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2013/05/02

美しきアンドロギュヌス。

4月28日と29日、東京国際フォーラムCホールにて
宝塚OGによる宝塚歌劇100周年プレ記念公演「DREAM LADIES」を見てきました。

懐かしいナンバーを新しい振付で、
しかも少人数でありながらこの迫力はさすがだと思いました。

このところ、かなめさんにうつつを抜かしている私ですが
やっぱりゆうがちゃんいいわー♡好きだわー♡と思いました。
いまの大和悠河が好き。

とんでもないプロポーションで(あのバストの厚み、ウエストの細さ、細腰はナニ(≧≦)?)
ハードなデザインのウエストをしぼりにしぼったジャケットとパンツスタイル。
ウェービーロングヘア。
その姿で、わたるさんと袖近くで不敵に嗤いアイコンタクトしてた瞬間なんて
脳みそ爆発しそうでした私。(ブルーイリューションのシーン)

まさにハンサムウーマン♡
わたるさんとのコンビいいわー(〃▽〃)

こういうシーン、最近の現役さんで見ない気がする。(私が見てないだけかもですが)
すごい衝撃だったの。

男役ではない。
でも男役以上にカッコイイ2人だと思ったの。
こういうのが好きなの。
こういうのが見たかったのーーー♡♡♡

まさに美しきアンドロギュヌス。

真琴つばささんを筆頭に、出演者は存在感のある方たちばかり。
いまも歌って踊ってカッコイイ方たちばかり。

マミさんは私、生の舞台を拝見するのは初めてだったのに、
もうまったく初めてって感じがしていなくて(笑)
(あとで考えたらそうだったのです)

ビデオをなんどもなんども見ていましたし、
スカイステージでイベントの司会をされる姿を拝見してましたし、
なんかすっかり親しみを感じていて(笑)

怒ったシーンの迫力がすごくって、毎回「こわ・・」って思いました(笑)
つまづいて落ち込んでるシーン、がんばるぞって自分を鼓舞するシーン、
皆に背中を押されるシーン、ほんとうに毎回その心の動きがわかって
お芝居の脚本とリアルが結びついて、私もうるっとしてました。
あれは、マミさんのリアルでもあり、他のOGさんたちのリアルでもあるなって。


湖月わたるさんは相変わらずカッコイイ。
もう、ますますカッコイくて、ますますキレがある!

ダンススタジオのシーンなんて、椅子ちっちゃすぎーって(笑)
身体も動きもビッグなんですもの。

ダンディズムのテーマ。
現役の頃よりさらに男前に感じました。
バックで流れている映像も、そうとう男前なんですけど、それ以上に。
大人の凄みってやつでしょうか。
うーんハンサム♡


貴城けいさんはフェミニンになられましたね。
「アメリカン・パイ」の朗読シーンは毎回、うるっとしました。
姿はフェミニンなのに、あの声とトーンで、ハンサムで優しい男性が目に浮かびます。
癒されます。
あの作品は、いま見たほうが感動しそうな気がするなぁ。

そして、マミさんからふられるアドリブ(笑)
「愛ってなに?」
28日マチネは、「甘く、強く、気高く」だったかな。
28日ソワレは、マミさんから「甘く、強く、気高く」は出てるからそれ以外と言われて
すっごく考えて「はかなく!」。
指を立てて、思いついて宣うときの表情がちょう可愛かったです。
マミさんに、またお願いって言われて、「もういい」って(笑)

にもかかわらず、29日楽では、マミさんから「甘く、強く、気高く、はかなく」は
もう出てるから、それ以外に4つと言われて、あせって
「えーと、えーと」と、うつむき気味にじたばたと考える姿が可愛くてたのしかったです。
ちゃんとベルばらの歌詞から4つ出ましたし!(笑) (でも忘れちゃいました、スミマセン)


