« そのひとと出逢ったときから世界は貌を変えた。 | トップページ | 利子をたっぷりつけて。 »

2013/05/27

利子もつけずに。

5月18日昼、21日夜、22日昼、東京宝塚劇場にて
宙組公演「モンテ・クリスト伯」「Amour de 99!!-99年の愛-」を見ました。

私にしてはめずらしく、遠征3日で3公演の観劇なのは
土曜日は夕方から所用があり、火曜日のマチネは某社の貸切だったためです。

貸切公演にもさまざまあって、カード会社や旅行社の貸切は私にも観劇のチャンスが
ありますが、学校貸切や企業の福利厚生または上得意様向けご招待貸切ですと
つてがないかぎりチャンスがないのです(u_u。)

でもおかげさまで、それぞれに観劇後、観劇前に公演について友人たちと
たっぷりお話でき、その後の観劇が深まった気がします。
いつもはこんなこともなく慌しくマチソワしているので貴重な時間がもててよかったです。

1日1公演ずつ3回見ましたけど、お芝居は3公演とも変化が見えました。
18日昼は、ムラで見慣れた安定のお芝居だったかな。若い生徒さんたちのお芝居が
かなりよくなっていたぶん、かなめさんがやや迫力不足にもかんじました。
(座席のせいかもしれません)

21日夜、なんだかお芝居全体が大きく変わった印象をうけた公演でした。
それまでの公演では、赦しを説こうとするファリア神父の言葉が信じられないというように、
だれにともなく叩きつけるように甲高く言い放っていた、そのため狂気をつよく感じさせていた
『利子もつけずに?!』が、
自分のなかのもう1人の自分に問うかのように、内向きの言い方に変わっていて、
僅かな冷静さが残っているように見えるぶん、どうしもうもない深い絶望、やりきれなさ、
無力感に打ちひしがれているように、感じられました。

ファリア神父とこういうやりとりを、何年も何年も、気が遠くなるほど何年も
つづけて来たのだろうな、、、と思わせる言い方で、
見ていてとても遣る瀬なく胸がしめつけられるようでした。

それ以外でも全体的に抑え気味でありながら、ずっと深いところにあるエドモンの苦しみを
じわりと感じさせるお芝居になっていたように思いました。

主役がからむ場面だけではなくて、決闘をやめさせようとするメルセデスとそれに対する
アルベールの応酬も、なんだかすごくよかったです。
気持ちがすごく入っていて間が絶妙でした。
アルベール、フランツ、ボーシャンの決闘前の場面も、それまで見たどの回より
さらに胸に響いてきました。

22日は、21日夜のお芝居を下敷きにさらに深まったようにかんじました。
メルセデスとの対決シーンのエドモンの瞳のせつなさが、それまで以上に
心に深く残っています。

自分が誰だかわかっていながら「伯爵夫人」と呼びかけるエドモンに対して
メルセデスが言う「もういいでしょう」の言い方が、前日までは気持ちをしぼり出すように
強く叫んでいたのが、くずおれるように弱弱しくなっていて、そこにいたるまでの
メルセデスの葛藤がすうっと心に届いてきました。
エドモンが変わったことでメルセデスも変わったのでしょうか。

こんなエドモン、そして宙組を見ていて
お芝居をつづけることで、役者の心境にも変化が生じるものなのだなぁ。
人間として、いっそうの深みを得ることもあるものなのかなぁと思いました。

(見ている私もなにかが深まるといいのですけど、、、うむむ、、、)


21日と22日のお芝居がとても私好みだったので、18日に一緒に観劇した友人に
6月にもまた観劇に上京するのですが一緒に見ませんか?とメールしたら
OKのお返事!!! 

