いつだって。
11月23日と26日、東京宝塚劇場にて
宙組公演「風と共に去りぬ」を見てきました。
正直、3公演ぽっちじゃぜんぜん見たりません~~~~゚゚(´O`)°゚
かなめさんのバトラーは、ほんとうにほんとうにステキなのだ。
どうステキなのか、、、言葉では尽くせないけれど、ステキなのです。
なんというか、とてもせつないバトラーです。
この人、ほんとうに良い育ちなんだろうな。
人の弱さに寄り添える人なんだろうな。
心やさしい少年だったんだろうな。
そんな気がします。
チャールストンの裕福な家庭に育って。
でもどこか自分をとりまく環境になじめない。
孤独を知っている少年が青年になり大人の男になり。
自分の力で、自分を信じて、のしあがって
誰にもない魅力を備える男になった。
アトランタの貴婦人の1人であるメラニーに挨拶の言葉を掛けられたベルに
「よかったな」とそっと告げるバトラーが好きでした。
ベルはとっても気丈な女のようだけれど、ほんとうはとても純な人のようだ。
「こんな商売はしていても・・・」
人として神様の前では良い行いをしたいと思っている人みたい。
田舎から出てきた純朴そうなベティちゃんが、
だんだんと娼館の生活に慣れていっているのを見ていると
ベルもこうだったんだろうなぁと思う。
きっと口減らしのために田舎の家を出されて街へ来たんだろうなぁ。
寂しさと惨めさを、虚勢に変えて生きてきた人なんだろうなぁ。
慈しみに飢えて。
そんな彼女の心の傷を知っているバトラーは、
メラニーに声を掛けられたベルが、どんなに嬉しいか知っているんだなぁ。
それをそっと喜んであげるバトラー船長が大好きでした。