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2008年12月の6件の記事

2008/12/29

「もう1人の僕」

7歳で父親を亡くしたスチュアート。
夫を亡くしたという現実を受け入れられない母。
彼なりにそんな母と幼い妹を守らなければと思ったんだろうなぁ。

息子に亡き夫と同じ道を歩むことを願う母。
幸か不幸か、彼には才能と、へこたれずに頑張れる強さが備わっていた。
そこに目をつけた大人たち。

母の願いと自分の夢が同じではないと気づいたとき、
スチュアートは彼なりに母と話そうとしたのだと思う。
けれど、あの通り、母は聞きたくないことは耳に入れず
にっこり微笑んで上手に話を逸らす。
「そんなことより、あなたの好きなジンジャークッキーはいかが?」

描写から「機能不全家族」の状態が垣間見える。
そのわりに、スチュアートはめちゃめちゃ「いい子」に育っているんですよね。
いや、「機能不全家族」の子だから、「いい子」(=AC)なのか。

そんな彼の心の中で育ったのが、パラダイス・プリンス。
「どんなときも無邪気に笑うもう1人の僕」。
周りの期待を一身に背負い、
表面は笑っていても、心から無邪気に笑えなかった子ども時代を過ごしていたのだろうなぁ。

長い時間をかけて、機が熟して、ようやく母親に理解してもらえて良かったなぁ。
私には、そのハッピーエンドが、なによりも嬉しかったです。

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2008/12/28

今を生き抜くことは、きっと必ず明日へつながる♪

「Paradise Prince」と「ダンシング・フォーユー」終わりましたね。
あたたかくて良い楽だったとの報告に、ほっとしているところです。

私はムラのみで見ましたが、大きくなった悠河さんの姿に胸がいっぱいになったのと
同時にもう、ベルばらでもエリザでもなんでも来い!の心境になりました(笑)。
いまもその気持ちのままです。(^^)

昨夜は、楽をご覧になった方たちからのメールを待ちながら、
CSで博多座版「シークレット・ハンター」を見てました。
この作品、好きでした。
とうこちゃんが歌う主題歌で泣けたことを思い出します。

心の弱い人間への共感、自分の境遇と言い訳・・・
「心の弱い人間だっている」のくだり、泣けます。
だけど、守りたい人ができた時、彼(ダゴベール)は変わるんですよね。

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2008/12/15

「全部は無理でも」

メールでいただく「Paradise Prince」の感想にじわじわっときています。
皆さん、いろんな思いを抱くみたいで・・・

今まさに、目標を定めて頑張っている人、頑張ろうとしている人にとっては、
かなり痛みも感じる作品でもあるようですね。
私が手放しで受け入れられるのは、気持ちが「応援する側」にシフトして
しまっているからでしょう。

そんな私にも、揺らぐ言葉や痛い言葉があったりします。
なんどか腰を据えて?感想を書こうと思いましたが、
書き始めるととても個人的になってしまうし重くなってしまうので、
書けないまま・・・

ケヴィンの「子どもはいいよなぁ」も、そうだったりします。
ケヴィンって、本当に良い家庭で幸せに育ったんだろうなぁなんて思います。
誰もが少しずつ、自分に重ね合わせて見てしまう作品なんでしょうね。

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2008/12/10

ご都合主義の極み。

チキタ★GUGU全8巻読破。
(↑190p/1巻のマンガです

こんなにご都合主義なラストもないと思います。

悲しい悲しい物語の末に、生まれ変わる(生まれ直す)んだもの。

でも、この結末は、この物語に泣いたすべての読者のために必要なんだと思う。

人は、みかんの断末魔の叫びは聴こえない。
りんごの断末魔の叫びも聴こえない。
もし、皮を剥かれるみかんの叫びが聴こえたら、どうするだろう。

人食いの妖怪ラー・デム・デラル。
彼にも人間の痛みがわからなかった。
でも、人間のチキタと「百年」を始めて、彼と慣れ親しみ
彼を失くしたくないと思ってしまった。
人間たちの中に、チキタを見るようになってしまった。

命にはいつか終わりがある。
愛を渡せた人生は幸せだと思う。

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2008/12/08

Who Wants to Live Forever...

大好きなTONOさんの
大好きな「チキタ★GUGU」を久々に読み返しております。
全8巻なので、ぼちぼちと。

主人公チキタは、幼いときに人食いの妖怪に家族を殺されました。
妖怪はチキタも食べようとしましたが、あまりの不味さに食べることができませんでした。
以来、妖怪はチキタを飼育しています。
不味い人間を100年飼育すると、えもいわれぬ美味になるからです。

自分の家族を殺した妖怪と暮らすチキタ。
でも100年といわず、その何分の一の時間で、2人の関係は・・・
せつないお話です。

慈悲深い皇帝と彼に心酔する人たちが道を誤ってしまったのは、なぜ?
食人するしか生きる道がなかった子どもが選んだ未来は?
死体がいっぱい出てくるお話です。
でも、内容の重さとはうらはらに、軽いタッチの絵柄。
(じゃなくちゃ読めないような内容でもある)
1話1話が面白く、可愛くて、笑いと涙なしでは読めません。
可愛いシュガーボンボンみたいに、砂糖に包まれたひんやりとした毒がじわじわと効いてくるような感覚。

マイノリティに優しく、欺瞞に厳しい視点が、TONOさんだなぁと思います。
生きることはせつないです。

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2008/12/06

愛しき言尽くしてよ。

(うつくしきことつくしてよ)

私にとっての宝塚の魅力は・・・

綺麗なところ。
華やかなところ。

舞台の上で、輝いている人たちを見るのが好き。
その一生懸命さ。
一生懸命だから、うつくしく、
一生懸命だから、輝いているのだろうなぁ。

そんな彼女たちを輝かせるために、本気で支えている人たちがいること。
その人々の愛が感じられること。
愛されているから、うつくしく、
愛されているから、華やかで・・・
愛されて、輝いている人たちを見るのが好き。

その愛が感じられなくなったら、私に宝塚は要らないものになるのかなぁ。
とか。
思ったりする今日この頃なのです。

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