やった!*\(^o^)/*
さらに深まったモンテ・クリスト伯を見ていただけたらうれしいな♪

彼女はオリジナルの○○書きで芝居好きな人。
まわりに元宝塚ファンが数人いるので4年前までは一緒に宝塚も見てた人。
(さいごに見たのが薔薇雨とのこと)
宝塚初観劇は、ムラ初演の「うたかたの恋」とのこと。
宝塚観劇歴は長いのに、宝塚ファンにはならないタイプの人(笑)。

(彼女曰く、宝塚ファンになるかならないかは、生まれつきの素養が関係あるらしい)

それでも誘えば見てくれて、きゃーとは言わないけれどたのしんでくれているらしい。
そういう見方をする方もいるのだなと。

いつも深く見ていてくれて、私が気づかなかったこともいっぱい感想を述べてくれて
一緒に観劇するのがたのしみな人なのだ。

で、お芝居が終わって感想をたずねたら、
「ふつ~~に面白かった。お芝居として」と。
つっこみどころはあれど、宝塚を見ているという意識じゃなく
お芝居を見ているかんじで面白かったらしいです。
ほぉ。

それと、宝塚はセンター付近に歌に難がある人がいるのがふつう、宝塚はそういうもの
と思っていたけど今日はいなかった、ということをさらっとおっしゃってた。
ははは。(ノーコメント)

「でもね、ショーで真ん中のひとに、もちょっとガシっと心を掴まれないかなともの足りなく
思ったりもしないではないのよ」と、私がかなめさん大絶賛中に申しましたならば、

「私はガシッと掴まれたことがないから、その気持ちはわからないな」とおっしゃった。
つまりそれは、かなめさん擁護ですか? あれ???

そっかーそっかー。

そして、これまで私を含め友人たちと宝塚を見るとき、誘った人が「良い」という人以外の
役者に目が行くことが多かったけど、今回はじめて誘った人(私)が「良い」と言う役者に
目がとまったとも。
*\(^o^)/*
もともと好みのタイプがちがうので、ちがう人に目が行くのはしょうがないのですけどもね。
私は、炎の人や光の人がタイプだけど、彼女は闇の人やクールな人がタイプだもの。

あれ? ということは、いつもとちがう道をすすんでいるのは私のほう???(悩)

つまり、かなめさんは彼女のタイプの範疇だけど、彼女は宝塚ファンにはならないという
結論でいいのかな。
これはよろこんでいいこと? ですよね?

宝塚ファンじゃない人が、また見てくれるくらいには気に入ってもらっているから
いいことなのだきっと。

こんどは結末をわかったうえで、伏線や各登場人物の芝居を
たのしんでもらえたらいいな。
そして、さらに深まったエドモンたちを。

やはり初見では、アルベールはあれでいいのかと思ったらしいので
(いきなり本当のお父さんが登場して母親と結ばれて、実の父と思っていた人は
あんなことになって)
2回目はアルベールに注目するといいかもしれないことを伝えておこう。

現代チームにはやはり違和感を覚えたらしいです。
とくにさいしょの登場のところは、えっ(ーー;)と。

あれは、石田先生の人の高まった期待を一回落とさずにいられないメンタリティと
組の主要メンバーに役をつくるための策とがなせる業じゃないかと私は思うのですが
観客にそういう事情は関係ないですものね。
いらないと思われたらそこまで。

(でも、りくちゃんたちの間が、ムラよりも格段によくなったこととか、ファンとしては
いろいろ感慨深くもあったのだけど、、、 無為にしないでがんばってることに涙。)

とにかく、2回見てくれることがうれしい!

