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2009年11月の4件の記事

2009/11/22

人がいとおしくなる物語。

『恋することも 美しいことも
 はかなくて むなしい』

自分をとりまく人々の想いをうけとめていとおしみ
前を向いて生きていく彼女(タニア)はそう思います。

その儚いものを追い続けるのが人間なのだろう。

大野拓史先生の散りゆくものへの愛惜――
荻田浩一先生の失ったものへの追憶――

私が宝塚に惹かれ、大和悠河さんに惹かれるのも
だからこそだと思います。


TONOさんの『カルバニア物語』12巻読了しました。

カルバニア王国初の女公爵エキューのぶっとびぶりも魅力的ですが、
この巻では、カルバニア初の女王タニアの真っ直ぐさ
着実に身に着けていく自信がステキでした。

巻の中盤以降に登場する新キャラがなにやら面白いことになりそう。

正統な戦いを挑まず、卑屈な自分を育てていった男、ナジャル(新キャラ)。
彼は、タニアたちと関わることで変われるのか。

さわやかじゃない父子も面白い(笑)。
隣国のコンラッド王子のタニアへの想いはどうなるのでしょう。
(このコンラッド王子の白皙ぶり、和央さんが似合いそうだったんですよね~)

次巻がたのしみ。
大人が読んでも面白いコミックです。

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2009/11/16

踊るフェリシア。貴いフェルゼン。

昨夜、ネットのニュースで大浦みずきさんの訃報を知りました。

1度だけ生で拝見したことがあります。
「イーストウィックの魔女たち」というミュージカルでした。

大浦さんは、町の風紀の乱れが許せないお堅い地元新聞社のオーナー役。
ヒロインたちの敵役でした。
50~60年代風のスーツや花柄プリントのワンピースといういでたち。
アメリカンコメディやコミックに出てきそうな悪女の典型みたいな風貌。
ちょっと101匹わんちゃんのクルエラ入ってる?みたいなかんじかな。

魔法が使えるようになったヒロインたちに酷い目に遭わされる敵役なんだけど、
部下たちをしたがえてセンターで踊る踊りが、とってもカッコよくて素晴らしかったです。

花柄ワンピースでこのカッコよさだったら、男役時代のこの方はどんなに
ステキだったのだろうと、そのとき切に、男役時代を知らないことを悔やみました。

そのときの感想がこちらです。→イーストウィックの魔女たち@博多座
大浦さんのダンスに魂抜かれそうになったらしいです。

今朝方、この作品の演出の山田和也さんのブログに、
このフェリシア(大浦みずきさん)のダンスは、大浦さんのために作り出された
振付だったことが書いてありました。
本当はこんなに踊る役ではなかったのだそうです。

お客さんもでしょうけど、現場の皆さん、振付の先生方が、
なにより踊るなつめさん(大浦さん)を見たいと思われていたのだと、
それほどの方だったのだろうなぁと思います。

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2009/11/11

大切なのは個人の感動。

高村薫さんの『リヴィエラを撃て』上下巻を読みました。

久しぶりに読み終わるのが惜しい本でした。
というか、すこし読むといろいろ思うことがあり、思いに耽って・・・
の繰り返しでした。

物語の進行を読むのではなく、登場人物の思いに思いを馳せる。
そんな読書でした。

≪リヴィエラ≫というコードネームの人間をめぐって
IRA、CIA、MI6、MI5といった男たちが、組織を裏切っても、
個人の思いと命を懸ける。

組織と使命のためには、簡単に人を殺めることができる世界に住む彼ら。
ほんのすこしの被疑が、自らが所属する組織からも命を狙われることになるのに。
じっさいにそうして、幾人もの男たちが命を落していく。

そのなかに核となる男たちがいる。
1人は、MI6でピアニストの男。
もう1人は、元IRAの殺し屋の若者。

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2009/11/07

ちょっといい本。

 人間のあやまちこそ
 人間をほんとうに
 愛すべきものにする

ゲーテの言葉だそうです。

今日はまたまたU月とまち歩きをしました。
人魚の骨も見ましたよ。
800年も前のものだそうです。
博多の龍宮寺というお寺にあります。
他にも博多の蘊蓄いろいろ仕入れました。
博多にいらしたら案内いたしますわ

さて、最近はいつもネットの本屋さんばかり利用していますが、
久しぶりにU月についてジュンク堂に行きました。
そこでみつけた本がこれです。
コミックですが。

『鞄 図書館』というタイトルです。
鞄がしゃべります。
旅する鞄です。
この鞄はゲーテが大好きなようです。
鞄の中にはどんな本でもあります。
この鞄を持ち歩く髭面の男が「司書さん」。旅の相棒です。

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