はらいそはらいそ。
2月25日は博多座二月花形歌舞伎の昼の部を見てきました。
1週間以上前になるので記憶もあいまいですが、
思いつくままに。
演目は「天竺徳兵衛新噺」通しで3幕でした。
2幕が、本筋と関係なさそうなんだけど…(笑)
でもすごーーーーーく面白かったです。
小幡小平次って幽霊役者の「小平次」と同じ人?
だから沼に沈められたのか~!
沈めても沈めても上がってくるところが凄かったです。
アンドレなんて目じゃない(笑)。
殺された小平次と、彼を殺めた女房のおとわの二役の亀治郎さんが凄かったです。
殺害場面も凄かったけど、幽霊と悪婆の早替わりがスペクタクル~
あのしつこいくらいの、くるぞくるぞ!感がとってもすごくってクセになりまする~
こういうのを見ると、「また見たい!!!」って思います。
見たのは、楽前日の土曜日だから2度目は見れなかったけど…残念。
春猿さんのおまき(小平次の妹)が可愛かったです。
びびびびびーって言ってた(笑)。
兄の死よりも一目惚れの相手のことで頭がいっぱいとか(笑)。
・
1幕の蝦蟇はすごかったなー。リアルで可愛かったです。
それにしても、どうして呪文の言葉が「はらいそ」なんだろう?
はらいそ=PARADISO(パラディソ)=楽園。
異国=切支丹なのかな?
それにしても、どうして日本国転覆なんだろう?
と同行のU月。
お宝を狙って今川の館に潜り込んだお父さんがみつかって殺された仇討ちじゃない?
と言ったら、
「それ逆恨みでは?」
と納得いかなそう(笑)。
だよね~(笑)。
そして、まだ今川家転覆とかならわかるけど、それが日本国転覆になるのが
わ か ら んーーーーーー(>▽<)
と終演後は2人で大喜びしてたのしかったです。
今川家の奥方(笑三郎さん)が、じつは柳橋の芸者あがりで・・・
というのも妙に納得。
奥方様にしては、甲斐甲斐しかったり、そこまでする?と思ったので(笑)。
あのお姉様風情がやっぱり好きです。
でもって、それで大団円なわけ?っていうのも(笑)。
「それが歌舞伎だから」
って済んじゃうところが歌舞伎ってすばらしい。
全力全開で舞台に立っている人たちがいるから成立するんだなぁ。
枝折姫(笑也さん)の所作が姫姫してて、見ているだけで幸せでした。
歌舞伎っていいなぁ。
幕が下りても拍手が止まず、メインキャストの方々が手をつないで花道に登場。
あ~れ~カーテンコールだぁ(笑)。
14日夜(紅葉狩)も亀治郎さんがお1人で出てこられたけど、
昼公演はこうなんだ~~~(笑)。
たのし
翌日の千穐楽はもっともっと盛り上がったことだと思います。
P.S.
この日の開演前挨拶は、春猿さんでした。
拍手は役者の大好物です。
拍手で何杯でもお代わりできますっておっしゃってました。
拍手で役者をのせてくださいって。
役者のために言ってるんじゃないんですよ、皆様のために言ってるんですよって。
役者をのせて最高の舞台をご覧になって帰ってくださいって。
春猿さんらしー(笑)。
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