リーチングアウト。
1年余り、宝塚の公式サイトをあまり見に行かない生活でしたが、
この頃また、よく覗くようになりました。
ポスターや公演の画像がアップされているとわくわくします。
当面は、全ツや博多座くらいしか見にはいけませんが、
ステキな画像を目にするとうれしくてテンションがあがります。
これらもまた、宝塚の一つの“作品”ですよね。
チギちゃんのニジンスキー、ステキですね~
イメージ的には、シェラザードかなぁ。
こちらをご覧下さいませ。
ジョルジュ・バルビエ 「シェエラザード・ ニジンスキー&イダ・ルビンスタイン」
「子どものための美しい庭 The Beautiful Garden for Children」というサイトから
どのページでもリンクフリーとありましたので、貼らせていただきました。
とても官能的な世界でございましょう。
説明もステキです。
その他のジョルジュ・バルビエ さんの「ニジンスキー」はこちらから。
ジョルジュ・バルビエ 「ニジンスキー」 George Barbier, NIJINSKY.
(余談ですが、ずずっと下のほうにある「危険な関係」の挿絵もとっても素敵ですよ~)
チギちゃん(早霧せいなさん)が挑まれるのはこんな官能美の世界なんですよねぇ
宝塚でどう描かれるのは未知数ですが。
健全なニジンスキーになるんでしょうかね~(^.^)
これから本ポスターがアップされると思いますが、
それもたのしみにしています。
・
蘭寿とむさんのディナーショーのポスターも面白いです。
最初、ドアップだぁぁぁ(笑)と。
もともと整ったお顔だからこそのアップなんでしょうけど、
ん? なんかちがう???
と気になってよく見ると
宝塚ホテルとグランドパレスで、同じポスターに見せかけてちがうんですねー!
気がついた時とてもうれしくて誰かに言いたかったです(笑)。
でも、なんかちがうのは、やっぱりそれだけじゃないみたい(笑)。
なんでしょう、つい“(笑)”をつけてしまいたくなる雰囲気。
それが蘭寿さんの蘭寿さんたるゆえん???
こういう愛すべき個性をもった方に、私は弱いみたいです・・・
それから、だいぶ前にアップされていたようですが、
みっちゃん(北翔海莉さん)のバウ「記者と皇帝」のポスター、いいですねぇ
飾りフレーム、そしてなによりも英字のレタリングが古きハリウッド映画の雰囲気!
扮装の2人がまた可愛い(笑)
よく見ると、みっちゃんはペンを持っているんですね。記者だからでしょうか。
ラウンドフレームと何本ものペナント付ファンファーレトランペットに飾られた
お髭のソルーナさん(磯野千尋さん)もステキ。(何の役? 皇帝?)
このユーモア、大野先生っぽい(笑)。
こういうのを見ると、ほんと宝塚っていいなぁって思います。
ポスターもだけど、ショーやミュージカルの舞台芸術も。
演出の先生のイメージを具体的に現実にしてくれる人たちのパワーが。
それぞれが自分の“持ち場”をしっかりやるっていうのは基本だけども
それだけでは、こんなにスキマのない美しさは生まれないと思うんです。
外の舞台を見ていて思うことの一つに、演者音楽照明美術、それぞれの方たちは
きっとトップクラスなんだと思うけど、なんとなくそれぞれの間にスキマを感じる・・・と。
あるいはまた些細な違和感に、これははたして演出家の方の意に沿っているのかな?とか。
演出家の方が思う以上にすばらしく出来上がった部分もたくさんあるのでしょうけど。
宝塚にあたりまえのようにあった調和が、あたりまえじゃなかったんだと
あらためて感じる瞬間がありました。
荻田先生の「マラケシュ」とか「ドルチェ・ヴィータ」などはけっして荻田先生だけの力では
あれほどのレベルの美しさにならなかっただろうなと。
(たんにその2つが舞台の美しさにおいて私のお気に入りなだけであって、ほかの作品も)
あの美しいイメージを具現化できる宝塚ってところは、すごいなぁって
あらためて思っているところです。
それが「劇団」のよさなのかなぁ。
ステキなポスターを見ると、そんなことをあらためて思ったりします。
ジェンヌさんはとても魅力ある存在ですが、
舞台に立つ上での技術については、それほど高い人たちではないですよね。
彼女たちの魅力が舞台の上で発揮できるように、力を尽くす人たちがいるからこその
宝塚だったんだなぁと、そんなことも思います。
彼女たちに差し伸べられる手、愛の存在を感じることが宝塚の魅力だったなぁと。
そしてそれは、ジェンヌさんたちだけにとどまらず演出の先生にもなんだなぁと。
宝塚の舞台を見ることは、年に1回2回と数えるほどしかない私ですが
また、そんな宝塚の舞台を見られたらいいなぁと思います。
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コメント
異国からこんばんわ(笑)
私は外部で舞台の仕事をしている友人が結構いるの
ですが、例えば美術の場合、これこれこういう仕事
があるのでという話が来てから具体的な話になって
も実際の台本が上がらなくて初日の数日前になって
やっと本が出来上がりやっつけ仕事になっちゃう。
なんてことがあるみたい。内容が途中で変わって
しまうこともあるから本当に大変みたいです。
その点宝塚はすべてお抱えで余裕を持ってお仕事
が出来るのでしょうね。知らない同士じゃないから
仕事もスムーズだろうし。私は愛ちゃんが出るので
記者と皇帝は行きますがあれもこれもは無理で。。。
ちぎニジンスキーはパスかなあ。雪全ツは行きたい
のですがまだチケットが手配できておりませぬ。
投稿: 一陽 | 2011/01/30 02:01
◇一陽ちゃん、
異国のおねえたま、こんばんわ(笑)
そういう事情もあるのですね~
演出家は一緒に仕事をする仲間に自分が描くイメージを
明確に明解に伝える能力が必要なのかな。
宝塚みたいなところでは、それがつーかーで通じる良さがあるのかもしれませんね。
それでやりやすい面もあるでしょうし、反面それでマンネリになってしまうこともあるのかなぁ。
連携がとれているというかスキマが埋まっているというか
宝塚のそういうところは、なくなってほしくないなぁと思います。
「記者と皇帝」大野先生ですよね。
愛ちゃんはこっちですか? 面白い舞台になるといいですね(^.^)
投稿: theo | 2011/01/30 21:31