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2011/11/05

一夜の夢のつづき。

11月3日に見た、宝塚OG公演「DREAM FOREVER」。

 

2時間のなかに、懐古趣味と美意識と出演者や宝塚への愛がたっぷり詰まっていて
とても酒井先生らしい演出だなぁと思いました。

 

では感想のつづきです。
演出上のネタバレも書いてます。

 

 

第2部は、ツレさんの「セ・マニフィーク」から。
ツレさんの両脇には、ガイチさんと悠河さん。
揃って綺麗なブルーの燕尾(ネオ・ヴォヤージュの?)に
羽根つきのターバンがとってもエレガントでカッコイかったです。
(考えたらどこのインドの紳士?的な不思議さですよね?)

 

「セ・マニフィーク」という曲は、「アマール・アマール」みたいに
誰が歌っても名曲、という気はしないんですが、
ツレさんが歌うとバシバシ来るんですよね。
ツレさんが歌うから名曲になっているというか。

 

つぎにマリコさんが黄色いベストを着て登場して「I Love Paris」を。
そしてワタクシ的お待ちかねの「CANCAN」!
風花さん凄い~! トリハダ~)^o^(
見れて幸せでした。

 

それから、またまたお待ちかねの「Luck Be A Lady Tonight」(ガイズ&ドールズ)。
悠河さんのスーツは、ネイサンのときの~
ダンスも歌も、Soooooo COOOOOOOL ! ! ! ! !
これがいまの大和悠河!!!!ってカンジのカッコよさ!!!
どうしよう? どうしたらいい??? 1人で感極まってました、私。
心臓バキュンでした。

 

一緒に踊る男役メンバーも、すごく決まっていて、4人だけど1人ひとりが何人前?
っていうかんじで、ドキドキしました。
こんなのが見られるなんて。。。しあわせ。。。。

 

そしてガイチさんのウエスト・サイド・ストーリーのナンバー。
「Cool」と「Tonight」。
もうガイチさんのヴォーカル大好き。息遣いも語尾の子音にいたるまで好き。

 

それからそれから噂に聴いた「サロメ」です。
ツレさん、、、、うわぁぁぁぁぁ!!!!
笑顔がこんなに怖いなんて。
その眼はなにを見ているの?ってかんじで。
笑顔でこんなに人を追い詰められるなんて。

 

悠河さんのヨカナーンは、もう私こんな悠河さんが大好きで
サロメに怯える表情とかもうもう、ゾクゾクしました。
たまらない~~~!
どうしてこんなに翻弄されるのが似合うんでしょう。
(翻弄する役も似合うのに)

 

逃げたいのに。目を合わせたくないのに。
意思とはうらはらに、サロメに吸い寄せられるさまとか・・・。
見ていると心がざわざわして、
私は私でヨカナーンから目が離せなくなってしまって。
こんなシーンが、こんな悠河さんが見られるなんて、しあわせ。
さいごの死顔も美しくて引き寄せられるように見続けてしまいました。

 

さいごのサロメの台詞がまた怖かった~。
でも、惹かれるんですよね。こういう世界に。

 

心を落ち着けるまもなく、聞き覚えのある曲が・・・。
うわぁぁ。「ダルレークの恋」だぁぁぁぁ。
大好き。

 

マハラジャ家の姫君として大切に育てられて、自らもマハラジャに連なる者として
愚かさを厭い、プライド高く生きてきたカマラ姫(星奈さん)が愛の前に敗北者となり、
自分のまちがいを認め、その足許に跪くのに、その愛を受け取らないラッチマン(マリコさん)。
あの名場面が再現です。
ラッチマン、酷い人~~~)^o^(
星奈さんの声が好き。
優雅なダンスが好き。
マリコさんが歌う「まことの愛」が好き。
見れて幸せでした。

 

カマラ姫のお衣裳の素敵なこと。
あの色使い、あの質感。ぜいたく~!
生で見るからそれがわかって、感激しました。

 

つづいて、「Sing Sing Sing」。
WHITE×BLACKのスーツで登場した悠河さんの美しいこと!
お隣からも、すてきねぇ~という感歎の声が聞こえてきました。

 

この曲は月組時代のショーや退団DSでも歌ってらしたけど
やっぱりなにかがちがう。
声がオトナだ。
歌い方も大人ぽいみたい。
それが曲に合ってるみたい。

 

そして、ツレさんの「セ・シャルマン」そして「歌い続けて」。
さらにさらに、大人の世界です。
ツレさま絶唱というかんじで、雰囲気にのまれ心に染みました。
ツレさんの思いそのままなのかなぁと。

