特別に選ばれた人びと。
ミュージカル「カーテンズ」。
ひとことで言えば、劇場に関わる人びとへのリスペクトにあふれた作品でした。
見終わると、どの登場人物も好きになっていて
繰り返して見ていると、さらに愛着が湧いてきます。
リピートしたくなる舞台でした。
見終わったあとは本当にほっこりして幸せな気分になれました。
(殺された人たちには気の毒ですけど…(^_^;)
そんな「カーテンズ」を見て思ったことなどを、思い出すままに書いてみます。
以下、ねたばれいたします。
ミュージカル「カーテンズ」。
ひとことで言えば、劇場に関わる人びとへのリスペクトにあふれた作品でした。
見終わると、どの登場人物も好きになっていて
繰り返して見ていると、さらに愛着が湧いてきます。
リピートしたくなる舞台でした。
見終わったあとは本当にほっこりして幸せな気分になれました。
(殺された人たちには気の毒ですけど…(^_^;)
そんな「カーテンズ」を見て思ったことなどを、思い出すままに書いてみます。
以下、ねたばれいたします。
カーテンズ東京千秋楽に合わせて23日24日の3公演を観劇しました。
とてもよい千秋楽でした。
素敵な作品、素晴らしいカンパニー、そして可愛いニキにブラボー(笑)!
初日と翌7日にくらべて、すごくわかりやすくなっていました。
台詞も変わったり、増えたりしていたように思います。
そのおかげで、わかるのにワンテンポ遅れて笑い逃してしまってたところが
即座に笑えて、よかったです。
若干説明的すぎて笑いにくくなったところもありましたが…。
なにより、全員がピタリとはまってました。
だから、わからないまま取り残されるようなところはまったくなくなっていました。
ニキの告白も唐突に感じなかったし、
ダイイングメッセージの意味もわかりました。
本筋とは関係ないけど、ジェシカ(ジョージア)の役名が、マダム・マリアンだったんですね。
しかし、どんなストーリーなんだ「ロビン・フッド」(笑)。
23日マチネでは、チョーフィ警部補が歌う、「コーヒーショップナイト」に落涙。
千秋楽では、ラストちかくカーテン前のチョーフィさんの「ショー・ピープル」に
うるうるきました。
チョーフィさん、いいなぁ。
以下ねたばれします。
「いい天気だね」
「うん。いい天気だね」
「がんばって光合成しようね」
「うん。光合成がんばろうね」
と庭の雑草たちが言っている、と夫が涙目になるくらいの陽射しの明るい
暖かな日曜日です。
2月なんですけどね~。
23・24日のお天気も上々のよう。
7日以来、久々にニキに会えます。
この2週間余、観劇された方の感想を読んでは、
そうそう。そうだった。とか
あ。そうだったかも。などと、2回の観劇時のことを思い出す日々を過ごしています。
初日は謎解きに、2回目は登場人物の心情を追うので忙しかったから
こんどは、ゆっくりとチョーフィさんとニキのやりとりに、ニヤニヤしたいです。
「あなたがおっしゃったのよ?」とか~
「コーヒーショップナイト」の場面とか
カーテンズに出演されている磯貝麗奈さんのブログに
ご自身が舞台でつけているカツラをかぶった楽屋着の写真がアップされていました。
あ。このカツラの女の子は見覚えがあるぞ。
赤い服着てなかったかな。
立ち姿がきれいに見えた。
カーテンズはバックステージもの。
主演女優が倒れて、演出家やプロデューサーや出演者たちが
作品の完成度や評判、そして明日からのことについて、あれやこれやと言っている。
あれやこれやと言っている人たちを取り巻く人たちもいる。
呆れ顔や驚き顔や不安顔。もしかして安堵の顔。
このまま続けたい人もいれば、さっさと公演を中止して帰りたい人もいるのかな。
それぞれ胸に思いがありそう。
だけどドレスリハーサルになると、みんなイキイキと踊っていたりする。
やっぱりみんな、舞台が好きなのかな。
BREAK A LEG !
アメリカの演劇界での常套句だそうです。
幸運を祈る言葉を口にすると反対のことが起きる・・・と思うのはアメリカ人も一緒みたい。
(日本でも同様なことってありますよね。幼名はわざと「捨」と付けちゃうとか)
だから「グッドラック」のかわりに、「脚を折れ!」なのかな(笑)。
この言葉、劇中で面白く使われています。
これから観劇される方は、覚えておくと1つ余計に笑えるかも。
カーテンズは、ジョークが満載。
夢中になりすぎて笑わせる人。
いつもブラックなジョークを言う人。
天然発言で笑わせる人。
うっかり、自虐ネタを言って観客を笑わせてしまう人。
私は、カーテンコールのリハーサルのときの、オスカーさんのジョークが好きでした。
せつないことも、笑い飛ばしちゃえ!!!(笑)
(以下、やっぱりネタバレかな)
ニキ・ハリスってどんな娘?
