うれしやな。
6月13日、六月博多座大歌舞伎を見ました。
3月から6月初旬まで、宙組公演を追いかけて、
その間にはかなめさん特出のベルばら(大劇)や
ゆうがさん出演のOG公演(フォーラム)があったりもして。
なんだか抜け殻のようになって、咳も1ヶ月続いたり、身体もあちこち痛んだりしていたので
正直、あきらめていたのですが、日比谷に遠征中に録画していた、NHKローカルの
猿之助さんと中車さんのトーク番組を見て、その日の夜にやっぱり見に行くことにしました。
仕事はお休みだけど、和文の講座に行く日だったので、夜公演を。
体力がないので幕見にしようと思って、チケットカウンターへ。
見たいのはもちろん、四ノ切。
でも和文が終わるのが15時前。それから遅いランチをしても
19時半の開演まで時間があるなーと思っていたところに
チケットカウンターのおねえさんに、その前の五三桐はよろしいですか?
とすすめられ、あっさり見ることに決めました。
それならせっかくだから、その前の口上も見よう。
それならいっそ小栗栖の長兵衛も見よう。
ってなって、けっきょく夜公演の全部を幕見で見ることにしました(^^;
・
「小栗栖の長兵衛」は、長兵衛が中車さん、彼の父の長九郎を寿猿さん、
妹のおいねを笑三郎さん、妹婿の七之助を門之助さん、馬士の弥太八を右近さん、
庄屋の与茂作を欣弥さん、僧法善を猿弥さん、巫女の小鈴を春猿さん、
秀吉の家臣堀尾茂助吉晴を月乃助さん。
長兵衛のお父さん長九郎が、人に迷惑ばかりかけて困り者の息子のことを
すごーく愚痴って、一緒にいる娘婿の七之助さんの孝行ぶりをすごーく褒めてて。
村の皆がかなり同意するところを見ると、やっぱりかなりダメな息子なのかなとか、
メタクソにぼやいている長九郎は親としてどれくらい本気なのかなぁって思って見てて。
すると長兵衛さんが登場して、嫌がる巫女さんにお酌をさせようとしたり。
うーん、でもどれっくらい無法者なのか、長兵衛にもなにか思うところがあるのか、
なんだかよくわからないうちに簀巻きにされてしまって、
と思ったら光秀の首を討った英雄になっちゃって、皆がちやほやして。
ってかんじで、なんとなく、ここが!と思う間もなく終わってしまった、、、(^^;
いちばん好きだったところは、おいねさんと七之助さんがいちゃいちゃするところでした(笑)
「楼門五三桐」は、石川五右衛門が中車さん、真柴久吉が右近さんでした。
正直、疲れていたみたいで、、、
「絶景かな、絶景かな」と「世に盗人の種は尽きまじ」しか覚えていない、、、
あと、南禅寺の朱い欄干と桜が綺麗だった、、、(^^;
「義経千本桜」は、忠信と源九郎狐を四代目猿之助さん、義経を藤十郎さん、
静御前を秀太郎さん。
なんであんなに源九郎狐は可愛くていじらしいんでしょうね。
人ではないものの無垢? 権力やら瑣末なことに捕らわれないまっすぐな愛情?
大切なものへ、気持ちがまっすぐで、我知らず心も身体も動いてしまう。
そんないじらしさかなぁ。
四ノ切はもう一度幕見したいなぁ。と思ったのですが、
やはり気力と体力がついていきませんでした。
こんなチャンスはもうないかもしれないのに、、
なんというか、ことしはかなめさんでいっぱいいっぱいで、ずっとこんな調子かも。。。
タカラジェンヌにはタイムリミットがあるからなぁ。
刹那の花だから、、、しかたないの。(u_u。)
<覚え書>
「小栗栖の長兵衛」16:45開演、1,500円
「口上」18:10開演、1,000円
「楼門五三桐」19:00開演、800円
「義経千本桜」19:35開演、1,800円
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