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2012年1月の7件の記事

2012/01/31

SOMEBODY TO LOVE.

青山円形劇場で見た「GULF -ガルフ-」の
またまた感想です。
前回あらぬ方向へいってしまったので仕切りなおし!
というわけじゃないんですけど…^^;

 

内容的には、
生きているのが苦しくなるからふだんは考えないようにしていることを
あらためて呼び起こされてしまうような、
ちょっと辛い、心に痛みを伴うそんな感じの作品。

 

ニート男の誠(敦士さん)とIT企業幹部の真澄(大和悠河さん)という
2人の極端な性格の登場人物の掛け合いで、
最初は微笑ましくテンポよく、面白可笑しく進み
徐々に不穏と懐疑に包まれ
そして緊迫。
そして融和の兆しを見せて幕となる。

 

融和の理由がちょっと不明瞭な気はしないでもないけれど
そこは、見た人に任せられたと思ってたらいいのかな。

 

漠然とした不安、孤独。懐疑。
それがあるからブンガクやエンゲキやロックは生まれ
人のココロを掴むのかもしれない。
そしてオウム真理教のようなカルトもまた
同じものを根源として生まれる。
そういうことを改めて思い出させてくれた作品だったかな。

 

湾岸戦争の映像は、人々の心に正体のない「万能感」を植えつけた。
地球的な出来事を俯瞰して神の目線で見る現実感のなさ。
やがてくるネット社会がそれをさらに加速させる。
それは誠の心にも真澄の心にも、確実に影響を与えているみたい。

 

2人は、性格も立場も両極端だったけれど、
どちらも多かれ少なかれ誰の心にも棲んでいる思いであり、
それがカタチになったキャラクターなのかもしれないな。

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2012/01/27

you have been loved.

青山円形劇場にて「GULF -ガルフ-」を見ました。

 

劇場の中に入ると円形の舞台を取り巻くよう客席が設けられていて
役者さんは360°全方向から見られてしまうという按配。

 

円形の舞台にはベッドが2台、パソコンが置かれたデスクが2台、
ルームランナーが1台、数個のダンボールが乱雑に置かれています。
ルームランナーを除くとそれらはすべて基本色が白。
床やハシゴやドアなどのセットが、赤青黄色などビビットカラーのマーブルに
ペイントされているので、白が浮き出すように感じます。

 

この作品、
脚本と演出が少年社中の毛利亘宏さん。
密室劇で大和悠河さんと敦士さんによる二人芝居。
悠河さんは、宝塚退団後はじめてのストレートプレイ。
場所は円形劇場。
上演が発表になってから、いろんな意味でたのしみでした。

 

客席はA~Hの8つのブロックに分けられていましたが、
私は観劇した5公演すべて違うブロックで見ることができました。
見えるものが違うと感じるものが違う。
そんな体験もできたように思います。

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2012/01/24

理想郷を見たよ。

今日はシネマ歌舞伎「天守物語」を見てきました。

大好きな世界で30年の昔から見たかった舞台の映像化。
本当に心の底からぽやぽや〜って感じです。

泉鏡花の世界が具現化されてる。
愛しの富姫がしゃべってる。
富姫(玉三郎さん)と亀姫(勘太郎さん)の戯れ合いの愛らしさ憎たらしさ(笑)。癒される〜。

美しくて無邪気で残酷で鮮やかで愛嬌があって純粋で
まさに私の理想の世界。
目の前にこれを見せつけられたら現実が厭になって悲しくなってしまう。

図書之介(海老蔵さん)が登場して物語が動きはじめるより前の、
富姫たちの世界に心躍りました。
ずっと浸っていたい。
朱の盤坊(獅童さん)とお腰元衆の戯れの場面で涙がボロボロ零れました。

家臣たちがわらわらと天守の最上階まで上がってきた場面は見たくなくて思わず目を閉じてしまいました。

私も富姫側の住人でいたい。
心の中は私も中二の頃のまま。
大人でいることがしんどいときって誰しもあるよねと午後の地下鉄に乗り合わせた人々の顔をぼーっと見ながら思いました。
みんなえらいなぁ。

今日の私はかなり誠(GULF)寄りです。
いや今日だけじゃなくていつもか。
じゅうぶんニート生活やっていける能力あるもん。(今でも半ニートだし)
だから彼にイラっとしちゃうのかな。

いつかこの美しくて愛嬌があって純粋できっぱり男前で妖艶な理想郷の女主富姫を悠河さんで見られたら幸せだなぁ。

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今日もガルフを見たよ。

今日も青山円形劇場で「GULF」を見ました。

 

Eブロックで見ました。
ルームランナーで走り続ける真澄さんの表情がよく見えました。
見ていたら訳もわからないまま涙が出ちゃいました。
すごく綺麗な顔で。だけど綺麗な額と眉が悲しそうに見えたからかも。

 

