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2010/08/31

X day!!

地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.11「X day」福岡公演
28日ソワレを見ました。
すごーいよかったです。
出演者6人で、このボリューム!!!

 

そもそも地球ゴージャスの舞台を見るのがはじめてだし、
どんな内容なのかも、まったく予備知識を入れずに行ったので、
パンフレットを買って、中川晃教さんも出演されるのを知って
ラッキー!!!と思ったくらい(笑)。

 

プロローグから、茶目っ気たっぷりでお客を欺く気満々の演出!
わくわく。
夏子さんの場合、本宮先生の場合、ではミステリアスなナニカを残して。
登志子さんの場合では、あれれれれ? なにか暗示めいたかんじで。
聖児さんの場合で、登場人物がつながりはじめ、彼のヒミツがちょっと垣間見えて。
趙さんの場合で、えええー?あの人の?
そして、X dayですべての伏線がつながる・・・・・
すごすぎるーーー!!!
こういう気持ちのいいくらいつながる話ってテンションあがりますね~!

 

(以下ねたばれです)

 

くだらないところは、本当にどうしようもないくだらなさ(笑)。
それを大の大人がやっているのが、凄い。思わずリスペクト。
深刻なところは、すごい深刻で。
緊張して、爆笑して、ほろっとして。
その瞬間に感じること。と、ちょっと経ってから沸いてくるものと
1つの台詞や芝居で2度の感じ方があるんです。
結果的に、コチラは妙なタイミングで笑ってしまう・・・(^_^;)

 

地球ゴージャス、前から見たかったし、次いつ福岡で公演あるかわかんないし
うめちゃんこと陽月華ちゃんも出演するし・・・見たいなと思いつつ
いまいちチケットに手が出なかった数ヶ月。
チケットを手にするのって、こんなにエネルギーがいるものだったっけ?
前もそうだったったけ? たぶん、そうだったかなぁ。
(宝塚ファンの時代が異常だったのよね、たぶん)

 

そんな折、チラッとネットでモリクミさんも出演するのを知って、
なんか見に行く気になったんです。
そんな熱烈なモリクミさんのファンじゃないハズなのに・・・(笑)
でも、私にとって、森公美子さんは、とってもお得感の高いパフォーマーさんの
位置づけなんです。
なんとなく、過去の経験から・・・。

 

で、期待にたがわず、モリクミさん、凄かったなぁ。
歌はもちろん。ダンスも(笑)。唯一無二の方だなぁ。
登志子さんは、ふだんのモリクミさんとはイメージが異なるキャラでしたが
知的で、なにかを奥に秘めているかんじが、ステキでした。

 

で、、、、
さいごのX dayのシーンでは、岸谷さん演じるバーのマスターが
メンバーを1人ずついじっていかれるんだけど、
とにかく、ここの岸谷さんと寺脇さんと中川君のトリオが可笑しくって。。。
それがツボにはまって素で笑ってらっしゃるモリクミさんの背中が・・・・(笑)
ゆ、ゆれる、、、、
インテリで上品で、考え方が内向するタイプの登志子さんなんだけど
笑い方が・・・キャラちがってしまってました(笑)。
それをとことん拾いまくる岸谷さん。
どこまでもどこまでも、拾いまくる、拾いまくる・・・東洋の魔女なみ。
もう、可笑しくてわたくし、涙流して笑ってしまいました。。。
でも、そんな状態からちゃんと、登志子さんのキャラに切り替えて
進行されましたよ。モリクミさん ――― スバラシイ!!!
なんか、モリクミさんって癒されますよね。

 

アッキーこと、中川君は、プロローグの歌から凄かったです。
私、彼の声や歌い方が凄く好きなんです。
たぶん、彼の喉に恋してる。
江戸っ子口調がサマになってました(笑)。
足元・・・・・下駄???
お芝居のテンポがいいなあ。

 

岸谷さんとの双子の役も最高でした。
岸谷さんにかなりいじられてらっしゃいますね(笑)。

 

趙さん役の藤林美沙さん。
初めて拝見したと思うけど、すばらしい。
本当に、こんなしゃべり方の中国の人いる~(笑)
一生懸命働いてるよ、と熱弁をふるうところで、思わずうるうる。
怒りを表す中華料理の歌、最高でした。
ダンスもとってもかっこよかったです。

 

うめちゃんこと、陽月華ちゃん。
現代的でさばさばしてて、
だけど、内面に葛藤を抱えている役。
彼女のしめっぽくないキャラが活きていると思いました。
それが、よけいに痛々しくもかんじられて。

 

そういえば、夏子さんの話への導入部分のシルエットの演出。
うめちゃんで、それはないわ(笑)。
と思ったら、あんのじょうで、フェイクな面白さがこれからを期待させてくれました。
ショートパンツからすらっと伸びた足がきれいだったなぁ。
それから、東北弁の女の子も可愛かったなぁ。
いっぱい笑いをとってました(笑)。

 

寺脇さんは、なんともいえない(笑)。
あの先生のキャラって・・・・(^_^;)
とぼけているというか、つっこまれてもどこ吹く風・・・という雰囲気を
醸し出すキャラをつくってらして、面白かったです。
岸谷さんとの掛け合い漫才(???)も最高でした。
暴走特急のように笑わせても、すっと真面目な役にもどれば
一瞬で、客席にもそれを浸透させちゃうのがすごいなぁと思いました。

 

岸谷さんは、本当に場の空気を掴まれますね。
すごく転がしてらっしゃいました。
どこまでが脚本で、どこからがアドリブだったんだろう・・・。
誘われるままに笑って笑って笑って、愉しかった~。
藤林さんとのダンスもステキでした。
登志子さんの患者さんの役は迫真で、ことばが出ませんでした。
あのワイシャツってどうなってたんだろう。
前のほうだけ?

 

高校生のシーンは、皆さんのムリムリ感がなんともいえずよかったデス。
X dayのバーの演出は見事だったなぁ。
6人の色とライティングがイカしてた。
カウンターの中、とっても広かったですよね(笑)。

 

6人それぞれが活きていて。
キャラとしても役者自身としても。
絶妙にかみ合って、見ていて爽快感。

 

自分ができることを、懸命にやりつづけること。
覚悟を決めて、肚を据えて、一歩踏み出すこと。

 

生きていたらあたりまえに訪れるそんな日を
逃げないで、迎え入れる。
そんな勇気の大切さ、すばらしさに
あらためて快哉を叫びたくなる作品でした。
見れてよかったです。

 

(タイトルのエクスクラメーションマーク×2は、ダイスケ先生へのリスペクトです)
(・・・って、この作品とはなんもカンケイないけど・・・(^_^;)

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