おさらばえ。
すっごい今更なのですが、昨年の12月21日に東京宝塚劇場にて
宝塚雪組公演「JIN-仁-」「GOLD SPARK」を見ました。
昨年の8月博多座「フットルース」にはまって、桂美海のデュエットダンスに感動して
12月の上京の際に退団公演見れないかなーーーと思っていたのですが
「プロミセス・プロミセス」がこの日だけはソワレのみなので、ここだ!とばかりに
チケットをお願いして、桂ちゃんのラストデイ数日前の公演にもぐりこみました。
もちろん2階のB席です。それでも見れてよかったです。
音月さんはやはりお上手だなぁ。
がしかし、フットルースのときのような身の丈以上のものに食らいつく感がなく
そつなくこなしているかんじがして、『キュン』がない私なのでした。
和物芝居もお上手だし。何の不満もないことが不満な私(笑)
いやもうこれって業ですかねー
お芝居は、やっぱり雪組さん和物がお上手だなぁ。
ラスト、音月さんに向かって皆で歌い上げるシーンにうるうるしました。
雪組の誇り。専科の誇り。同期の誇り。自分たちのトップさんを誇らしく思う気持ち。
そんな気持ちが、真ん中の音月さんに向かって溢れ出してた。
やっぱり宝塚っていいなぁって、そう思わせてくれてありがとう!と思いました。
劇中では、退団する花帆杏奈さん演ずる夕霧さんのシーンにやられました。
目の前に生きている人を大切にしようとする南方先生の気持ち。
死の間際において人として大切にされていることを夕霧さんは実感できたんじゃないかな。
きっとそうだと思いたい。
そこに流れる人と人との愛情のやりとりが胸に響きました。
脚本演出の齋藤先生の愛を感じました。
・
しばらく宝塚を見ない間に、組長さんだった方たちが専科へ異動されていて
この公演では飛鳥裕さんと夏美ようさんが専科として出演されてたのも
そうかーそうなんだなーって、なんだか感慨深かったです。
飛鳥さんはもちろん元雪組組長さん。
そして夏美さんは元花組と元星組の組長さん。
そこに元花組の未涼亜希さんと元星組の夢乃聖夏さんがいて。
夢乃さんは夏美さんの子分役だったりするのもなんかうれしかったです。
元宙組の早霧せいなさんは、全ツにも博多座にも来なかったので
ほんとうにひっさびさに見ることができてうれしかったです。
悠河さんの退団公演のときはもう組替えしてましたよね。
坂本龍馬役を演じている土佐弁のちぎちゃんに、
貴城けいさんが二重写しになって見える気がして、なんともいえない気持ちになりました。
そうか、こういう気持ちになるものなんだなぁ。
長く宝塚ファンでいて何人ものタカラジェンヌの退団を見てきた人の気持ちが
ちょっとだけわかる気がしました。
同じく元宙組の鳳翔大さんも悠河さんの退団公演以来でした。
そうか、雪組ではこういうかんじなのかー(ひときわ長身!)
そして同じくみっちゃんこと北翔海莉さんも。
いまは専科さんなんだなぁ。しみじみ。
桂ちゃん、まっつと同期なんだなぁ。しみじみ。
「仁」はそんなことを思いながらしみじみと見ました。
「GOLD SPARK」のほうは、ちょっとあれれ?でした。
B席で見たせいもあるのかもしれないけど。
オープニングから、似合わないお衣装の音月さんにえー?と思ったり。
(あの襟は音月さんには似合わないでしょう? もっと似合うの着せてあげてほしかった)
オルフェも、えーこれだけ? 何を見せたかったのだろう…だったし。
そのうち心を掴まれるかなぁと思って見ていたのですが、
とうとうデュエットダンスまで心を掴まれることがありませんでした。
デュエットダンスはさすがによかったです。
そうよ、これが見たかったの!!!と思いました。
桂美海のデュエットダンス、本当に好きです。本当にすてきー。
よいコンビでした。ほんとに。
桂ちゃん、美海ちゃん、ときめく気持ちをありがとう!
でした。
けど、そこへいたるまでの宝塚のいちばんの見物であるはずの黒燕尾でさえも
期待したほど高揚しなかったんですよね。
なんでかなぁ。いったい誰の咎? 演出?構成?
思ったのですが理由のひとつに、雪組生の燕尾の着こなしがいまひとつ
っていうのもある気がしました。
燕尾に限らず、他のショーのお衣装も着こなしがいまひとつだったような。
朝海さん、水さんの頃はこんなことなかったと思うんですけど、、、
上級生がたくさん抜けてしまって、皆さん若いからかなぁ。
せっかくスタイルいいのにせっかくダンス素敵なのに
お衣装がもっさり見えて、スタイルよく見えない、ダンス上手に見えないとなると
もったいないと思います。
衣装部さん、もっとたすけてあげてください~!
さすがに未涼さんは決まってたけど。
それから夢乃さんが星組出身らしいインパクトで目が離せませんでした。
燕尾の襟を持つ腕の角度からして星組だった(笑)
どうも私は星組出身の人が他組に異動になると、どうしても目が行ってしまうみたいです。
(現月の美弥るりかさんとかねー)
あの、1人でも多くのお客さんを自分に釘付けにしてやるー!という星組さん独特?の
気概は、やっぱり釣られてしまいます。単純だから(笑)
・・・などと上から目線で見てしまう自分がなんだか厭だなぁとも思いました。
そんなこともふっとぶくらい、誰かに夢中になる日が来るのかな?
悠河さんが退団して3年。
ようやくまた楽しく宝塚を見ることができるようになったなぁと思うのですが、
いまの私はまだまだ過渡期なのかなぁ。
どうなるんでしょ(^^ゞ
いつか、をたのしみにしてていいのかな。
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