たとえていうなら、金麦。
オヤジ殺しのニキ・ハリス。
中年男性の癒しの素ニキ・ハリス。
「チャンスをくれたら期待は裏切らないわ」
と言われても、さえないおじさんはちょっと困る。
むしろプレッシャー。
ごめんなさい。
スクエアダンスに飛び込んだ
ネイティヴアメリカンの娘のセクシーダンスに
目を丸くする女教師役のニキ・ハリス。
興味津々の女生徒たちをたしなめて。
ブロンドのツインテール。
青い大きな瞳。
長いスカートはやさしく揺れて。
古き良き時代の清楚な夢。
小鳥がさえずるように歌いささやくニキ・ハリス。
日々を戦う男のナイチンゲール。
彼女の心は誰のもの?
ミュージカル「カーテンズ」、初日と2日目を見ました。
見終わったときの私の1番のツッコミ。
「そんなことで人殺す?!」(笑)
でも待って。
オタクとかフリークスとか言われる人種は、「そんなこと」と言われることが、なにより大切なものなのよ。
初日の楽屋入りに間に合う可能性が少しでもあったら、キャンセル料を払っても飛行機の便を変えちゃう。
「そんなことより、もっと自分のためにお金を使ったら?」と自分にツッコミたくならなくもない。
だけど、オタクにとってオタクの対象にお金を遣う事は、自分にお金を遣う事と一緒なんです。
オタクの対象を奪われることは、自分をなくすような気持ち。
趣味や娯楽なのに余裕を失うくらいに真剣。うっかりすると逸脱もしちゃう危うさ。理解できないと変人扱いも日常茶飯事。
それがオタクなんです。
こんな私なので、犯人の気持ちはわからなくもないかも…と思います。
ミュージカル「カーテンズ」2日目を観劇しました。
ストーリーがわかって見ると、巧みに伏線がはりめぐらせてあってよく出来た脚本だなーと感嘆です。
話が見えて、セリフがするっと入って来ると、笑えるところがいっぱいありました。
この作品、そうとう可笑しいですよ。
それでもなお、「???」なところも依然残っています。
私がアメリカ人でミュージカルオタクで共通言語、共通認識を共有できたら、何倍も楽しめるんだろうな。
そうでない自分が悔しいなぁと思います。
以下大いにネタバレいたします。
国際フォーラムCホールで上演のミュージカル「カーテンズ」初日を見ました。
謎解き、登場人物たちの人間模様やバックグラウンド、早口のセリフ、さらっと発せられるジョークの意味…
正直、初見では追い掛けるだけで目が回りました(笑)
もともと言語コミュニケーションの理解がワンテンポくらい遅い私は、「あ、今のそゆこと?」とわかった時には、ストーリーは先に先に進んでる(^_^;)
目と耳は「今」を追いながら、頭は数秒前の事を処理。忙しかった~(笑)
アメリカのショービジネスやバックステージに関する知識がないと、とっさにはわかりにくいところも。
公演ブログラム(パンフレット)の巻末近くにある、劇中のセリフに出て来るミュージカル作品名、ミュージカル用語の知識なんかは予め知っていたほうが良いみたい。
ミュージカル好きには常識なんでしょうけど。
asahi.com PREMIUMのスター☆ファイルに
大和悠河さんのロングインタビューがアップされました。
悠河さん、良い笑顔ですね~。
カーテンズのカンパニーの皆さんに刺激を受けて日々充実しているみたいですね。
はじめは女性らしくあろうと意識してて、その気負いがぬけて。
その経過も朗らかに語ってらっしゃいます。
歩き方に男役が出てしまって指摘されたりする話(笑)。いい感じだなぁ。
楽しい作品、素晴らしいカンパニーに囲まれて、ほんとうに楽しそうです。
尊敬できる方たちに囲まれているって幸せなことですね。
悠河さんがお幸せそうに見えると、私も幸せな気持ちになります。
下級生が作っていく宝塚を楽しみにしている悠河さん。
宝塚が永遠であってほしい、という悠河さんの願いが
裏切られることがありませんように。
これからの大和悠河が、ますます楽しみです。