あなたがいれば世界は輝ける。
(でしたっけ、クリーニングマンの歌詞。合ってるかな)
「まさかのCHANGE?!」東京公演の楽に合わせて4公演と
大阪2公演を見てきました。
当初の告知では、東京公演しか発表になっていなくて
考えたあげくに、楽に合わせて行くことにしていたら
まさかの大阪公演が、東京楽の翌日から・・・と発表されて。
博多から遠征の私には、なんだか思わぬ「長旅」になってしまいました。
初日から自分の初観劇日まで間があいてしまったので
大阪公演が早くに発表されていたら、東京は楽じゃなくて
初日あけくらいに行ったのにー
なーんて思ったりもしていたのですが、
東京楽、すんごい盛り上がって、すんごくたのしくて、
やっぱり楽に合わせてよかったーーー!!!と
心の中で叫んでた私です・・・
楽のカーテンコールは、出演者さんの充実したしあわせそうな笑顔に出会えるので
やっぱり好きなんです。
それに、こういうコメディだと、楽ってことで客席もはっちゃけることができるでしょ(笑)。
(クリーニングマン、たのしかったーー!!!\(^o^)/)
私は16日から大阪の大千穐楽までを続けて見ましたが、
本当に1回ごとに、さらにさらに調子を上げていくメンバーの皆さんに
すこしも飽きることなく、愉しませていただきました。
本当に愉快な公演でした。
それでいて、じんわりと心に届くものがありました。
(以下、ねたばれすると思います)
・
保坂さんは本当に、歌にパワーがある方ですね。
脚もきれいでしたけど、オープニングのドレス姿の背中が
ステキでした。
そして二役の演じ分けも見事。
(ファン友さんに言われて気がついたんですが、最初と最後の輝子さんの時には
キレイに付け爪されてるんですねー! こまかーい! 着替えの時間そんなにないのに…)
ヤクルトレディの大場さん、とても魅力的でした。
べらんめぇ調で曲がったことが大嫌いで姉御肌。そして思い込みが激しいの(笑)。
でも、一生懸命に生きている人。
彼女のヤクルトレディもそうだけど、道路工事のおじさん(石坂さん)も
サラリーマンのお父さん(おかやまさん)も、皆、
いろんなことを思いながら一日一日、一生懸命に生きている人たち。
だいぶ誇張はあるけど(笑)、笑いの中にも、そんな人々への愛が
根底にあるお話ですね。
これこそ隣人愛。
チャラ男君に見えていたバイク便のお兄ちゃん(林さん)も、彼らに感化されるんですよね。
「練習しましょうか」って。
根は素直で真面目な若者なんだなぁ。(漢字読めないけど・・・(^_^;)
一生懸命になれるものを探しててみつからなくて、感動に飢えてて
そんな若い人の心をストレートに揺さぶるものが
あの、おじさんやおばさんの中にあったんだなぁ。
それってステキだなぁと思いました。
そして、そんなおばさんや、おじさんも、成功すると傲慢になるの。
それはもう、人間の性、業ってものだと思うのです。
そんな人間の悲哀。おかしみ。。。。を
わかりやすく描き出しているところが好きでした。
それを嘲笑うのではなくて、
人ってそんなものだよね、、、っていう脚本の目線が好きでした。
互いに、相手が傲慢になっているのには気がつくんですよね。
でも、自分が傲慢になっていることには、なかなか気がつかないの。
人に指摘されたり、または、誰かを傷つけて、関係に軋轢が生じて、はじめて気がつく…。
過ちをおかして、ようやく気がついて・・・。
ちゃんと修復できるかな。
心配しながらそれを見守る客席の雰囲気も好きでした。
(皆よい人たちなんだよねー。登場人物も客席の人たちもふくめて…。そう思えて…)
人と人の関係を修復する力って、けっきょくは
相手を、人を思いやる気持ちから湧き出してくるのものなのかな。
可笑しいくらいに一生懸命な彼らを見ながら、そう思いました。
おかやまさんは、本当に間がよくって、間で笑わせて、
ちょっとしたせりふの言い方一つで
客席をほろりとさせるパワーのある方。
役者さんだーと思いました。
石坂さんは、いいカラダしてらっしゃいます(笑)。
そのカラダを使ったコミカルな演技で、客席を沸かしてらっしゃいました。
最初の登場のシーンの歌は、6回ともちがってた気がします(笑)。
ウエストサイドと、ポニョと、伯方の塩と、
愛~それは~×××~ 愛~それは~◎※△◇~ 「ラスカーーール!」と、
あと、なんでしたっけ。。。(^_^;)
ファンの方たちが、「きゃーーーーー!」って歓声をあげられるのが可笑しかったです。
(ま、負けられない・・・ヮ!)
(↑ファンとして張り合う箇所がちがう…ってか、そもそも相手〔性別〕がちがうやろ!)
林さんは、石坂さんとよいコンビネーションで
大場さん(保坂さん)の子分をやってらっしゃいました。
私は、ロッカールームから4人で出て行くときの
扉の開け方、控え方が好きでした。
型が決まってらっしゃいます!
あと、ダンスのときのポージングも。
ファイナルアンサーや、代々木公園や日比谷公園も(笑)。
いちいち、ポーズが決まります(笑)。
で、お3人ともとっても自由(笑)。
リピートしても、毎回笑わせてくださるんです。
へたにやっちゃうとお寒いセリフも、ちゃんと笑えるようにもっていく
彼らの間の良さに、たすけられた部分が大いにあると思います。
出演者は多くはないけど、それぞれに個性溢れる人たちで、
出演者の方たち自身も、それぞれが得意な部分で支えあっている。
そして自分も輝いている。
それを見ていると、しあわせな気持ちになれる私がいました。
1人1人が、誰かにとって大切な人。
1人1人が、誰かにとって必要な人。
見終わったあとで、
自分も自分を大切にしてくれる人、必要としてくれる人を
大切にしようと思わせてくれる、
心にあたたかいものを届けてくれる舞台だったと思います。
また見たいなぁ、再演にならないかなぁ。
そんな気持ちでいっぱいです。
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