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2013/12/03

華のある人を育ててほしいな。

宝塚が宝塚である所以――
なにを以って宝塚と呼べるか。
それは、『華やかさ』と『夢』だと思うのです。

ほかの舞台ではなかなか見られないもの。
それが、人を魅了するのだと。

現実では有り得ないことも、在るように信じさせる力。
それだから男役も成立するし、
私たちに『夢見る力』も授けてくれる。

(じっさい、宝塚の舞台の上で繰り広げられるストーリーを受け容れられる私たちって
かなりそうとう『夢見力』があると思います^^;)

それがタカラジェンヌや宝塚の舞台のスタッフさんの『力』だと思います。

と、いまさらなことを書いておりますが、、、

先月、スカイステージのOGのインタビュー番組
「宝塚 DREAM FOEVER-100周年、そして、輝ける未来へ-」に登場した
元宙組トップ娘役、大和悠河さんの相手役だった陽月華さん(うめちゃん♡)。
彼女が語ってらしたことを聴きながら、いろんな思いが浮かんできました。

彼女が、自分には正統派な娘役は柄違いだと思っていたこと。
(彼女自身が、熱烈な宝塚ファンだからこそ、自分は…と思ってらしたみたい)
だから、正統派じゃない方向でいろいろ模索していたこと。

そんなことを語っていて、そうかぁ、うめちゃん自身も理想の娘役像と
自分のキャラとのあいだで葛藤があったんだなぁと。
インタビューを聴きながら、そうかぁそうだよねぇと感慨深かったです。

星組時代のうめちゃん、
宝塚の娘役の型におさまらないというか、のびのびと元気いっぱいで好きでした。
とても現代的でナチュラルなお芝居をして、コスチュームも華やかによく似合って
舞台でも目を惹く存在でした。

ショーで踊っている姿はイキイキとしてて愛らしくて。
見ていてほほ笑ましくて、こちらも元気がもらえて。しあわせになれました。

でも、そんなうめちゃんのことを、どうなの?と言う人もいらしたと思う。
肯定的に思っていた人ばかりじゃないと。

私は、迷走するうめちゃんの模索を見守っていた星組の組長さん副組長さんはじめ、
上級生やファンの皆さんのあたたかさが、素晴らしいなぁと思うのです。
その懐の深さが、うめちゃんを育てたんだなぁと。

たしかに、王道の植田先生のお芝居とは合わないタイプだったけれども、
逆に正塚先生のお芝居が合う、スタイリッシュな魅力のある娘役さんでした。

宙組のトップ娘役になってからも、他の誰にもない彼女だけの魅力を放ち
舞台に立つと目が離せない、華のある彼女が大好きでした。
なんだかんだといっても、宝塚の娘役さんにしか出せないピュアな魅力全開の
フェアリーだったもの♡

最近は研1で大劇場のヒロインをやれてしまう人とか
入団前から出来上がって入ってくる人も少なくないみたいで、
そういう生徒さんたちが活躍するのももちろん素晴らしいですが、
うめちゃんみたいに、迷走もしながら宝塚の中で育ち育てられる生徒さんも
いてほしいなぁと思います。
そういう生徒さんを、がんばれ(>_<)と思いながら見守るのも
宝塚ファンのたのしみですから。

って、前フリが長くて、なんの話かわからなくなってきましたが、
じつは、「うたかたの恋」以来、伶美うららちゃんが気になっています^^;
ステファニー皇后が麗しくてせつなくて。
DCのポスターのクララ・シューマンも美しいなぁ。

モンテ・クリスト伯では現代チームだったせいか、
あまり印象に残っていなかったのですが、、、
(ということは、コスチュームもの、貴婦人やお姫様が似合うのかな)

いまの風共のスカーレットⅡもメイベル嬢も、ドレス姿が美しくて目を奪われました。

実力派の娘役さんではないと思うけれども
わっかのドレスの華やかさに負けない艶やかさは、ああ宝塚を見てるわ~~
こんなきれいな人を見れてしあわせだわ~~~
と心を浮き立たせてくれました。
(ワガママな令嬢と心優しい令嬢の異なった2役のお芝居もよかったです)

そして、先日CSで見た悠未ひろさんのDSの映像で、
悠未さんと並んだ姿がとても素敵で

この華を育ててほしい
この娘役さんの成長を見つづけたいなぁ
って思ったんです。
(なんだかそれが、悠未さんのメッセージのようにも、、、
 私の都合の良い思い込みとは思いますが、そんな気がしたのです)

彼女が大きく育った姿が見れたら、それはそれは嬉しいだろうなぁ。

と、、、いやはや。かなりソラスキーな近頃の私です^^;
(とはいえなにより、カナメサンダイスキーですけども)

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