誰しも浮き世ですよ。
11月22日は和文リテラシーが終わって
リバレインに新しくできたイングリッシュパブでランチをして
お隣りの博多座で新派特別公演「麥秋」と「滝の白糸」を見てきました。
「麥秋」は小津安二郎監督の名画で、やっぱり同じく小津作品の
「東京物語」みたいなかんじの作品を舞台化したもの。。。。
ていどの知識しかなく劇場に行ったので、1幕が終わったところで終演したと
思い込んでしまいました(笑)。
だって、あのあとお隣さんと結婚するんだよねってわかったし。
しあわせってなんだろうなぁって、しみじみ考えさせてもらったし
いい作品だったなぁって思って・・・(^^ゞ
だって、はじまりから事件という事件は起きないし、
それでも、日常そのものが、そこにいる人たちの思いが、
ただそれだけで、じーんときたんですもの。
いまここにいない、戦死した青年(登場人物たちの息子であり兄であり弟であり親友である)
を思って平和をかみしめるせつないシーンとか
妙齢のお嬢さん方と兄嫁との会話とか
なにげない言葉のやりとりが心にしみてきてうるうるして。