Roméo + Juliette
台風接近の中、娘と博多座に行って来ました。
ロミジュリ見てきました。
緞帳が開くと、中にタイトルの幕。
Romeoじゃなくて、Roméo Julietじゃなくて、Juliette なんですね。
英語じゃなくて、おフランス語なのね。
2人の愛のテーマも、「Aimer」。
フランスのミュージカルなんですね。
正直、宝塚で見なくてもいいかも。
少なくとも、年に1回の博多座では。
テニミュ出身のダンサーなイケメンやジャニーズでやったらいいのに。
(以下ねたばれすると思います)
・
そう思ったのは、やはり見ていてストレスがあったから。
ダンスにスピード感やパワーがもっとほしかったから。
音楽もいいんだけど、ヅカ歌唱に合わない気がします。
ここもっとシャウトして~! というところが弱い。
全体的にパワー不足で、発散し辛いでした。
そんな中でも、ちえちゃんは、さすがというか凄かったです。
若々しくて堂々としたトップさんになってますね。
ヒロインは、宝塚の娘役ってかんじじゃなかったなぁ。
好みの問題ですが、たとえば頬杖をつくカタチとかが、どうも・・・。
あと、声の作り方とか。
ねねちゃんは、私の好みの娘役さんではありませんでした。
れみちゃんの乳母の歌と、一樹さんのキャピュレットパパの歌に泣いてしまいました。
歌も芝居も容姿も。れみちゃん、いいなぁと思いました。
それから、母娘で好きだと意見がまとまったのが
とうもろこし頭のとよこさんベンヴォーリオ。
このあたりの方々で、舞台を引き締めていたかんじかな。
ジュリエットの傍らで毒をあおって倒れたあとの
ロミオの死顔がステキでした。
自然なポーズが美しかったです。
2人の亡きがらのまわりにヴェローナの人々が集まってきて・・・のところからが
涙をこらえられませんでした。
若く純粋な気持ちを悼む思いが溢れます。
横たわった2人の姿が寝台ごと起こされるシーンが美しかったです。
額縁に飾られた1枚の絵のようでした。
このラストシーンの美しい演出は、やはり宝塚というかんじでしたが、
デュエットダンス、ねねちゃんはちえちゃんにはもの足りない気がしたなぁ。
全体的に、わたし的に期待で盛り上がってきたところで盛り上がりきれず
不完全燃焼・・・ってかんじだったかなぁ。
若い出演者が多かったせいでしょうか。
両家の若者たちがガラが悪すぎる気がして、それも違和感。
ヴェローナというより、ウエストサイド?
衣裳も好きではなかったの。
ようするに、私は、ジャンクでもB級でも、ばったもんでもいい、
もっと華のある宝塚が好きなんですね。きっと。
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