 

あれ? トークはどこであったんでしたっけ?
記憶が・・・。

 

福岡でのご当地関係トークの内容は、
ツレさんが私は福岡に最愛の人がいるんですっておっしゃって
マリコさんが誰ですか?と訊かれたものの、はっとしたように、「内緒?」って訊かれて。
「ここまで大々的に言っておいて内緒なワケないじゃない」ってツレさん(笑)。
そうですよね~。
マリコさん、素敵(笑)。
シタバタしないで何もかも受け容れて、慌てるマリコさんが好きです(笑)。

 

好きな人は、ソフトバンクホークスの名誉監督の王さんだとおっしゃるツレさん。
前回(レザネフォールのとき?)マリコさんと星奈さんを連れて王さんにご挨拶に行って
お食事をご馳走になったことを下級生への愛ある毒舌を交えて嬉しそうにお話されてました。

 

マリコさんはなんておっしゃったのだったかな。
尊敬されている演出家を言われたのだったかしら。
悠河さんは、福岡といえば私はチャゲ&飛鳥さんの曲が好きで・・・と。
すると「あら、それ天海祐希さんと同じよ。そういえばアナタ、天海さんに似てるわね」
とツレさん。アナタのほうが美人よ、的なリップサービス付き(笑)。
恐縮して、いえいえいえと下のほうで必死に手を振って否定する悠河さん(笑)。

 

星奈さんは、福岡のあるお化粧品の話。(秘書の田中さん~(笑))
風花さんは、福岡のあるドリンクのお話。
どちらも客席の方はほぼ、どなたもご存じない商品だったみたいで、
それを全力でつっこむツレさん(笑)。

 

そこへ風花さんが痺れをきらして(?)、
早くコチラを触れてあげてください~とガイチさんの背中を押す。
(このへん、なんだか立ち位置の記憶が自信なくなってきました・・・)

 

見ると、ガイチさんの髪型が! どうしちゃったんですか? →こんなになってます 必死でドライヤー当てられたんですって。
大野ジョー君という大野城市のキャラクターをマネたんですって。
思わず悠河さんが「それ自毛ですか???」

 

マリコさんが客席に気を遣われて「自毛って、、、わかります?」
自分の髪のことです、ってフォロー。エート、たぶんわかります(笑)。
マリコさんやさしいですね。

 

ガッツで髪型を作ったガイチさんだけど・・・。
大野ジョー君って、会場の1割も知らないんじゃないかなぁ・・・(^_^;)
私も知らなかったですもん。

 

なにしろ、九州の上演はこの大野城まどかぴあ1箇所きりなので
福岡県内はもちろん、九州各地から駆けつけた方がたくさんいらしたみたいですもん。
あまりの局地ネタに反応が薄い~(笑)
あああ、ガイチさんの努力が~~~~(笑)(笑)
もちろんそれを容赦なくつっこむツレさん。

 

そしてツレさんによる宝塚の宣伝。
本体の宝塚では大掛かり過ぎて、細かく回れないから
だから私たちが小刻みに小さなホールを回っているんですよ。
この公演を見て素敵と思われた方はぜひもうすぐ100周年を迎える宝塚へ、
もっと大掛かりで、もっと可愛い子たちがやってますよ、的に。
で、ちらっとマリコさんや悠河さんたちを見て、
「あ、この子たちのほうがちょっと可愛いですけど・・・」

 

「私よりも(←強調)、可愛い子たちがやっていますよ」と言い換えられて。
あら、謙虚で後輩思いのツレさまと思っていると、
「これでも気を遣っているのよ、アタシ」で場内爆笑。

 

ほんとうに楽しいトークでした。
これから全国各地で、いろんな爆笑トークが炸裂するんでしょうね。

 

 

順番は記憶があいまいなんですけど、
シャンシャンをもった下級生登場していよいよフィナーレのパレードなんだなぁ。
あっという間だったなぁ。
と思った記憶はあります。

 

ぱーれぇどー♪ぱーれぇどー♪の「パレード宝塚」と
宝塚名物自画自賛ソングの1つ「おお宝塚」。
マリコさんを先頭に上手通路と悠河さんを先頭に下手通路に分かれて客席降り。
客席またまた興奮の渦。
ステージ上でマリコさんと悠河さんが上下交代してたかな。
たくさんの拍手で幕が下りていく中、舞台に手を振る方たちがいっぱい。

 

