...be kind to him...he loves you so.
映画版『風と共に去りぬ』のDVDを見ました。
たぶん、ちゃんと見るのは初めてです。
原作小説の深みにはとうていかなわないけれど
でもとてもおもしろかったです。
映画のほうは登場人物の造形の魅力が勝っているかんじかな。
とにかく、ヴィヴィアン・リーのスカーレットが可愛い!
ワガママで自尊心が強くて、
相手の気持ちを思いやることを知らない
ほんとにひどい女性なんだけど、
こんなに可愛いくて魅力的なら、バトラーが夢中になるのも肯けます。
原作小説では、こんなひと、どこがいいのーーー!ふんとにもーーー!(ーー;)だったから。
いかに、見た目(目からの情報)が人の心に作用するものが大きいかを
痛感いたしました。身をもって。
スカーレットが強情だけど可愛く見える分、アシュレがひどい男に見えます。
映画はヒロインに同情的かな。
アシュレがどっちつかずの態度で彼女を縛りつけているような印象。
たしかに、原作でもそういう面はあり、それをバトラーが仄めかしたりもしてますが、
とにもかくにも、原作のスカーレットは強引すぎて、
それによってアシュレの自尊心を粉々にして、有無を言わさず彼女の思い通りに
してしまっているような部分も原作には描かれていたので
私はアシュレだけを責めることができない気がしたのです。