青山に時鳥。
岡本綺堂の「半七捕物帳【五】」を読みました。
これまでの4巻は、半七老人の謎解きの前にだいたいの察しがついたのですが、
5巻になってちょっと様子がちがってきました。
このあとどうなるの? どういうこと?
とドギマギして先を楽しみにしているところで、
「もうおわかりでしょう」と話をやめてしまうご老人。
わかんないのよー。
早く続きを話してきかせてーー!
ってかんじです。
ふんとにもも。人が悪いったら。
と、かなり翻弄されました(笑)。
私なんかが知らないけっこうディープなお江戸の話についつい夢中になってしまいました。
そうか、この時代は男と女が入り混じって芝居をするのはご法度なのか。
男芝居の一座、女芝居の一座と分れていたのですね。
この時代にも、沢山の女性に貢がせる女性がいたのかー。
どんだけ魅力的なんだろう、気になる~。
つぎつぎに男たちを誑しこみ、言葉も通じない異国の男まで転がす悪女とか。
面白いお話ばかりでした。