悠河さんは、真っ赤なミニドレスがお似合いな女優役。
「薔薇に降る雨」のデートシーンのアテレコが面白かったです。

うめちゃん(高い女の子声)のアテレコと本人(キザな男役声)のアテレコの
切替えすごい(笑)
ファンは皆どっちも知ってるけどね(笑)
あらためてやられると芸(特技)になるんだーって(^^;

ルー(わたるさん)にいつもからかわれる役みたいだけど
ルーが落ち込んでいるときには元気づけているので、仲良い2人設定なんですね(笑)


2部のショーはもうほんとに見所満載でした。
ぜんぶは書ききれないです。

ショーのテーマって、ほんとうに、いつになっても口ずさめるものですね。
どれも懐かしかったです。
いままでのOG公演で歌われるショーのテーマはもっと古いものが多いので
懐かしいって感じはあまりしなかったのですが、
今回は、夢中ではまっていたものがほとんどで、
こんなふうなショーのテーマのメドレーまた聴きたいなぁって思いました。

風花舞さん、星奈優里さんのダンスがいっぱい見れてよかったなぁ。
お2人とも本当に好き♡

「FANTASISTA再生」感動しました。
さいしょの風花さんすてき。ゆうがちゃんがいるのに、つい見てしまう。
そして、皆さんのコーラス。
この人数でやっているとは思えない迫力で、鳥肌が立ちました。
皆さん、とてもすてきな表情で歌ってらっしゃる。
その表情にこちらも幸せな気持ちになり、元気と希望をいただいた気持ちになりました。

このシーンのゆうがさんの黄色いブラウス、そしてゴールドのぴったりしたパンツと
ロングブース姿、もう驚異でしかありませんでした。
かっこよすぎます。
しかも、ほっそーーーい!
ここまで容姿が武器になる人は、やっぱり稀有だわーとあらためて思いました。
ほんとに真ん中で輝く人だなぁ。

ドリーム・キングダムの「夢の城」を歌うかしちゃんがすてきでした。
齋藤恒芳先生のメロディってほんと難しいですよね。

おなじく恒芳先生の「青の洞窟」は、がいちさんの歌でわたるさんと星奈さんが踊るという
なんとも贅沢なことになっていました。
たぶん、本公演よりもクオリティが何倍も高くなっていたと思います。
わたるさん星奈さんを残して、にやりと笑って去っていくがいちさんにゾクっとしました。
白昼の稲妻のイヤーゴのこの笑みが好きだったのー。

「ヘミル」はただただ感動でした。
4年前よりも大人っぽくなったゆうがちゃんの歌い方がまた感慨深くて。
月日が良い具合に流れたのだなぁと思って。
29日は風邪のせいか、さらにハスキーヴォイスになってて色っぽかったです。
もう性別は完全に超越した存在でした。

「ジャズマニア」や「シャレード」も“いま”の大和悠河で見られて幸せでした。

「エンドレスドリーム」のバックで踊る、桐生園加さん、彩海早矢さん、真波そらさんが
とてもかっこよかったです。
とても女性とは思えない身のこなし。
こんなダンスが見れるのも、宝塚OG公演だからこそだなぁ。
とくに彩海さんは退団後初めて見て、こんなにダイナミックに踊る人だったんだと
びっくりしました。

ゲストは28日29日の3公演とも香寿たつきさんでした。
劇中のおばあちゃん、すごい演技力でした(笑)
そして声がウィルモア卿(@モンテ・クリスト伯)だった(笑)
「愛のプラハ」も「ラッキー・スター」も大好きなのでうれしかったです。
さすがの歌唱力も生で聴けて最高でした。


東京千穐楽の出演者挨拶のとき、マミさんがガイチさんを
「初風諄さんです」と紹介してしまい、両手両膝をついてorz←こんな状態で
しばらく立ち直れなくなってらっしゃいました(^^;
(たしか以前、宝塚の周年イベントかなにかでもありましたよね。マミさん紹介が鬼門~)

