ともに人であればこそ。
宙組東京宝塚劇場公演「薔薇に降る雨」「Amour それは…」
6月25日の2公演を見ることができました。
ジャスティンのこと、私はずっと上から目線で見てて、
勝手な男だとか人タラシだとか言っていましたが
今日の公演を見ていて彼の気持ちがわかったような気がして胸が詰まりました。
特にエストールにやる瀬なさをぶつける場面に涙でした。
親の子を思う気持ちを利用する奴がいる。
娘の両親を思う気持ちに付け込む奴がいる。
心に秘めた一輪の薔薇。彼女の選択を受け入れ、自分とは二度と交わることのない彼女の人生をひそかに応援する覚悟を決めていたのに、それが邪悪な誰かの思惑によって脅かされようとしている。
それに対する強い憤り、やり場のない怒り。
それが凄く伝わってきました。
イヴェットの窮状を救う事ができて、本当に心が晴々としたこと。
だからこそ、渡米する気持ちになり、ヘレンとも結婚する気になれたこと。
イヴェットとは、決して交わらぬ自分の人生を歩む気でいたんだと思います。
そんな一つ一つの思いが感じられうるうるし通しの観劇でした。
何度も見た作品なのに不思議ですねぇ…。
明日はどんな感想を持つのか、楽しみです。
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