正しいことしか言わない正しいことしかできない真澄さん。
有益なこと意義があることしか受け入れることができない真澄さん。
彼女の生い立ちが知りたい。
彼女のことがもっと知りたいと思いました。
語りたがらないそれを。

 

ようやく彼女が自分のことを語れそうになったところで物語が終わる。
ようやく彼女を理解できそうで期待が高まったところで。
だからいろいろ考えてしまう。

 

今日は彼女の弱さが垣間見えた気がする。
私は弱った生き物に弱いのです。

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2012/01/23

存在意義なんていらない。

娘がどこか違うというのは生まれて数ヶ月の頃からうすうす感じていて、だから受け入れることはすんなりできた。
というより合点がいった。
というより私のせいではないということに救われた。
事実は彼女自身はなんら変わらないのに。
勝手なものだと思う。

 

それからは、私の目から見て幸せに見えない彼女をとりまく状況を、私の目から見て少しでも幸せに見える状況に変えることに必死だった。
学校とか地域とか親戚とか。
私がやらなくちゃ誰がこの子のためにやるの?

 

手っ取り早く誰かに必要とされている自分を感じたいなら家族を持つといいよ。
養子縁組という手もある。
友人曰くそこまでしなくても「猫でじゅうぶん」。

 

自分がやらなきゃと思ってやってたけど、それは娘のためじゃなく自分のためだってわかってた。
自分の目から見て幸せに思えない娘を取り巻く状況を見ているのに私が堪えられなかったから。

 

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GULFを見たよ。

青山円形劇場にて「GULF」を見ました。
いろいろ考えるところのある作品でした。

 

前半の軽快なやりとりが面白かったけど、詰めに冴えが今ひとつかな。

 

二人がそれぞれに抱えている問題があまり深刻には感じられなかった。
切迫して変わる必要があれば人は自ずと変わるもの。
変わらないのは変わる必要に迫られていないから。
無理に変わることはないんだよお…と思いました。
つまりそこが二人の甘えなんじゃないかなって。

 

二人とも年齢設定の割には幼すぎない?
というのは、一緒に見た友人の感想でした。
作者が学生時代の作品のリメイクゆえかしら?

 

二人の言ってた事に「私も同感」と思えないのは、世代の違いでしょうか。
一連の事件や出来事を見ていた時代に何才くらいで何をしていたか?

 

私は、どうにかしないといけない。子供達のためにも…と何か切羽詰まった、社会の一端を担う者としての責任をひしひしと感じながら見ていた気がする。
あの頃あの一連の出来事を。
幼い娘たちの親として。

 

あれはきっと当時何の責任も担っていない10代ならではの感覚なんだろうな。
でも20年経ってもそうなの?
ニートの彼がそうなのは、そんなものなのかなと納得しかかったけれど、彼女がそうなのは引っ掛かったな。

 

明日も見るのでまた考えてみよう。

 

Gブロックは悠河さんが近くてどきどきだったけれど、真澄さんはこんな表情でこの台詞を言うんだ…というのがよくわかるBブロックの方が私は好きだったかな。

 

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2012/01/07

悠河さんの2012年。

新年早々宝塚ジャーナルに悠河さんの記事がアップされました。

演劇キック 『宝塚ジャーナル』2012へ羽ばたく!大和悠河インタビューVol.1

「DREAM FOREVER」、インタビューのとおり
彼女の意図するところがしっかり表現されてたと思います。
それが演出の意図ともかみ合ってて成功してたなぁと思います。

それに、たしかに退団2年目だからこそファンも男役姿を純粋に愉しめた気がします。
ロングウェーヴヘアですこし大人っぽくエレガントに艶の増したいまの大和悠河の男役を。
この2年間で彼女が血肉にしてきたもの。それを、男役を見せることで私たちファンの目にも
わかりやすく映ったような気がします。
退団してからこれまでのことを幸せな思いとともにあたらためて受け容れることができました。

オペラカイエは残念なことに私はまだ一度も体験したことがありません。
1つの舞台が終わって次の舞台のお稽古の合間に、ときに並行してお稽古しての催し。
悠河さんもとても忙しいと思うのですが(睡眠時間1時間???)
地方からのファンとしては、そのタイミングではなかなか行くことができなくて…

12月こそはと思っていましたが、11月の「DREAM FOREVER」を予定以上に追加して
梅田へ行き、そうこうしていると1月の舞台もありで、、、、
一度上京すると何度も舞台上の悠河さんを見ることができるのと、一夜限りのカイエ…。
ならやっぱり何度も見られる舞台のほうを選んぢゃいます。。。(毎月の上京は厳しいのです)
ことしは1回くらいは行ってみたいですが。。。

参加された方々のお話をまとめると、「ファンならとってもうれしくて楽しめるひと時」みたい。
大和悠河というキャラクターを愛する人にはたまらないと。
つまり私のようなファンのことですかね(笑)

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