どすこい。
京極夏彦著、文庫版の『どすこい。』を読みました。
パロディ・・・なのかな。
いや。すごいの。すごいふざけてるー。
とにかく馬鹿馬鹿しい。けど読ませるんですよね。
それだけの筆力と情熱?があるっていうか。
ようするに、わけもわからず面白いです(笑)。
『四十七人の力士』
『すべてがデブになる』
『土リング俵・でぶせん』
『パラサイト・デブ』
『脂鬼』
『理油(意味不明)』
『ウロボロスの基礎代謝』
の7篇から成ります。
見覚えのあるようなタイトル(笑)。
といっても私は元ネタをどれも読んだことがないけど、愉しめました。
それぞれのストーリーが微妙~にリンクしているというか
作中人物が、別の話では語り手だったり、
別の物語の書名が登場したり、
さすがと思わせる伏線の巧さ。
名前を変えて登場する女性編集者のキャラがイキイキしてて好きでした。
作者、S度の高い女性に嬲られたい願望があるのかな(笑)。
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