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2010/02/08

カーテンズ2日目

ミュージカル「カーテンズ」2日目を観劇しました。

ストーリーがわかって見ると、巧みに伏線がはりめぐらせてあってよく出来た脚本だなーと感嘆です。

話が見えて、セリフがするっと入って来ると、笑えるところがいっぱいありました。
この作品、そうとう可笑しいですよ。

それでもなお、「???」なところも依然残っています。
私がアメリカ人でミュージカルオタクで共通言語、共通認識を共有できたら、何倍も楽しめるんだろうな。
そうでない自分が悔しいなぁと思います。

以下大いにネタバレいたします。

2日目の公演は、昔からのオタク友達と観劇しました。
観劇後はお定まりの感想トーク。

私は彼女に、自分が抱いた疑問を投げかけてみました。
ひとつは、ニキって唐突にチョーフィさんに告白する気がするんだけど、
いつの間に彼を好きになってたんだろう?ということ。
ミュージカルオタクの2人の男性に好意をもたれてるけど、
明暗を分けたものは何? ぶっちゃけ、もう1人の男性でもよくない?

彼女の答えは、ニキって舞台のことで頭がいっばいな娘。
だから、舞台に対する純粋な情熱を語り、ニキたちが取り組んでいるミュージカル作品が良いものになるように、我を忘れて没頭してしまうチョーフィさんにすごく共感する部分がある。
それが彼に対する好意につながった。
他の出演者がチョーフィさんを受け入れていくのも同じ理由で、その過程は、ニキの気持ちでもある。
同時に観客もそんなチョーフィさんにどんどん魅力を感じているはず。
だから、ニキが彼に好意を抱いていることは、あの時点では自然に受け入れられるはず。

鍵になる大切なシーンは、ニキが「舞台と結婚する女性ってどう思います?」的なことを彼にきくところ。
その時のチョーフィさんの答えは重要なポイント。
あれでニキのチョーフィさんに対する気持ちも客席のチョーフィさんに対する好感度もアップするはずなんだけど…とのこと。
私が感じとれていなかった?(涙)

彼女曰く、アーロンさん(鈴木綜馬さん)の心情の部分はこってりと親切すぎるほど描かれている。
それに比べるとニキとチョーフィさんのそのシーンはあっさりしている。(たしかに私なんか、あーそう。ふーん。それが何かな。くらいに思ってたよ…大切なシーンとも知らず…汗)

愛の言葉をなかなかストレートに口に出せないアーロンさん。
彼の心情は、皆まで言わなくても日本人には伝わると思う。
なのに、これでもかってほど心のうちを言わせる(歌わせる)。
それは、それくらい語らせないとアメリカの観客の共感を得づらくて、
反対にニキの気持ちは、会話のやりとりだけで十分に理解を得られるからじゃないかという見解でした。
観客への親切度の差、心情を語るボリュームの差は、そのまま文化の違いで、そのボリュームをそのままで日本人の観客に見せているので、わかりにくくなっているのではないかと。
なるほど、その見解はわかるかも。

また、ニキって最後まで容疑者かもと思わせておかなければならない役でもあるので、あんまり観客に何を考えているのか、あからさまにできないキャラでもある。
謎や別の可能性を残して置かないといけないことも、彼女の心情を明確に描けない理由だろうとのこと。
たしかにアーロンさんは、あの心情を語り尽くしたことによって、観客の容疑者リストからは外れるなぁ。

彼女が言うには、ニキは最後までセリフを言う時に、無心でそれを言っているのか、故意に言っているのかわからせないようにする必要があり、それが空気を読めない女に観客には映る。
それでいてチョーフィさんの想う相手であることを観客に納得させなければならない。
居方が難しいと。
彼女の話にずっしりきました。

2回見た私より初見の彼女のほうが理解している部分が多々ある。
この差はなんだろう。複雑な気持ち。

彼女はジャンルを問わずよく舞台を見ています。
「この作品どころではない、もっと釈然としないアメリカンミュージカルがある」と、その作品の釈然としなさを語ってくれました。
アメリカ人は、この人物のこの言いよう、この行為に腹も立てず受け入れられるのかと、カルチャーショックを受けたそうです。
それまさに、昨日の私なんですが。
ということは、場数の問題なのかなぁ。
この手のミュージカルを見慣れていたら、もっとドカンドカン笑える?

あ。それと彼女と私の差は、特定の出演者への思い入れの差。
私には雑念が多すぎる(笑)。
舞台上のメインの進行とは離れた場所にいる人に気を取られていることがある。
それでわからんっていうのは筋違いっしょ…(^_^;)
でもこの雑念を払うのは難しいぞ。
この雑念があるからスケジュール調整して飛行機に乗ってホテルに宿泊してるんだもん。
もしかして私(たち)、犯人の気持ちがもっともわかる立場にいない?
よーく検証してみよう。

もうひとつ、彼女に投げかけた疑問。
シドニー(芋洗坂係長さん)の手帖に書かれた○と、グローブ(地球)とグローブ座とシェイクスピアと「お気に召すまま」の有名なセリフと犯人への連想。
2度見ても「え?なんで?」でした。
犯人は役者じゃないってこと?
とっさにそんなダイイングメッセージ?

これは彼女と話していても謎のままだったので、次の観劇の課題です。
って2週間も先ですが……我慢できにゃい(涙)
(しなきゃです)
(博多と有楽町はボストンとニューヨークくらい遠いと思うの…泣)

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コメント

楽しめたようで何よりです。
我がご贔屓の時も似たようなシュチュエーションで
ブロードウェイミュージカルだったのですが、
しかも主演はジャニーズさん(V6)だったし・・・
(初演は青山で再演が東京フォーラムだった。。。)
アドリブ?って部分まで計算しつくされたセリフだったり
衣装や舞台道具にいたるまで全部持ち込まれたもので
なんだか日本人にはちょっとサイズが???ってものも
あるなかで皆さん熱演をしていたので今回もそんな感じ
かなぁって思います。2週間妄想逞しく過ごしてね(笑)

投稿: 一陽 | 2010/02/08 10:05

◇一陽ちゃん、
楽しかったです。
初日は戸惑ったし、まだまだ楽しみどころが
わかっていない部分もあるのかもしれないけど、
まだまだ楽しめそうで、そこがたのしみでもあります。
あと2週間・・・夢の世界はお預け(涙)。
舞台ファンのチョーフィさんの気持ちがとってもわかる気がします。
(私もチョーフィーさんになりたいです・・・)

投稿: theo | 2010/02/08 19:15

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