そのとき、すでにうるうるだったガイチさんも泣き笑いになってらっしゃいました(笑)。

1人ずつのご挨拶では、
彩音ちゃんが、香寿さんは初舞台のときのトップスターさんで、こうして一緒の舞台に立てて
幸せとおっしゃれば、マミさんが、初舞台のトップスターさんって特別だよねっておっしゃって。
星奈さんが日替わりゲストで2人の元相手役と組めて幸せだったとニコニコおっしゃり、
風花さんが、やんちゃな元亭主を持つと、、、と(ーー;)←こんなお顔で客席を笑わせられたり。

ガイチさんが、マミさんたーたんさんのお顔を見ながら、私たちはなつめさんの背中を見て、
その黒燕尾の素晴らしさを感じて育ちましたと。なつめさんが、いまここ(フォーラム)に
いてくださると感じています。と涙を浮かべておっしゃったのが感動的でした。

そのあいだじゅうから、なんだかゆうがさんの様子がおかしいなぁと思っていたら
ぼろぼろ泣いてたんです、ゆうがさん。
お顔をくしゃくしゃにして「なんで私泣いてるんだ」ってその訳は。
ずっとマミさんの背中を見て「なにか掴んでやろう」と必死だった下級生時代が
思い出されたんですって。
そして、「タカラヅカ」って言葉のもとに、客席も舞台の上も一つになれることに感動した
ともおっしゃっていました。
ほんとうに、胸が熱くなって堪えきれなくなってしまったのねぇと、
思わずもらい泣きしてしまいました。

出演者の皆さんが涙ぐみ、マミさんも涙で共演者、スタッフ、客席に感謝の言葉を語られ
ほんとうに感動の楽でした。
さいごにマミさんが『ありがとうございましたっ』とくねくねとおっしゃって、
やっぱりマミさんはマミさんでした*\(^o^)/*

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コメント

29日の千秋楽に観劇しました。最後のご挨拶で悠河さんが涙したシーン。これはあとあと尾を引くなと思った通り、彼女が涙した理由を毎日考えています。
あれは少し涙ぐんだというレベルではなく、油断していたら感情が全開になって嗚咽どころか大泣きしてしまうという勢いだったと思います。彼女はあえて抑えましたが。
外の世界で主役を張って頑張っていながら、純粋な気持ちを失わない悠河さんのこの上なく美しい内面を垣間見たようで、これからもっともっと彼女のことが好きになりそうでこわいくらいです。

投稿: ジャスティン | 2013/05/04 07:01

◇ジャスティンさん、
彼女自身の内面に湛えていたものが一気に決壊してしまったかんじでしたね。
来し方のこと、今この時、そしてこれから。
彼女がどうするのか、どうしようとしているのか。
誰のために、何のために、なにゆえに。
これからも大和悠河を見続けて生きたいなぁと思います。

投稿: theo | 2013/05/04 22:49

あの涙‥この世のものとは思えない位綺麗なのに 奢ることがないどころか、ピュア過ぎるほどの心根の持ち主に感じました。男役とかって言うより やっぱりユウガイズム‥悠河流だから どこまでもついて行ってしまいます‥仙台行ってきます。今回撮影がされていなく スカステでも見れないって何なのぉ~って思います…まぁ別ものではありますが。

投稿: cosmo | 2013/05/04 23:43

◇cosmoさん、
私も男役じゃなくて“いま”の彼女が好きです♡
あの肉体、あの魂、あの見得きり(笑)。
それを活かす道に重ねて精進していただきたいです。
彼女はさらに険しい道をこれからも歩んでいくのでしょうし
歩まなければならないのだと思います。
それを支えていく人たち(ファン)が彼女の宝物だと私には思えます。

仙台も行かれますか! (やっぱり!(笑))
もう驚かないですよー( ̄▽ ̄)
愉しんで来てください!!!
生で見た人だけのお愉しみですもんね。

投稿: theo | 2013/05/05 00:18

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