必ず明日は来る。
悠河さんが宝塚を退団して6作目の舞台となった「100年のI love you」。
彼女がこの2年間で自分自身の血肉にしてきたものが
ギュッと詰まった100分間だったように思います。
在団中もそうでしたが、退団してからも
やっぱり私は坂道を一生懸命に登っている悠河さんがたまらなく好きなのだと
実感した公演でもありました。
坂道というよりも、あえて切り立った険しい崖を選んで登ろうとするその純粋さと
投げ出さない意思の強さが好きです。
一見怖れを知らないように見えがちだけど
怖れを知らないわけではない、それと闘い克ちながら登り続けている人なのだと
ひとたび知ってしまうと目が離せなくなってしまう。
そんな彼女だから
シンデレラロックのシドやパラダイスプリンスのスチュワートが似合うのはもちろんのこと、
彼女が演じた芸術家たち・・・無名時代のモディリアーニや
成功と名声とジャズエイジの狂騒に我を見失い大切なものを失うフィツジェラルドの苦悩や
おのれの高慢さと繊細さに振り回される若きエゴイスト、青春のプリンスミュッセの葛藤が
美しくリアルに胸に迫ってきたのだと思うのです。
・
おせい(戯伝写楽)も桜姫も由紀子さん(風を結んで)も
容易には届かないような大きな理想や夢を抱いている人たちで
それぞれに方法はちがえど、それに向かってもがいている姿が私の胸を打ちました。
もっと楽な方法がある、、、
そう思う凡人の私の脳天をガツンとぶちのめすようなそんな真摯な
むしろ狂気めいているとも思える強い信念を感じました。
それでいて、ピュアでいとけなくて危なっかしい!
ほんとうにもう、目を離すことなどできないじゃないですか!![]()
切り立った崖を1つ登っても、あたりは五里霧中で
彼女がどんなところに立っているのかすらわからない時もある。
ただ今度の崖を登った地点は、霧が晴れていて
すこし足元かなにかが見えたような気がしたかな。
私の勝手な思い込みですが。
それで・・・ですが
来し方の2年間のいろんなことを思い起こしたりしてしまいました。
でも、そんな感傷に浸っている私の知らないまに
悠河さんはもうとっくに次の崖へと挑戦をはじめているようです。
(お稽古中の近況を報せてくれる会メールのありがたさを実感する日々です)
(宝塚のようなお稽古待ちはないので・・・ あ、私はお稽古待ちがあっても行けないけど)
彼女が目指す本当の頂上がどこかはわからないけれど
1つ1つ登っていく彼女を見続けていきたい、そう思います。
次は退団後初のタカラヅカレヴュー。
彼女の新しい挑戦に花が咲き結実につながりますように。
彼女を通してまた新しい素敵な夢が見られますように。
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コメント
前記事の狂言 難しいながら ゆっくり読ませて頂き いつか触れてみたいと想うほど 引き込まれてしまいました。(お好きなのがよく解ったような…)
さて 久々に九州の地を踏んで下さる悠河さん!楽しみー!
投稿: コスモ | 2011/10/12 17:04
◇コスモさん、
狂言いいですよ~じつは難しくないんです。
型や基礎がしっかりとしたコントみたいなかんじでしょうか(^_^;)
一度体験してみてくださいませ。
退団後初の九州上陸、たのしみですよねーーー!!!

投稿: theo | 2011/10/12 18:23
気まぐれに更新したブログにコメントありがとうございました
お察しのように、ただいま梅田通いの日々です(爆)
悠河さんがマイ王子といつか競演できたら面白いかもと最近思うようになりました。共演者もかなりかぶって着ていますので・・・・。
荻田先生の作品でと思うのは贅沢( ̄ー ̄)ニヤリ
投稿: エレナ | 2011/10/16 17:28
◇エレナさん、
おっ久しぶりに更新されてると思って伺ったら
imaさんとお話してたとおりだったのでうれしくなってコメントしました(笑)。
共演あったらいいですね~
ロミジュリ、福岡に来てほしいです。
(博多座じゃなくて、キャナルシティ劇場がいいかも)
叶うかなぁ。
投稿: theo | 2011/10/16 17:49