ケンカ好きですか。
10月27日(土)は福岡市民会館にて、宝塚歌劇月組全国ツアー公演
「愛するには短すぎる/Heat on Beat!」の14時公演を見てきました。
龍真咲さんのトップ姿を初めて見ました。
昨年12月の全ツではまだ2番手さんでしたもんね。
大劇・東宝でのロミジュリを経ての各地でのお披露目。
たくさんの方に見ていただけたらいいですね。
しかし龍さん、等身すごすぎー なんつー小顔。
びっくりでした。
こりゃお衣装さんが放っておかないと思いますよー(笑)
着せ甲斐がある!
さて、お芝居「愛するには短すぎる」は、いかにも正塚先生らしい作品でした。
主人公は相変わらず、なかなか覚悟が決まらなくて。
彼女が傷つくって心配するけど、自分が傷つきたくないんでしょ。
この弱虫!
別に、順風満帆な未来を捨てろなんていいませんよ。
恋か仕事か、愛か自己実現(夢)か、はたまた家族か
の選択を迫られるシーンなんて誰にでも訪れる。
男でも女でも。
数日だけの自分勝手な悪い男になればいいじゃん。
自分だけはいつも良い奴でいようとするのがイラッとするのよ~ヽ(`◇´*)ノ
非難を受けてもいいじゃん。
覚悟を決めろよ。
ほんとマサツカ先生の主人公ってタチが悪いわ。
女たらしのくせに無駄に誠実でいようとするから。
本当の誠実ってそうじゃないから。
潔く、悪い奴と言われる男になんなさいよ。
こんな男、宝塚のトップスターが演じるんじゃなきゃ
非難轟々なんだから!!!!!
(さらにご丁寧に毎年決まった日に花なんか届けたりしたらめいわく!ゆるさん!)
がしかし。
龍さんだと素敵よねー。
と思わずゆるしてしまうのだ(笑)
でもマサツカ先生は勘違いしないように!
貴方がゆるされているんじゃなくて、龍さんがゆるされているんだから!(`◇´*)
・
なんてね。
イライラするのも懐かしかったです(笑)。
娘役トップの愛希れいかちゃん。
船上のウェルカムパーティで踊るロングドレス姿を見て最初に思ったのが
「この子、大和さんより大きい?」
大和悠河さんと身長変わらないか大きいか。
それくらい長身で、スタイルが良い娘役さんだと思いました。
最近はすごいなー(@_@;)と。
頸なんかまるでハリウッドの女優さんみたいにしっかりしてる。
それなのに、ちゃんと女性役に見える。
これはとりもなおさず宝塚の男役がどれほど板の上で男性に見えるように努力しているか
ってことだと思います。
そしてどんだけ長身ぞろいなんだってことですよね。
余談ではありますが、外の舞台で本物の男性に囲まれて、
1人だけ製造ラインがちがうファッションドールみたいに身長が飛び出していた
(リカちゃんとワタルくんたちの中にバービーが混じったみたいな)
悠河さんを思い出してつい、そんなことを思いました。
橋本さとしさんや市川月乃助さんやモデル出身の敦士さんや前川泰之さんが
お相手役のときは見場もよく麗しかったのだけど、相手を選びますよね…ムズカシイ。
と思ったばかりだったので。
龍さん演じる主人公フレッドの友人で劇作家のアンソニーを演じるのは
星組から組替えしてきた、美弥るりかちゃん。
去年、博多座で「めぐり会いは再び」のアジス王子を見てきゅんきゅんしちゃった思い出が。
この1億人の弟キャラめ!(≧▽≦)ってかんじで。
その美弥るりかちゃんが、とうこちゃんが演じたアンソニーを演じてる~
やっぱり芝居に星組出身の名残りが。
1人濃い芝居というか。自己アピール強いかんじとか。
その星組芝居風味が、アンソニーというキャラに合ってて良かったです。
イキイキとしててやんちゃな感じ。いいなーと思いました。
お化粧も星組の名残り。
ちょっと“ミニちえちゃん”風味。
そうだ。眉が \ / だったんですよ。
役に合わせてなのかしら。
(でもショーでも \ / だった気がする)
その眉を見るたびに笑っちゃいそうになってきゅんきゅんきました。
どうやら私は美弥るりかちゃんを見るときゅんきゅんするみたい。
これはヤバくない?
それにしても、去年博多座で見たときは感じなかったんですけど
龍さんと並ぶと等身の差があるなーって思っちゃいました。
龍さんの頭の小ささがすごいんでしょうけど。
これは龍さん並ぶ人を選びますねー。
その点で相手役の愛希れいかちゃんはぴったりですね。
デッキでの最後の夜シーン、客席ではすすり泣きの声が数多く聞こえました。
フレッドとバーバラの気持ち、きっと誰にもわかるものだと思いました。
夢のため、自分に課せられた責任のために今この想いを封印するフレッドが
私はスターを目指すタカラジェンヌにも重なって見えました。
船を下りて、それぞれの人生をがんばるフレッドとバーバラを応援したい。
そんな気持ちになりました。
でもせつないなぁ。身につまされる物語だなぁ。
龍さんの白いロングコートの背中を見ながら、良いものを見れてよかったなぁ
という満足感に浸ることができました。
龍さん、宝塚らしい澄んだトップスターになりそうですね。
新しい月組も楽しみだなぁと思いました。
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