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2009/05/24

「薔薇に降る雨」異聞#1

宝塚大劇場で4月17日から5月18日に上演された宙組公演「薔薇に降る雨」。
大好きだったシーンを、私なりの視点で思いつくままに。

盛大にねたばれ注意。

あくまでも、私なりの視点で。
(ムリと思われる方はスルーしてくださいね)

S.1 クラブ

軽いかんじのオーバーチュアが流れる中、幕が上がりはじめ悠河さんの開演アナウンス。

舞台中央の椅子に腰掛けているのは、金髪美形の男。
人待ち顔?

そこへ、慌てて1人の男。
「やあ。待たせてしまいましたね」

否定する金髪ビジンさんの返事もそこそこに聞き、
「つまらない夜会だった」
会いたくてたまらなかったアピール。

「行きましょう。ぜひ案内したいところがあるんだ」

仕事の話にかこつけて案内した場所は、秘密のクラブ。
男は貴族で、金髪美人をこのクラブにどうしても連れてきたかったらしい。

「ここで見聞きしたことは誰にも口外しない。暗黙のルールです」

そんな秘密の場所に、この美人さんを連れてきて、どうするつもり?
魂胆まる見えなんですけど…

しかし。
世の中そんなにうまく事は運ばない。
とくに、こういう下心ありありのときは・・(涙)

男が、つぎの話をどう切り出すべきかと間をおいたとき、
店内に響く女の高笑い。

現れたのは真紅の薔薇のような女と、彼女を叱咤する若い男。
「社交界の薔薇といわれた人」と貴族の男。
社交界では知らない者はいない有名な女性らしい。
深酔いして声高に若い男(弟か)と言い合っている女のどこか投げやりな風情が痛々しい。
金髪の美形男は眉をひそめる。

「やあ」
「どうしてここに?」
その女性は、金髪の美形と知り合いだった。
「この方に連れてきていただいた」
彼の手が貴族の男を指し示す。
「オーランジュ男爵です」
自己紹介。

「知り合いなのか?」
いまさらの質問。

「むかし、ずっと昔にね」
決定打。
平気な顔を装いながらも、男爵、内心はたぶん涙目。

追憶に心を彷徨わせ、そこにいる彼のことも忘れている美人を
もの問いたげな眼差しでみつめる男爵がせつない。

―――彼のこの思いはどうなるの?

(以下、つづきます)

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