カーテンコールに応えてふたたび幕が開いて、ツレさんのリードで
舞台上と客席と一緒になって「すみれの花咲く頃」を歌いました。
マリコさんと悠河さんが客席に降りて、お客様にマイクを向けて。
恥ずかしがる方、笑顔で悠河さんを見つめてお歌いになる方、などなどさまざまに。

 

次のカーテンコールでは、メインの6名による一言ごあいさつ。
マリコさん、悠河さん、風花さんと、客席の温かい雰囲気にありがとうございます、
大野城の皆様ありがとうございます、的にごあいさつされていたのですが、
星奈さんが、普通男性の方は反応が薄い方が多いのに
始終ニコニコと見てくださってるおじいちゃまがいらしてとご自分の立ち位置の前の
男性のことをおっしゃると、「どのかた???」とすかさずツレさん。
舞台から話しかけるし・・・(笑) 
お礼にこちらからも手を振り返しましょう、と出演者全員に促して
そのおじいちゃまピンポイントに手を振ったり。とってもフリーダム(笑)
ツレさんの質問に、その方も臆さず「ずっと星組のファンです!」と答えられ、
マリコさん喜んでらっしゃいました。

 

次の順番のガイチさん、その流れでなにを言えばいいのか、、、的に
笑っていらっしゃいましたけど、客席の温かさに触れられて、
お客様のお顔お1人お1人見えますよ、ありがとうございますと綺麗に締められました。

 

舞台から手を振ってくださる出演者の皆さんへ、客席からも心からの拍手を。
出演者へ向けて手を振る方も、宝塚の公演のときよりも多い気がしました。
皆さん、心から愉しんでいらっしゃって、愉しみ方を心得ていらっしゃるかんじです。
幕が閉まりかけても、見えるように屈んで手を振ってくださるOGの皆様。
ありがとうございました。
楽しかったです~~~

 

また福岡に来てほしいなぁ。

 

ほんとうに夢の一夜でした。

 

 

 

 

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コメント

いつも心温まるブログ楽しく拝見させていただいてます(*^o^*)
愛が溢れててホッコリします~!
かなり盛り上がったようで~!
東京でも初っ端から拍手や手拍子が揃い舞台と客席が一体化してました!

古きよき時代のファンの方から現在に至るファンの方、宝塚が大好き!という気持ちが繋がりとっても暖かい感じでした☆

本当ぬどなたも素敵でパワフルでしたね~

悠河さんも力がスーッと抜けて柔らかい感じで良かったですね。

お歌が無理なく歌われてる感じで良かった~♪

そうそう、トークは悠河さんのSingSingSing!の後でしたよ~(*^o^*)

投稿: SAKURA | 2011/11/05 14:01

◇SAKURAさん、
ほんとうに宝塚が好きという温かい雰囲気でした。
初めてでも、拍手のしどころ、盛り上がりどころがとてもわかりやすくて
そういうわかりやすい演出も魅力だなぁと。
雰囲気としてはディナーショーに近いかなと思いましたが、
都会のホテルじゃなくて、地方のホールでやってくださるのが
ツレさんの宝塚への愛、お客様へのやさしさかなぁ~なんて(^^

出演者14名といっても、元トップスターさんや名ダンサーさんたちばかりで
1人で何人前???ってくらいの豪華さでしたよね(笑)

悠河さん、やっぱり変わっていましたよね?
卒業して2年目にして宝塚レヴューの舞台に立たれたのを見て
初めて気づくことができた気がします。
ああぁこんなにって。大人になったなぁって(←何様・・・(^_^;)

>そうそう、トークは悠河さんのSingSingSing!の後でしたよ~(*^o^*)

ありがとうございます
やはりワンナイトオンリーの記憶は怪しかった・・・汗。

投稿: theo | 2011/11/05 16:33

公演楽しかったですね。翌日の光では客席降りが違っていました。交差できないホールだったからでしょう。いろんな会場で…そこに合わせてやってあるんだろうなと思います。
それもツレさんのお言葉通り100周年を盛り上げる…OGの愛ある活動ですね。

投稿: べべ | 2011/11/05 20:10

◇べべさん、
楽しかったですね~(^^
べべさんは昨日の光での公演も行かれたんでしたね!!!

そうかぁ~ ホールによって客席降りなんかも
ちがってきたりするんですね~
長時間の移動でのり打ち公演でそんな場当たりもして
ほんとうにすごいなー。
ほんとうに愛、ですよね。

光のお話もっと聞かせてくださいね~!
梅田でお会いできるんでしたよね?

投稿: theo | 2011/11/05 20:28

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