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2011/10/24

鎧櫃の血。

光文社文庫 岡本綺堂「鎧櫃の血」を読みました。

半七老人の知り合いの三浦老人という方の昔話、
という体です。
捕物帳ではないので事件を解決するわけじゃなく
「こういうことがあったよ」というエピソード集です。

趣味への情熱が、武士(武家)の見栄やプライドがあるばっかりに悲劇を生んぢゃった・・・的なお話が何篇もあり印象深かったです。

贔屓役者を貶されてむかつく気持ちとか
ヤバイ小説に夢中になって親や家族に隠れて読みたい気持ちとか
禁断の譜面をどうしても奏でてみたい気持ちとか
すごーーーくよくわかります。。。(^_^;)
(贔屓役者で芝居を見る派 vs 芝居の完成度が絶対派、の対立とか・・)

今も昔もいっしょね。
と思います。

でもそこに「身分制度」や「武士道」や「儒教的道徳観」が絡み
手許には人を殺める道具(日本刀)があると
現代人には思いもつかない事件になってしまうのですね。

まあ現代は現代で、指1つで人の心を殺められる道具があって
精神的斬った張ったの狼藉が日常茶飯のように繰り広げられているといえばいえますかね。
鬱憤晴らしの辻斬りやら、頭巾で覆面した闇討ちやら。

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