラが、私にとっては魅力に欠ける気がしました。
ネロ×エスコバルに萌えなかったんです。
ネロ×セリア(となみちゃん)にも萌えなかったんです。
となると、この作品のツボを探すのは難しいぞ、ってかんじです。
(どちらかに萌えられた人は、面白く感じられると思います)

たぶん、私はエスコバルというキャラが好きじゃないのだと思います。
小型犬ほどよく吼える、じゃないけど、虚勢張りの小者感が拭えなくて。
エスコバルが大型犬キャラだったら、もっと話がダイナミックに動きそうだなぁ。

あと、セリアというヒロインも。
好きでも嫌いでもないヒロインでした。本当にどうでもよいキャラ。
ぜんぜん、主人公の心を揺さぶっていない。
ヒロインがもっとじゃじゃ馬系か、もしくは、ヒロインに相対するタイプのもう1人の女性が主人公に絡むと、主人公の心の動きが見えたかも。

主人公のネロは、非情な世界を生き抜いた過去を背負った男なので、ちょっとやそっとでは、心は揺さぶられないのは前提で、それでも、そんな男が、ある瞬間に心が揺さぶられた、というのが見えてこそ、ハードボイルドの醍醐味でしょうって思うんですよね。

いろいろ設定がもったいなかったなぁ。
そして、舞台空間がもったいなかったです。

はじまったばかりの公演ですので、変わっていくでしょうし、
ichiyoちゃんは、別のツボを見つけられるかもしれないので、
とりあえず見て損はない・・・かも。
「ソロモンの指輪」ともども、ポチ君にぜひ見せてあげてください。

◇e-coさん、
こちらこそ、ありがとうございました。
ショーは本当に、あっという間でしたね~
私も、気になる人たちを目で追っていて、気がついたら水さんが銀橋でほくそ笑んでいて、そのままセリ下がりしたら・・・ってカンジでした。

初会活動が、組並びで、いきなりコアな世界にようこそ~でしたね(笑)。
そのうえ、最初の組並び参加が、史上最後の組並びだし・・(^_^;)
つぎはぜひ、ガードやお茶会でお会いしましょうね~!

投稿: theo | 2008/08/24 17:17

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