イレキハロココ。
シアタークリエとシアタードラマシティで上演された『まさかのCHANGE?!』
とても楽しかったです。
どうしてあんなにも楽しめたのかな。
たぶん、新喜劇(吉本よりも松竹寄りかな?)のような笑いとショーの要素のMix。
難しく構えずに、気軽に受け取りやすいエンターテイメントだったからじゃないかな。
西園寺先生や女の子たちの設定。
ヤクルトレディ。
保険屋さんや道路工事の人やバイク便の人。
ステレオタイプな人物像、職業観の誇張は
ともすれば、決め付けや先入観で嫌な感じにもなってしまうけれど、それがなかったこと。
こんな人いるよね。
こんな人いたらいいな。
みんな一生懸命なんだな。
良い人ばかりだな。
そんなふうに思える、脚本。
そしてなによりも、嫌味なくそんなふうに演じて見せてくれる人たち。
それを見ている客席も、やさしい気持ちになれる。
・
内気でお掃除ばかりしている男の子。
他人になりすまして主演を演じた人。
堅実な仕事を辞めて劇団に飛び込んだお父さん。
彼らはどうなるのだろう。
現実はそんなに甘くない――― そして平等なんかじゃないことは、
じゅうぶんにわかっている大人たちが、
彼らのことを純粋に心配して、どうなるのだろうと
舞台を見守ることができる雰囲気を湛えた作品だったこと。
成功や、立場の変化で、傲慢になっちゃった人。
そして人を傷つけてしまって。
ちゃんと元どおりに戻れるんだろうか。
心優しい観客の関心が彼らに向かい
心情を訴える歌や、
後悔や自分の不甲斐なさに打ちひしがれる姿に
涙する。
客席にそんなやさしい雰囲気が流れる瞬間が好きでした。
大笑いして、ほろりとして、ダンスやウィンクにきゃ~~~といって。
「よかったね」「面白かったね」
と、にこにこして劇場を出ていける作品だったと思います。
それが楽しかったんだなぁと思います。
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コメント
最後の4行納得です!!!
難しいこと考えずに、純粋に楽しめた作品でした。
沢山笑って楽しかったです(・∀・)イイ!
投稿: れみ | 2010/07/25 00:51
◇れみちゃん、
たのしかったですねー。
演じる皆さんが一生懸命なほどに笑えて。
客席も盛り上がって
劇場全体に一体感がありましたね。
今回の公演は、個人的に初日から自分の観劇日までが長くて
東京楽間際から大阪大楽までの怒涛の移動と観劇だったので
私のなかで、まだ終わった感じがしないんです。
れみちゃんともゆっくり語らう暇もなかったですね
まだ日比谷にいくとやっているような
そんな錯覚に陥ってしまう今日この頃です。
投稿: theo | 2010/07/25 09:14