閉ざされる門もあれば開かれる門もある。
今日は、キャナルシティ劇場で劇団四季の「ウィキッド」を見ました。
四季専用劇場の福岡シティ劇場からキャナルシティ劇場になって初めて行きました。
でも基本的になにも変わってなかったかな。
2階席も見やすいし、座席も低めで足がブラブラしないのがワタクシ的にイイかんじ!
演目的にお子様の来場も考慮してあるからでしょうか。
他劇場のちょっと座面が高めの椅子だと、足がつかなくて(つま先だけつける格好になる)
しんどくなっちゃうことが多々あるので、うれしいのです(^-^)
足が長いマジョリティの皆さんにはわからない悩みですよね(笑)。
作品は、うん、これはオズの国を舞台にしたいかにもアメリカンな青春ドラマですね。
グリンダのキャラがめちゃめちゃ可愛かったです。
とっかえひっかえな衣装も、どれもこれもちょう可愛い~)^o^(
それにひきかえ、エルフィーは緑色だし黒装束で対照的。
生まれも育ちも違う反目しあった2人(1人はWASP的、1人はマイノリティ)が
友人になり、さらに唯一無二の親友になる展開は
いかにもアメリカ人が好きそう~~~ってかんじ。
・
そもそもなぜにアメリカ人は、こんなにオズの魔法使いが好きなの?
いろんな小説とか読んでいても、すぐに出てきますよね。
ドロシーやら臆病なライオンやら西の魔女やら。
ラブレターズのアンディも、云って(書いて)ましたよね。
初めて会った、幼い日から、彼女を愛していたように思います。2年生の始業式の日、オズの国の王女様のように教室へ入って来た時から。
とかね。
謎なのです。
スピンオフの小説(このミュージカルの原作)やら、
ミュージカルやら出来てしまうほどなんですもん。
ファンタジーとしての世界観の魅力かなぁ。
2人のヒロインが心を近づけるシーンに涙したり、
グリンダのキャラ炸裂(笑)のシーンに笑ったり、
人々の夢を背負うって大変だよねと考えたり、
民衆を騙すのは、それをやりなれた人には簡単なことだろうなと思ったり、
人気、名声、成功、恋愛・・・目的がはっきりしている人たちが作った作品だなぁと思ったり、
ほんとうに、一つ一つがアメリカンだなぁ(笑)と可笑しかったり、
アンサンブルの方たちが出てきて踊るシーンは華やかでライティングも美しく、
いや、なかなか面白かったです。
でも、正直なことをいうと、「フィエロ邪魔」と(苦笑)。
ヒロインの両方から好かれるような魅力ある男かね?
と。
わからん。
私にはわかりません。
容姿も中途半端だし、遊び人ぶりも中途半端だし、活躍も中途半端だし、
トクベツ感が何もない男なのに。
いいとこのボンボンってだけじゃん。
どーしてもそこに説得力を感じなくて、いなくてもいいと思っちゃった。
グリンダとエルフィーは好きなんだけど。
できる女性ほど、どうしようもない男にひっかかるってことなのかしら。
揃いも揃って。
そこが納得がいかなくてですね。
エルフィーにはグリンダがいて、
グリンダには大勢のファンとかけがえのない友エルフィーがいて
それでいいやん~
もー本当に、女性の成功にとりえのない男は邪魔だとしみじみ(笑)。
(すいません、むちゃくちゃ人でなしな感想で・・・(^_^;)
グリンダは素敵。これからもがんばれ。
エルフィーはもったいない。
そんなことを思いながら劇場を後にしました。
<本日のキャスト>
グリンダ :山本 貴永 エルファバ(エルフィー):江畑 晶慧
ネッサローズ:勝間 千明 マダム・モリブル :森 以鶴美
フィエロ :北澤 裕輔 ボック :伊藤 綾祐
ディラモンド :前田 卓一郎 オズの魔法使い :松下 武史
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コメント
申し訳ないのですが・・・
四季は容姿は二の次なのかなぁって思うことしばしばです。
オペラ座の怪人も。。。
お歌はお上手なのに。。
もうちょっと何とかならんかね。
と思ったのは私だけ?
ライオンキングは好きでした。
何だろう、動物だから?
とココでこんな事書いちゃったらマズイ?
結局好みの問題ですよね。
ダメダメなら削除願いマース。
投稿: 一陽 | 2011/05/22 00:13
◇一陽ちゃん、
たぶんきっとおなじことを考えています(苦笑)。
私たちそういうサガなのでしょうね、きっと。。(^_^;)
なぜこんなに地味というか没個性に徹しているんだろう。
作品主義だから?
演技指導や歌唱指導の問題なのかなぁ。
とか見ながらつい考えちゃいました。
いやほんと、自分の前世はグリッター好きのカラスではないかと。
それほど私にとっての舞台の説得力って見栄えみたいです。
イケメンがイケメンに見えないと説得されないぞと・・・(^_^;)
人それぞれ。
好きな人にはたまらない魅力があるのだと思います。
ここの舞台のいいところもわかった(つもりな)のだけど、
それが私のイチバンではないんだなっていうのも
わかったような気がします。
(なんもわかっちゃいないというお叱りも受けることにいたします)
投稿: theo | 2011/05/22 01:04
>なぜこんなに地味というか没個性に徹しているんだろう。
>作品主義だから?
ええと。。。それはその通りです。
以前は四季もスター制度がありましたから。
作品そのもので魅せるのが今の方針なので
当日までキャストも発表されないのです。
宝塚とはある意味真逆な世界ですよね。
それぞれ違うからこそコアなファンがいるのでしょうね。
投稿: 一陽 | 2011/05/22 11:36
◇一陽ちゃん、
当日入場してからじゃないとキャスト表にたどり着けないんですよね。
なんだかんだ云っても人によってキャラの出方ってちがうし
あの人の○○を見たかったーっていうのは必ずありますしね。
(アイーダのときがそうでした)
役者の魅力に惹かれるタイプの私はやりにくいです。
投稿: theo | 2011/05/22 16:27