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2008/09/04

アンドレカンドレ。

(井上陽水さんとは、一切関係がありません)

よくよく考えたら、私のアンドレ嫌いは、最初っからという訳ではなかったみたい。
連載中は、アンドレの想いは、この後どうなるのだろう?と、胸が高鳴らせて次号を待っていましたもん。
苦手になったのは、やっぱり映画以降かも。
それ以前は、「アンドレ派ではなかった」程度かも。

当時のファンは、それぞれに誰々派ってカンジで、お気に入りのキャラクターの素敵さを主張しあっていたりしたんですよね。
これも一種の戯れというか。ベルばらの愉しみ方の1つというか。
好きなキャラを持ち上げて、ライバルキャラをこき下ろしてみたり・・・(^_^;)
罪のない娯楽というわけでございます。

それで、私は「ジェローデル派」でした。
つまり、オスカルを挟んで、アンドレはライバル(笑)。

ジェローデルは、アンドレとは正反対。
お育ちが良くて、キザでスカしていらっしゃる。
いつも上品で、オスカルにタメ口なんてききません。
オスカルを宮廷一の貴婦人に装い立て、崇め傅く財力もお持ち。
それに、なんといっても礼儀正しく、無理矢理一線を越えようとなどなさいません。
さいごには、身を退くことで愛の証を立てられます。
なんて(都合が)良い男性なの。

ジェローデルは、どうやら私のど真ん中だったようで、その後も、
法隆寺に縁の名前の先輩とか、泥棒伯爵とか、ルイ14世の麗しの陸軍元帥とか、憑き物落としの拝み屋の親友(探偵)とか、陵南の7番とか、哮天犬に騎乗する妖怪仙人とか、炎の守護聖などに堕ちてきた遍歴がございます。

「美形で自信家でキザでこそばゆい」が共通点ですかね?
見た目に似合わず一途なのも共通点かな。
けっきょくは「より多く愛したほうが負け」を地でやってしまうところも。

キザを演じているのも、相手への思い遣りだったりするのよね。
相手が「NO」とはっきり言いやすい。
(ジェローデルだって、もっと狡くやろうと思えばやれたはず)
追い詰めても、さいごは手を離すところもタイプです。
皆お坊ちゃま育ちだからかな?

アンドレは、私には地味に思えるキャラクターですが、
悠河さんが演じるとしたら、どうやったって地味にはならないないでしょうね。
一目で目を惹き、そして目が離せない従者になりそうな。

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コメント

うわぉ、theoさんの魂の遍歴が…

相手にも自分にも、ですが
追い詰めて、逃げ道を無くしてしまうのがアンドレ。
追い詰めても逃げ道を作ってあげるのがジェローデル。

真綿で締められるのが好きなのか、真綿でくるまれるのが好きなのか、
というようなくくりをついついしてしまううみのです

タニちゃんのアンドレ…ストーリーが本当に気になって仕方アリマセン。

投稿: うみの | 2008/09/05 00:57

◇うみのさん、
わぉ。
子どもを叱るときや、会議の場などで、私のポリシーは、
「相手を追い詰めない。逃げ道は必ず作る」
なんですけど・・・その点でも私はジェローデル派だったのか。。。

ハイ。真綿でくるまれるのが好き派です。
ぬるま湯大好きです。

心の遍歴・・・(^_^;)
ちなみに裏ルートもございまして、
ジャルジェ将軍 → 某日本庭球協会理事 → ルイ14世の元帥を愛した公爵 → 陵南の監督 → 黄一族の父親の天然道士 というのも。(フ○専?)

悠河さんのアンドレ編・・・
オスカル編でもフェルゼン編でもなく、
ジェローデル編でもアラン編でもベルナール編でもなく、
アンドレ編なところが・・・しかも<外伝>がついているところが、とっても気になります。

投稿: theo | 2008/09/05 06:53

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