今回は、一度ご覧になった非宝塚ファンや他組ファンの方がもう一度見たいとおっしゃって
チケットをとってくださるのが、すごくうれしいです。

とにかく見て見てー!
とてもいいから♡
私が言うと信用されないのが難ですけども
ほんとのことですよー。

ポスターで怯まないで、ぜひ劇場へ♡


さて、火曜日はゆうがにちゃんとお話。
どうして私たちはまたおなじ人に惹かれているのかとか(笑)。

面白かったです。
なっとくもした(笑)。

私はかなめさんの芝居が好き。
ファンになってから見た、ラインハルトもオスカルもエドモンも超好み。
見るまではどきどきなのに、見てみると、私の期待するところに、
カチッと照準が合う感じがしてる。
その快感にいまは夢中。

好きなのはかなめさんの芝居か、かなめさん自身か。
それはいまは私もわからないところ。

でもショーでもにやにやしてるから、やっぱりかなめさん自身と芝居と両方かなぁ。

どうやらやはり弱った人が好きらしいです、私。
銀英もオスカルもエドモンも、自信満々なところから非を責め立てられてすごく動揺する。
そのときの必死に立っているかなめさんが、めちゃめちゃ好きみたいです私。
プライド高い美人さんが困ってるー!(のを悟られないように懸命にふんばってる!)

一瞬のうちに脳裏にいろんなものが去来している(はずの)かなめさんの表情が好き。
(なーんも考えてなかったらどうしよう(^^; やきそば♡とか考えてたらどうしよう;;)

なんだかんだで、ゆうがにちゃんもおなじようなものでしょ???ね???
(とムリヤリうんといわせる(笑))

彼女のほうがもっとはるかに重症ですけどね(笑)。

私はかなめさんを大好き*\(^o^)/*と言って、
かなめさんがステキだから見て見て!と言って、
如何にかなめさんがステキかを語る時間が、たまらなく好き。
この愛しい時間をたいせつにしたいです。

|

« そのひとと出逢ったときから世界は貌を変えた。 | トップページ | 利子をたっぷりつけて。 »

コメント

こんばんは。ブログ読ませて頂きました(^^)
いつもながら深くご観劇なさっていて感心するばかりです。
宝塚は歴史があるので色々な方が色々な見方をなさっているのですね。
深いです。。。。
東京で深くなったお芝居を早く観たいです。
より、楽しみになりました(^^)

投稿: mi-mie | 2013/05/27 22:39

◇mi-mieさん、
芝居に正解はないというように、
見方にも正解はないのだと思います。
10人いれば10通りの感じ方が。
その人の人生、経験、そのときの心のありようで
感じるままに見ればいいのだと思います。

かなめさんはそのときどきで心が動くままに演じられるので
なんど見ても面白いですね。
ほんとうにお芝居が好きな人なのだなと思います。
今週ご観劇でしたよね。
たのしんで来てくださいね~

投稿: theo | 2013/05/28 07:42

その重症な人って誰のことですかね?
共通な事は 「弱ってる人が好き」 そこですかね。

投稿: 優雅に宝塚 | 2013/05/29 13:57

◇優雅に宝塚さま、
>その重症な人って誰のことですかね?
アナタに決まっています(笑)

>共通な事は 「弱ってる人が好き」 そこですかね。
ハイ。ゼッタイ。


投稿: theo | 2013/05/29 20:14

先日はお世話になりました。
とても久しぶりにコメントさせていただきます。
「弱っているひとが好き」
私もです(笑)
私がおっかけていた元トップさまはあんまりそういう役所なかったですけれど、私は気取られないように澄ましているひとも好きだし、死なない程度に弱っているお姿も好き(大好きな作家さまからサドと言われましたが)。

結局はエドモンを1回しか拝見できず、すんごく後悔しております。

投稿: 藤娘 | 2013/06/09 03:17

◇藤娘さん、
先日はありがとうございました!
モンテ・クリスト伯終わってしまいました(T_T)
エドモン、好きでした。。。
メルセデスから逃げるときの顔、、、
あの状況に戸惑っている表情が大好きで大好きで、、、
(エデ姫に告白された時の顔も)
状況を把握して、アルベールに殺されることを決意した顔も、、、

藤娘さんもお仲間でしたか!
「弱っているひとが好き」同盟でも作りたいですね(笑)

投稿: theo | 2013/06/10 21:44

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« そのひとと出逢ったときから世界は貌を変えた。 | トップページ | 利子をたっぷりつけて。 »