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2011/02/15

花のをり知る身ともなるかな。

御園座の公式ウェブサイト、劇場案内の4月「綺譚桜姫」にマウスを合わせると
フラッシュを見ることができたんですね。
すぐにクリックして公演詳細ページを見てしまっていたので気づきませんでした。
悠河さんの目線

それにしても、不思議なかもじですねぇ。

今週の金曜日(18日)はいよいよ一般前売りの発売日ですね。
御園座のオンラインや@ぴあのほか、
地元の銀行系カードや旅行会社でも扱いがあるみたいですね。
(先行しているところも)

私は会で申込みはしましたが、公演期間が4月の上旬という予定を立てにくい時期で
せめてあと1公演増やしたいけど、増やせるのか増やせないのかまだわからず。。。
増やせるとわかったときにチケットがとれたらいいけれど。
とそんなかんじです。

さてわたくし近々家の模様替えを実行するつもりなのですが(と思い立って早2週間?)
その前にいろんなものを整理していたら
数年前に録画したDVDとかが出てきました。
悠河さんのトップ就任前は、けっこういろいろ録画して見てたんです。
トップになられてからは、そんな余裕がなくなってしまったけど。

今日は、久世星佳さんトップ時代の月組の大劇場公演のショー
「プレスティージュ」「グランド・ベル・フォリー」(退団公演)
久世さんの退団前のディナーショー「ILLUSION」と
さよならショーを見ました。

私この頃の月組好きです。
どっしり安定感のあるトップさんにショーでバリバリ踊るトップ娘役さん。
はったりと華の2番手さんに爽やかな美貌の実力派の3番手さん。
その下には華やかな若手男役さんたちがいっぱい。
娘役さんもキレイな人やら歌える人やら。
それぞれの個性が見えて楽しいです。

「プレスティージュ」「グランド・ベル・フォリー」もオープニングがすごく華やか。
中村先生らしく華やかで明るい笑顔の人がいっぱい出てきたり
酒井先生らしいシメトリーなセットから登場するトップさんとか。

「プレスティージュ」とか、いまの宙組でやったら似合いそう。
「にじむ夕陽に・・・」とエルトン・ジョンの曲(悲しみのバラード)で
トップさんが哀愁漂わせる2場のギャルソン・デジールの場面とか
ゆうひさんにぴったりなのに。
夕陽だけに・・・(^.^)

ストーリーも映画っぽくて、パリの丘の上って雰囲気も素敵。
群舞もカッコイイ。
カタキ役の姿月さんの役はみっちゃんで♪
その後の3場のヴィジュアル系ロック風のマミさんの場面はテルちゃんに似合いそう。

がしかし問題は、
ダンシング・フォーユーの歌詞が宙宙云ってたみたいに
これは月月云ってるんですよね(笑)
月組以外の再演はむずかしい・・・?(^_^;)
なら、いまの月組でもいいかも。
霧矢さんまりもちゃん、まさおちゃんみりおちゃんで。

けど、ロケット前の風花さんの銀橋の連続ターンとかは
誰にでもってわけにはいかないのかな。
あれ、かっこいくて大好きなんだけど。

なーんてそんなことを思いながら見るのも楽しかったです。

そしてもちろん、どの作品にも悠河さんが出ています。
まだ研2とか研3でしょうか。
もう若手男役さんの群舞に混じって。
もうこんなにがんばってるんだってかんじで。
この集中力が、この人の強みなんだなぁって
しみじみと思いました。

久世さんのさよならショーは、ちょっとびっくりでした。
いまほどセットも派手ではないんですね。

ダークなロングコートで渋く登場してカッコよく踊って
ミーマイでおどけて、白い燕尾で宝塚らしく銀橋を渡ったかと思ったら
とつぜん、どーせこんなの似合わないんだって銀ちゃんのセリフになって
電飾ジャケットで蒲田行進曲を歌いだしちゃいました。

大階段の上にはチープなつり看板で
「さよなら!! 倉岡銀四郎」になってるし~(笑)
最後こそ、そのうえに「ノンちゃん」って電飾が重なったけど
最後の最後まで、おどけたまま、
組子たちもはちゃめちゃなステップのダンスで手拍子打ちながら
さよならショーの幕が下りちゃった。
へ~~~??? いいの~~~???
(あえて、涙涙の演出にはなさらなかったのかなぁ)

録画当時に見たときよりも、
悠河さんの卒業公演、サヨナラショーを経験したいまだからこそ
びっくり!!(゚0゚)ってかんじですかねー。

最後の大階段を降りてのご挨拶の久世さんは、
黒燕尾に赤い薔薇の花束でした。
マミさんもそうでしたけど、久世さんもだったんですね。
(久世さんはムラが黒燕尾、東宝が袴だったそうです)

悠河さんの男役のルーツの一端がここにもと
そんな気持ちになりました。

こんなかんじで数年前に録画したDVDがいろいろ出てくるんですけど、
見てみようかなと思うのは、お芝居(ミュージカル)じゃなくて
ショー作品かな。
わぁ宝塚だなぁって。
いまはそういうのを見るのが楽しいです。


梅の香を君によそへてみるからに花のをり知る身ともなるかな(和泉式部)

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